80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

TRANCYコンテナ

2015-05-31 13:47:20 | 中央東線方面
こんにちは。
東京地方、今日も暑くなりました。

連日の地震続きでなんとなく気が休まりませんね。
ゆうべは出かけていたので見事に帰宅の足を直撃されてしまいました。
地下鉄、私鉄は動いていてもJR山手線、京浜東北線、湘南新宿ラインなどなどすべてアウト。
一瞬3.11のときの徒歩帰宅が頭をよぎりましたが、なんとか電車で帰ることができました。


さて、7月発売がアナウンスされていたTOMIXのEH200。「HO情報室」になかなか進行情報が上がらないのでやきもきしていましたが、次回からテストショットが見られるようです。
EH500からの改造を何度も考えたのですが我慢した甲斐がありました。ハイクオリティな仕上がりに期待しましょう。

<83レ※:高尾~相模湖間,2009年5月19日撮影>
(※)列車番号は現在のものです。以下同じ。


中央東線のEH200牽引貨物列車でぜひ再現したいのが、タキ+コキ混成の83レと、TRANCY(日本トランスシティ(株))の白い20ftISOコンテナが目を引く2083レです。83レはタキを連結しない日があり、上の写真はちょうどそれに当たっているのでコキのみ4両の短い編成ですね。
あまり撮り鉄をしないので相変わらず資料写真がないのですが、2083レの写真が1枚見つかりました。上と同じ日に高尾駅を通過するところを撮ったのですが、シャッターを切るタイミングが早すぎたのでググッとトリミングしてあります。(笑)
この写真では2、3両目あたりにTRANCYコンテナを積んだコキがつながれてますが、最近は編成の後尾に1車2個ずつ、3両がつながれていることが多いようです。

<2083レ※:高尾駅,2009年5月19日撮影>


EH200の発売までにぜひこの白いTRANCYコンテナを導入したいのですが、ご存じのとおり1/80市場でのコンテナのアイテムの少なさはほとんど改善されていません。輸入物の87分の1は小さいし76分の1はデカい!!まさに“帯に短したすきに長し”状態なわけです。

<76分の1 3個は載らねーや!( ̄∇ ̄メ)の図>


当工場、さすがにコンテナの製造・改造はやったことがないのですが、精力的にスクラッチされている方のブログなども参考に、とりあえず3車分6個を作ってみようかと思います。
ちなみにこのコンテナは化成品のバルク輸送に使われているようです。バルクとは粉体やペレットなどを原料のままバラ積みする方法ですが、形状からは普通のドライコンテナにしか見えません。色々調べてみると、どうやらバルクライナーと呼ばれる“内袋”に入れた原料を積み、着荷主側ではダンプアップして下ろすようなシステムになっているようです。
日本トランスシティ(株)のHPにそのようすがわかる画像がありました。シャーシごとダンプアップしちゃうんですね。スゴイ!



作り方はフルスクラッチと既成品からの改造の二通りが考えられます。とりあえずどちらでも必要なのがコンテナ本体となる波板なので、先人の教え(笑)に従って、エバーグリーンの「メタルサイディング」を1枚買ってみました。#4530の山のピッチが3.2mmのものです。実物は側面に20本のリブというか山があって、これで作ると21~22本くらいと多めになりますが、見た目はそれほど変わらないはずです。アイテムで一番近い寸法のものはこれしかありません。



断面はこんな感じです。さすがエバーグリーン社製品。ムフフのクオリティですね♪



改造でいくならベースはTOMIXの30Aコンテナでしょう。天井のリブはISOコンテナと同じみたいなので、両側面と妻面1箇所を作り変えれば、そこそこ似たものができそうです。



底面のフォークの穴の数と形状が違いますが、必要な部分だけ黒く塗ればOKOK。扉のロック機構のロッド、ヒンジ、ハンドルのモールドは何とか活かせないかな~と目を細めながら眺めてますが、これはちょっと無理そうですな...



