80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

グランドひかりの製作(序-1)

2010-08-31 23:46:08 | 新幹線
こんばんは。

不安材料は山ほどありますが、資料もそこそこ集まったので100系新幹線の製作を開始します。
ターゲットは編成中央にグリーン車、食堂車を含むダブルデッカー4両を挟み、100系の中でもひときわ豪華さを誇ったJR西日本のV編成=「グランドひかり」としました。シャープななかにも重厚感を漂わせるこの編成こそ、100系の魅力を十二分に引き出してくれると信じているからです。

そして「模型化のための編成」という考えをやめました。人生最後の編成モノになるかも知れないので(笑)最終目標はズバリ16連です。6連とか8連だと近鉄ビスタカーみたいになっちゃう、という見栄えの問題もありますが、グランドをやる以上はガチで勝負してみたいという意地もあります。もちろん一気にはできないので、3期ぐらいに分けて作ることになると思いますが・・・

そうなると「自宅で走らせられること」という制約条件も吹き飛びます。レンタルレイアウトか運転会で走らせられればいいやと思えば気持ちもラク。自宅で走らせたかったら、山陽区間のこだまのように4両くらいに縮めてサクッと走らせればいいわけで。


さあ、これだけ大見得を切ったからにはさっそく製作開始!といきたいところですが、ちょっとまて。まだ車体断面の検討が終わっていないのです。今回はまず、屋根の展開寸法を求めるための断面ゲージについてお話します。写真がないので読みにくい点はお許しください。


0系に比べ100系は大幅にリファインされた車両のように感じますが、実は寸法的にはかなり似ています。全幅、全長、全高はほぼ同じ(先頭車のノーズは長くなっていますが)、床面から窓までの高さや窓の天地寸法も変わりません。シートピッチが拡大した分、窓がスリムに見えるだけなのです。
一方、屋根構造は大きく変わり、エアコンが車端部に集中配置され、車体中央部については上屋根、下屋根という構造はなくなりました。

実は、今のところ確認できる情報はこれくらいなのです。0系では詳細な鋼体組立図を見ることができたのですが、今回はそのような資料がありません。形式図には側板の角度や屋根Rの開始地点の寸法などは一切入っていません。
唯一、雑誌の文章から解明できたのは次の2点でした。
 1)車体断面は0系よりシャープになっている
 2)二階建て車両の側板の傾きは3°である

2)は具体的で、かつ0系も3°だったので、二階建て以外の車両も含めて3°の傾きで上すぼまりになっていることは容易に想像できます。
じゃあ1)は?ということになると、極めて抽象的で、どこがどう変わったのかさっぱりわかりません。
しかし0系の写真とよーく見比べてみると、屋根カーブの開始点が高く、屋根の両肩のRが小さめになっていることがわかりました。0系ではドアのすぐ上から屋根Rが始まっているのに対し、100系は幕板の平面の幅が大きくなっています。具体的な寸法は不明ながら、ここを調整してやれば「シャープな断面」が実現できそうです。


以上の考察を踏まえて作図したのがこの断面ゲージです。破線の四角がスカート下端から屋根までの最大寸法を示し、車体断面はt0.4アイボリー紙を使う前提でその分を差し引いてあります。緑線は0系のもので、100系はそれより“いかり肩”なのがわかると思います。屋根Rの開始点の違いが比較しやすいようドアの位置を描き込んであります。



一方、各形式の窓寸法の方は雑誌の折込図面などからだいたい把握できたので、特に図面は引かず、パソコン上で直接原図を作成しようと思います。
かんじんの二階建て車両のうち、食堂車を除く178形、179形だけは図面がないのですが、二階グリーン席はほぼ同じ構造をもつ200系249形の図面があるので、それをもとに作図してみます。


さて華々しいことばかり書きましたが、いったいいつごろまでに何両作ることができるでしょうか??


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0系は任せた

2010-08-30 02:55:19 | 新幹線
こんばんは。

先日のJAM会場で見た、ボークス/造形村によるHOスケールのプラ0系新幹線は衝撃的でした。あのクオリティであの価格。もう完全にメロメロ状態なのね(^^;
造形村ウェブサイトに関連情報があがっています。


以来、わがペーパー製0系プロジェクトをどうしようか考えていて、ドクターイエローでどうかというご提案も頂きましたが、今のところDT200台車とPS200パンタがぎりぎり流用できる100系新幹線なんてどーかな?という気になっています。
JR東の200系の方がより0系に近いといえば近いのですが、やはり青+白のツートンカラーをまとった東海道・山陽新幹線こそが自分の中での「新幹線」像なものですから・・・
いずれにせよ、0系は造形村さんにくれぐれも宜しくお任せしたいと思います♪



