こんばんは。
不安材料は山ほどありますが、資料もそこそこ集まったので100系新幹線の製作を開始します。
ターゲットは編成中央にグリーン車、食堂車を含むダブルデッカー4両を挟み、100系の中でもひときわ豪華さを誇ったJR西日本のV編成=「グランドひかり」としました。シャープななかにも重厚感を漂わせるこの編成こそ、100系の魅力を十二分に引き出してくれると信じているからです。
そして「模型化のための編成」という考えをやめました。人生最後の編成モノになるかも知れないので(笑)最終目標はズバリ16連です。6連とか8連だと近鉄ビスタカーみたいになっちゃう、という見栄えの問題もありますが、グランドをやる以上はガチで勝負してみたいという意地もあります。もちろん一気にはできないので、3期ぐらいに分けて作ることになると思いますが・・・
そうなると「自宅で走らせられること」という制約条件も吹き飛びます。レンタルレイアウトか運転会で走らせられればいいやと思えば気持ちもラク。自宅で走らせたかったら、山陽区間のこだまのように4両くらいに縮めてサクッと走らせればいいわけで。
さあ、これだけ大見得を切ったからにはさっそく製作開始!といきたいところですが、ちょっとまて。まだ車体断面の検討が終わっていないのです。今回はまず、屋根の展開寸法を求めるための断面ゲージについてお話します。写真がないので読みにくい点はお許しください。
0系に比べ100系は大幅にリファインされた車両のように感じますが、実は寸法的にはかなり似ています。全幅、全長、全高はほぼ同じ(先頭車のノーズは長くなっていますが)、床面から窓までの高さや窓の天地寸法も変わりません。シートピッチが拡大した分、窓がスリムに見えるだけなのです。
一方、屋根構造は大きく変わり、エアコンが車端部に集中配置され、車体中央部については上屋根、下屋根という構造はなくなりました。
実は、今のところ確認できる情報はこれくらいなのです。0系では詳細な鋼体組立図を見ることができたのですが、今回はそのような資料がありません。形式図には側板の角度や屋根Rの開始地点の寸法などは一切入っていません。
唯一、雑誌の文章から解明できたのは次の2点でした。
1)車体断面は0系よりシャープになっている
2)二階建て車両の側板の傾きは3°である
2)は具体的で、かつ0系も3°だったので、二階建て以外の車両も含めて3°の傾きで上すぼまりになっていることは容易に想像できます。
じゃあ1)は?ということになると、極めて抽象的で、どこがどう変わったのかさっぱりわかりません。
しかし0系の写真とよーく見比べてみると、屋根カーブの開始点が高く、屋根の両肩のRが小さめになっていることがわかりました。0系ではドアのすぐ上から屋根Rが始まっているのに対し、100系は幕板の平面の幅が大きくなっています。具体的な寸法は不明ながら、ここを調整してやれば「シャープな断面」が実現できそうです。
以上の考察を踏まえて作図したのがこの断面ゲージです。破線の四角がスカート下端から屋根までの最大寸法を示し、車体断面はt0.4アイボリー紙を使う前提でその分を差し引いてあります。緑線は0系のもので、100系はそれより“いかり肩”なのがわかると思います。屋根Rの開始点の違いが比較しやすいようドアの位置を描き込んであります。
一方、各形式の窓寸法の方は雑誌の折込図面などからだいたい把握できたので、特に図面は引かず、パソコン上で直接原図を作成しようと思います。
かんじんの二階建て車両のうち、食堂車を除く178形、179形だけは図面がないのですが、二階グリーン席はほぼ同じ構造をもつ200系249形の図面があるので、それをもとに作図してみます。
さて華々しいことばかり書きましたが、いったいいつごろまでに何両作ることができるでしょうか??
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不安材料は山ほどありますが、資料もそこそこ集まったので100系新幹線の製作を開始します。
ターゲットは編成中央にグリーン車、食堂車を含むダブルデッカー4両を挟み、100系の中でもひときわ豪華さを誇ったJR西日本のV編成=「グランドひかり」としました。シャープななかにも重厚感を漂わせるこの編成こそ、100系の魅力を十二分に引き出してくれると信じているからです。
そして「模型化のための編成」という考えをやめました。人生最後の編成モノになるかも知れないので(笑)最終目標はズバリ16連です。6連とか8連だと近鉄ビスタカーみたいになっちゃう、という見栄えの問題もありますが、グランドをやる以上はガチで勝負してみたいという意地もあります。もちろん一気にはできないので、3期ぐらいに分けて作ることになると思いますが・・・
そうなると「自宅で走らせられること」という制約条件も吹き飛びます。レンタルレイアウトか運転会で走らせられればいいやと思えば気持ちもラク。自宅で走らせたかったら、山陽区間のこだまのように4両くらいに縮めてサクッと走らせればいいわけで。
さあ、これだけ大見得を切ったからにはさっそく製作開始!といきたいところですが、ちょっとまて。まだ車体断面の検討が終わっていないのです。今回はまず、屋根の展開寸法を求めるための断面ゲージについてお話します。写真がないので読みにくい点はお許しください。
0系に比べ100系は大幅にリファインされた車両のように感じますが、実は寸法的にはかなり似ています。全幅、全長、全高はほぼ同じ(先頭車のノーズは長くなっていますが)、床面から窓までの高さや窓の天地寸法も変わりません。シートピッチが拡大した分、窓がスリムに見えるだけなのです。
一方、屋根構造は大きく変わり、エアコンが車端部に集中配置され、車体中央部については上屋根、下屋根という構造はなくなりました。
実は、今のところ確認できる情報はこれくらいなのです。0系では詳細な鋼体組立図を見ることができたのですが、今回はそのような資料がありません。形式図には側板の角度や屋根Rの開始地点の寸法などは一切入っていません。
唯一、雑誌の文章から解明できたのは次の2点でした。
1)車体断面は0系よりシャープになっている
2)二階建て車両の側板の傾きは3°である
2)は具体的で、かつ0系も3°だったので、二階建て以外の車両も含めて3°の傾きで上すぼまりになっていることは容易に想像できます。
じゃあ1)は?ということになると、極めて抽象的で、どこがどう変わったのかさっぱりわかりません。
しかし0系の写真とよーく見比べてみると、屋根カーブの開始点が高く、屋根の両肩のRが小さめになっていることがわかりました。0系ではドアのすぐ上から屋根Rが始まっているのに対し、100系は幕板の平面の幅が大きくなっています。具体的な寸法は不明ながら、ここを調整してやれば「シャープな断面」が実現できそうです。
以上の考察を踏まえて作図したのがこの断面ゲージです。破線の四角がスカート下端から屋根までの最大寸法を示し、車体断面はt0.4アイボリー紙を使う前提でその分を差し引いてあります。緑線は0系のもので、100系はそれより“いかり肩”なのがわかると思います。屋根Rの開始点の違いが比較しやすいようドアの位置を描き込んであります。
一方、各形式の窓寸法の方は雑誌の折込図面などからだいたい把握できたので、特に図面は引かず、パソコン上で直接原図を作成しようと思います。
かんじんの二階建て車両のうち、食堂車を除く178形、179形だけは図面がないのですが、二階グリーン席はほぼ同じ構造をもつ200系249形の図面があるので、それをもとに作図してみます。
さて華々しいことばかり書きましたが、いったいいつごろまでに何両作ることができるでしょうか??
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