さて、浮気の連続で、もうどこまでが表でどこからが裏プロジェクトなんだかわからなくなりましたが、車両加工の気分転換に少しずつトライしてみようと思います。


TRANCYコンテナを舐めまわすように撮っている動画はこちら!(笑)
コンテナ観察 TRSU 050892 5 22G1 5099レ積載時 富士駅ホームから



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サハ164の製作1(車体の切り抜き)

2015-05-30 02:06:20 | 中央東線方面
こんばんは。

関東地方また地震ありましたね。
ちょうどワインの栓が抜けなくて格闘しているときにグラッときて、びくっと力が入った瞬間に抜けました。地震さまさまですが決して喜ばしいことではありません。


てことでサハ164いきます♪(^^)


改造タネ車は予告どおりKATOのモハ164Assyボディです。まず床板止めの位置を確認。切り継ぎで裏側がごちゃつく車端部に1ヶ所ありますね。なるべくこれを元に戻せるように、慎重に工程を考えないといけません。



なーんて言ってるそばからバリバリいっちゃいます!(笑)
今回は前後左右を入れ替えるだけでは収まらないので、改造が必要な区間をいったん全部切り取ってしまい、必要なパーツを順次埋め戻していく方法としました。
ただし、せっかく成形されているボディの「形」を崩してしまうと復元が大変なので、車体裾と幕板、それに妻板はとりあえず残すことにして、カッターで根気よく切り抜きました。



コーナー部の処理は妻板を犠牲にする方法としましたが、少しでも妻板を残したうえで側板を切り取るという、欲張った方法をとることにしたため、このように縦樋をガイドにして刃を入れました。ただ、縦樋の位置よりも側板の方が厚いため、斜め45°まではいきませんが、若干刃を斜めに入れています。



両サイドとも切り出したところです。まるでトロッコ列車に改造しているようです。(^^;



妻面はキノコ妻のようになりました。モールドを削って窓を埋める必要があります。ただ、屋根Rも復元しないといけないので、窓を埋めるよりt0.5で正規断面のものをつくり、上から貼り重ねてしまった方が楽かも知れませんね。



左右の側板を入れ替え、ドアの開閉方向を逆にするシミュレーションです。これで終われば楽なのですが、ここからさらに細かい切り継ぎ作業が待っています。切り継ぐというよりも、t0.5プラ板で作るベース側板に窓などのパーツをはめ込んでいく、と言った方がわかりやすいかも知れません。



クハ165冷房車用の床下機器がカツミから届きました。新設する700mmドアはエコーのパーツを使うことにします。これで主だった部品はすべて揃いました。




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1980年夏の記録

2015-05-28 23:13:32 | 実物・資料系(過去)
こんばんは。

先日、基準駅の話題のなかで急行「比叡」の話が出ました。関東の列車ではないため、とても手持ち写真などないと思っていたところ、1980年(昭和55年)夏に友人と九州旅行したときに乗っていたことが判明。写真も真正面ながら1枚だけありましたので、その前後に撮った写真と合わせて当時を振り返ってみたいと思います。
記録によると1980年8月26日に東京を出発。静岡や豊橋で途中下車しながらまる1日かけて在来線を乗り継いで大阪までたどり着き、夜行急行「雲仙・西海」で翌27日に九州入りしたようです。
35年前の鉄道シーンです。


最初は東京駅出発前に撮影したと思われる153系の写真です。「急行東海」のサボが見えます。このあと「比叡」や「雲仙・西海」に乗っているので、おそらく東京駅7:15頃発の東海1号と思われます。



これは静岡で途中下車して撮った写真です。皆さん覚えておられますでしょうか。この写真を撮る10日前、昭和55年8月16日の朝、静岡駅前の地下街で大規模なガス爆発が発生しました。10日経ったこの日もまだ重機が入って復旧作業の真っ最中でした。次の列車までの待ち時間を利用し、野次馬根性で撮影したようです。



静岡から乗った列車の記録はなく、おそらく113系の普通電車であろうと思います。豊橋で途中下車をしていました。
豊鉄市内線の路面電車と、後方に豊橋駅の駅ビルが見えます。車両はモ3100形3104号車。路面電車が駅前乗り入れを果たす遙か前の写真です。恐らく昼前後と思われるこの時間、電車が発車した後の2面1線の典型的な終端駅に人影はなく、のどかな風景が広がっています。