いま、図面や資料をイチから調べなおしてます。
まだ現役車両が生き延びているからなのか、0系のインパクトがあまりに強すぎるからなのか、100系関係の資料は意外と少ないですね。
雑誌では折に触れ特集が組まれたりしているのですが、Webで公開されている写真は0系より遥かに少ない印象です。もちろん私自身で撮った写真は1枚もありません!(て自慢にもならないや・・・)
保存車も近くにはないですし。。


特に屋根上のようすがわかる写真は0系以上に少ないです。一番きれいに写っていたのは、KATOの「グランドひかり」を紹介したNゲージャーの方のサイトだったりします(^^;
模型のことは模型に聞け、という教訓がここでも生きていました。

0系改め100系プロジェクト。早く手を付けないと、またどこかのメーカーに先を越されてしまうかもナー


さて、実家を捜索していたらこんな写真を発見。見事に「0系とわたし」です。開業直後の東京駅でのスナップでしょうか。ちなみに隣にいる女の子はかみさんではなく幼稚園のお友だちということで。。



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EF13(箱型車体)の製作(その7)

2010-08-28 12:26:29 | 中央東線方面
お暑うございます。

長崎でついに200歳の高齢者が発見された、というニュースをチラ見しながらブログを書いています。もちろん戸籍上の話ですが、ショパンと同い年というのだから恐れ入ります。
宙に浮いた年金に宙に浮いた戸籍。まったくお粗末過ぎて何を信用したらいいんだか。
かくなる上は「除籍しようと確認作業を進めていた“300歳”の女性が健在であることがわかった」くらいのオチでもあれば、生命科学分野で巻き返しを図れる可能性はありますが。


てなことを考えていたら、実は宙に浮いた「模型」が山ほどあるという現実に赤面(^^;
で、まずはとにかくEF13です。
足回りやデッキ周りを避けていては完成はおぼつきません。

気合だ!

端梁後方の台枠はこんな感じになっています。この写真はEF10のものですがEF13もだいたい同じ構造になっています。横向きについたブレーキシリンダと台枠下端に支点をもつ大きなテコ棒が特徴です。



台枠の延長部分はt1.2プラ板から切り出しました。長さ21mm、上下幅7.5mmです。タネ車EF58の台枠はt1.5くらいあるので接合方法は別途考えないといけません。



φ2.5ドリルで休み穴をあけてカッターで切り抜きます。太い方の側は上下の梁だけ残して切り抜いてしまってもいいのですが、接合のための“のりしろ”がなくなってしまうので残してあります。最初の写真のようにブレーキシリンダで隠れてしまうので、抜けていなくてもわからないのと、ブレーキシリンダ自体の取付け台座もないと困るので。



要はこんな感じにつなげたいわけです。元々の横向きのブレーキテコが刺さっていた穴と台座があるものの、位置が違うのでそのまま使えません。新しい台枠の斜めの開始点付近まで移動させる必要があります。しかしこのままでは糸鋸もカッターも入りそうにありません。



試しに台枠をめくってみると、台枠は別のソケットで動力機構本体(ギヤボックス)に刺さっていて、この丸穴のあいた台座を切り取っても影響はないことがわかりました。



さらに引っ張ると台枠全体が分離でき集電板が現れました。台枠は支持も集電も担当しない完全なダミーでした。これで自由に台枠の加工が出来ます。



丸穴のあいた台座は、うまくやれば穴を潰さずに切り取れるようです。テープで仮止めしてシミュレーション。よし行ける行ける♪



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キハ47制覇

2010-08-24 20:09:18 | その他
こんにちは。
ゆうべ遅くに愛知から帰って参りました。

「鉄休み」とはいえ昨日は少し時間があったので、朝方に名鉄犬山線の写真を少し撮り、午後遅くなってからはJR美濃太田駅で高山線の気動車などを撮ってきました。
もう少し先の美濃太田車両区まで行けば、JR東海博物館(仮称)で展示予定の車両などがゴロゴロ留置されているという情報は、帰ってから知りました。時間的には行けたはずなのでとても残念です。なので、ここには「駅撮り」の結果しかご報告できませんのであしからず(^^;

まずは名鉄の方から。2011F「ポケモンミュースカイ」です。2008年から毎年恒例で登場するラッピング電車だとか。残念ながら半逆光になりました!