豊橋から名古屋までは名鉄に乗ったようです。飯田線と共用するホームで、乗務員が線路に降りてパノラマカーの前面サボの表示替えをするひとコマ。飯田線の旧国の写真は残念ながら見つかりませんでした。絶対撮ってるはずなんですが。。(笑)



新名古屋駅で慌てて撮ったであろう1枚は、内海行きの特急「とびうお」。座席指定のいわゆる海水浴特急のようです。車両は7700系ではないかと思います。



時間があったのか、栄まで足を伸ばし、地下鉄も撮影していました。名城線の「黄電」こと1100形大曽根行き。東山線にはまだモノコックの100形あたりが現役だったはずですが、写真は撮っていなかったようです。残念。
ちなみにわずかこの6年後、私は入社と同時に名古屋勤務を命ぜられ、以来名鉄、市営地下鉄が日常の一部になるのですが、この時は知る由もありませんでした。



そしてやっと登場しました。こちらが名古屋駅4番線ホームにたたずむクハ153を先頭にした急行「比叡」です。列車番号が401となっていますが、時間帯からみて403M、比叡3号のはずです。側面や車内などの写真は一切なし。プリントの裏に「比叡」「名古屋」と書いてなければ見逃すところでした。



次はいきなり夜の大阪駅と思われるホームの発車標の写真になっています。撮影時刻は20時をまわったところ。20:42発の「急行雲仙・西海」長崎・佐世保行が表示されています。その下は「特急しなの10号」で、発車ではなく到着時刻が20:07と表示され、行先欄は「大阪止」となっています。



露出不足ですが14系座席車の「雲仙・西海」の後部です。旧客や12系と比べ座席がリクライニングするだけでもマシ、と言いたいところですが、ちょっと起き上がるだけでバタンと戻ってしまう簡易リクライニングシートは、あまり気持ちのいいものではありませんでした。



翌朝、おそらく博多駅到着後に撮ったと思われる写真。長崎行「雲仙」の2号車に乗ったようです。ドア口に立つ友人は申し訳ないですが目隠しさせていただきました(笑)。荷物も持たず、ずいぶん安閑と構えているので、停車時間が長かったのかなと思い調べてみたところ、7:43着、7:49発ということで、長くもなく短くもなくといったところでした。
こちらのサイトの情報を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ちなみに「雲仙・西海」はこの年に廃止されました。それを見込んでのラスト乗車だったのかも知れません。



博多からは西鉄に乗ったようで、大牟田線の写真が出てきます。大宰府天満宮の写真などもあり、「鉄」2人旅にしては柄にもなく観光しているなと、写真を見ながら思わず苦笑してしまいます。
これは西鉄二日市駅で撮った600形620号車以下4連。プリントの裏には「600形改造車」とメモされています。おでこのライトを窓下に下ろし、方向幕を取り付けるなどの改造を経た姿ということでしょうか。この後ほどなく、アイスグリーンに塗色変更されたようです。



このアルバムの写真はここまでですが、確かこの後は大牟田まで西鉄に乗り、鹿児島本線で西鹿児島へ向かったはずです。
比叡の写真を紹介するはずが、ずいぶんと大ごとになってしまいました。
せっかくの機会なので、また続きの写真が見つかったら披露したいと思います。



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165系を169系化する(サハシの車体改造・完成編)

2015-05-28 09:57:25 | 信州全般方面
こんにちは。

サハシ165-0番台から169への改造が終了し、昨晩めでたく出場しました。(^^)


グリーンを塗装し・・・



窓ガラスを復元するのですが、これが結構大ごとです。このクリアパーツは窓ガラスであると同時に車体どめも兼ねているので、ドア窓やキッチン窓などの移動した窓は切り抜きつつ、床板のツメがロックする穴を元の位置に残さないと、後々のフォローが面倒なのです。天井板から出ているガラス押さえの突起も活かそうとしたので、ものすごく複雑な形に切ることになってしまったのですが、こちらは都合のいい位置に突起を新設すれば済む話だったなぁ・・・と後悔。。



公式側のようす。新設した2箇所の窓にはポリカ板をはめてありますが、斜めからすかしてみると他の窓との差がくっきりわかってしまうので接写禁止です。(^^;