続いてJR東海美濃太田駅かいわいのようすです。午後3時半頃から5時頃まで構内も含めてぶらつきました。
まずは岐阜方で入れ替え中だったキハ40、48系3連のうちのキハ40 6309から。暖地形2000番代改造のワンマン対応車です。



駅はずれの運輸区の建物の前にはターンテーブルが残されていました。ペイントが新しく現役のようです。各地の鉄道敷地・施設が消えてゆくなかで貴重な存在ではないでしょうか? 使っているところをぜひ見てみたいものです。



駅構内で少し撮影します。「ワイドビューひだ14号」名古屋行きが2番線に到着しました。名車キハ82系を追いやった車両とはいえ、文字通りワイドな車窓風景が楽しめるスタイリッシュなデザインと軽快な走りっぷりで、新系列気動車の中では好きな車両のひとつ♪



対して、新系列ながらキハ85ほどの派手さがなくてあまり食指の動かない(笑)ローカル用キハ11系100番代です。キハ40系が機関換装して生き延びているので、いまだ天下を取れず不憫といえば不憫。とりあえず撮ってあげましょう。キハ11 106です。



とはいえ、時間帯によってはこのとおりキハ11で埋め尽くされることも・・・



夕方のラッシュへ向け、美濃太田車両区から4~5両で回送してきた車両をここでバラし、上下列車に分けて仕立てていきます。連結してジャンパ線を差しホロを貫通するまでの作業の速いこと・・・(^^;



JR美濃太田駅は2面4線に中線、側線をもつ中規模駅ですが、太多線列車の発車番線がいろいろかわったり車両区との出入庫列車があるので、高山方の出発信号機の表示は複雑です。



1番線に岐阜行のキハ47 5002+キハ47 6001が入線しました(写真はキハ47 5002)。JR東海に5両しかいないキハ47のうちの2両です。多治見から637Dで到着し、16時29分発岐阜行き744Dとなって出て行きました。



美濃太田駅からは長良川鉄道も出ています。15時28分発北濃行はナガラ300形303号車でした。初代レールバスを置き換えた16m級NDCでぶどう色塗装です。



次の16:20分湯の洞温泉口行となる車両は最新のナガラ500形503号車でした。この車両は塗装が初代に近く白地にオレンジ、青のストライプを入れたものになっていて、台車はボルスタレスです。



だいたい撮り終わって帰ろうと駅を出たら、1番線にキハ40系が5連で回送されてきました。金網が邪魔だけどとりあえず撮って、あとで車番を読んでみると・・・

↑岐阜方
キハ48 5501
キハ47 6002
キハ40 6307
キハ47 5001
キハ47 6003
↓高山・多治見方

なんとキハ47が3両!
ということは、先ほどの岐阜行の2両を含め、短時間のうちに5両全部にお目にかかれたということで何とラッキーなことでしょう(^^)v

金網ごしで綺麗には撮れませんでしたが、「掘り出しキハ40系の製作」でプロトタイプに設定したキハ47 5001の写真をお目にかけます。アハ、コイツもいいかげん完成させないと・・・(^^;;



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鉄休み中♪

2010-08-23 00:07:13 | その他
こんばんは。

前の記事のコメントにもちょっと書いたとおり、いま愛知県にあるカミさんの実家に家族で遊びに来ております。
20日にJAM初日を見て、帰宅早々荷物を車に積んで出発したのが21時前。八王子I.C.から談合坂くらいまでは問題なかったのに、笹子トンネルを抜けるあたりから睡魔の餌食に。双葉、諏訪湖と仮眠をとりながら各駅停車のように走り小牧I.C.を出たのは明け方の5時半。完全にドリーム号状態です。料金は土日ETC割引で千円ポッキリ(^^

で、ロケーション的には名鉄犬山線のジョイント音が間近に聞こえる環境にはあるのですが、いろいろ予定が詰まっていて、鉄関係は完全にお休み中です。

昨日は犬山市にある「松野屋」というお店で「田楽(でんがく)」を食してきました。ご存知ですか?でんがく。豆腐やイモ、タニシなどを串刺しにして赤味噌をつけて香ばしく焼いたものです。

写真は豆腐でんがく8本に菜めし、おしんこ、吸い物がついた定食です。だいぶ以前に食べたきり来る機会がなかったのですが、今回久しぶりにその素朴な味を楽しむことができ、大満足でした。



月曜まで滞在して、こんどはETC深夜割引(半額)で帰ります。ハードだけど背に腹は代えられないもんで・・・

帰ったら、JAMで受けた刺激を糧に、また模型づくりに励みます♪

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