こちらは非公式側のようす。こちらは新設窓はないので、すべて元の窓ガラスパーツをはめてあります。



段違いのキッチン窓は雰囲気出せたでしょうか?床下機器もだいぶ移動させていますので、サハシ165-0番台をお持ちの方は見比べてみてください。二度と作ることもないと思うので、記念の意味を込めて形式番号はサハシ169-1としました。



改造にあたり、いろいろ情報提供やアドバイスをいただいた皆さま、どうもありがとうございました。


*****おまけ*****

サハ164が浮気製造リストに正式に登録されたようです。(←他人事)(^^;

なんたってまず台車。サハシ165の169系化で捻出されたTR69があるじゃありませんか!世の中狭い♪
その他ガサゴソ探して、クーラーとKATO仕様の密連(伸縮機構なし)を確保。写真にはありませんが、ベンチレーターもたぶん確保できるはず。。



で、問題は床下機器ですが、写真考証の結果クハ165あたりがメンツ的には似ているようなので、ジャンクパーツと若干のスクラッチで何とかしようかと考えてはみたものの、最近すっかり染みついてしまった通販生活の誘惑には勝てず・・・


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モハ164-800番台の動力化2(駆動軸の改良)

2015-05-27 12:35:16 | 中央東線方面
こんにちは。今日も暑くなりましたね。


片台車駆動化したものの、フライホイールの軸ブレによって振動・騒音の大きかったモハ164ですが、普通のユニバーサルジョイントに置き換えて、無事、静かな走りをゲットしました。


写真は改造前のフライホイールが載った状態のもので、ピンセットでつまんでいるのが、これから置き換えるエンドウのユニバーサルジョイントです。「タイプⅡ」と呼ばれる小型車用ですが、頂き物BOXにあったのを見つけて使っただけで、通常のタイプでも問題なく入ると思います。
今回の改造ではKATOの台車とドライブシャフトをそのまま使うため、MPギヤと違い台車側にも関節があります。このため、写真では1組分のユニバーサルジョイントになっていますが、実際はこの2分の1(片側)だけを使います。そうしないと軸の中間にも関節ができて軸がたるんでしまいます...(^^;



台車側のドライブシャフトはφ1.5のようなので、手持ちのφ1.5-2.0とφ2.0-2.4の真鍮パイプを組み合わせて内径2mmの“受け口”をつくり、エンドウのプラ製ドライブシャフトのストッパー(正式に何ていうの?トルクを伝えるための出っ張ったスジです)を半分削って挿入しました。ただ、シャフト径は2mmより太かったようで、そのままでは入らず、耐水ペーパーでヤスッって細くしてから差し込みました。いずれも差し込んだだけで摩擦によって一応は固定されているようですが、念のため瞬着で固めてあります。



モーター軸にはメス側のジョイントを取り付けて元の位置に固定。これに台車側の軸を挿し込み、最後に台車を床板にパチンッ!とはめれば完成です♪



ウェイトは、エンドウで買った古い鉛板のものがどこかにあるはずなのですが、ちょっと行方不明なので、元々ついていたウェイト板(鉄板)の切れ端と、取り外したフライホイールで、せめてもの補重をすることにしました。合わせて15グラム。。かっる!(ー_ー;あとプラス10グラムは欲しいですが、まあ暫定ということで。



鉄板の方は床板の空間に仕込み、フライホイールは、床板のちょうどいい場所にウェイト板固定用の2mmネジ穴があったので、こんな感じでウェイト板と“ともどめ”にしてみました。ちょっと遊びすぎ?



かくして、実車にはない、フィルタリアクトルもどきの怪しい床下機器が出現しました。(^^;



試運転動画です。BGMとか編集は一切ありません。。
低速はものすごく静かです。中高速では少しだけ低音の唸りが出ますね。DF200に使った台車動力も同じような音がするんですが、これはKATO仕様なのかな?(笑)




ということで、めでたくモータライズできましたので、169系の付属編成用モハ168も、同じように施工していきたいと思います。


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*****さらにさらに*****

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投票期限は6月5日(金)15:00です。

AKB48チーム4(次期チームA)所属
佐々木優佳里(ささき ゆかり,ニックネーム:ゆかるん)


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