80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

営団銀座線の製作3(前面の量産)

2012-08-30 02:50:23 | 私鉄電車
こんばんは。

いくらか夜は涼しくなってきましたね。セミに代わって秋の虫?が幅を利かせるようになってきました。

さて、モックアップでだいたいの構造と寸法が決まったので前面の量産に入ります。
1600形、1700形、1800形は両運なので2枚ずつ、2000形は片運なので2両分で2枚、合計8枚の前面をケガきます。形式は違えども全部同じ顔です。ただし中間付随車の1300形は若干寸法が違うので別にしました。



1枚ずつカットする前に、モックアップで試行したとおりコーナー部分の裏側に1.5mm幅でカッターを入れ、1/2くらいの厚さになるように表層を剥ぎ取ります。



ピンバイスにφ1.5mmドリルを逆さ(刃をチャック側)にしてくわえ、コーナー部を押しあてて曲げ癖をつけます。



いったん平面に戻して窓を抜き、内貼りを貼ります。旧型国電のように貫通ドアの窓にも桟があるため、スノーマット(外板)、いさみやt0.3方眼紙(内貼り)、ハガキ(貫通ドアの窓桟)の3枚重ねとしてあります。



急角度の折り曲げでひずみが出ないよう窓の両サイドに瞬間接着剤を流し、再びドリルの柄に巻きつけながらコーナーを曲げ、上端に合わせて全幅と前面Rを固定する板(スノーマット2枚重ね)を貼ったところです。テールライト部分にはφ2mmの穴をあけ、KSモデルのNo.989「テールケース」を裏側から差し込んであります(未接着)。



このテールケース、気動車・電車用ということでおもてから見た雰囲気は申し分ないのですが、裏から見ると電球を差し込むカップが大きくて、こんな状態になってしまいます(^^; 本当は丁度この位置に補強板を入れたいのですが、ちょっとこのままでは無理そうで工夫が必要です。



タイトルのように「量産」するはずだったのですが、何やかやと調整ごとが多く、結局今夜完成したのは1枚だけでした(^^;
ただ、だいたいの感触はつかめたので、残りは週末までに何とか作り上げたいと思う次第...




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営団銀座線の製作2(前面のモックアップ検討)

2012-08-29 02:51:27 | 私鉄電車
こんばんは。

久しぶりに電車を作っています。仕掛品のなかでも比較的新しい2012年モデル(^^;;
思い返せばこの車両に着手したのは今年の初めでした..

6両分の型紙はすでに1次ペーパー研ぎが終わっていたので1両ずつに切り離しておきます。5形式6両というほぼ一品生産品の寄せ集め状態。16m級なのでまるで路面電車かと思うくらいの小ささです。



前面関係がまったくケガけていないので、まずはこれに着手します。
実車の前面は貫通扉のある3枚窓ですが折妻ではなく、極めて緩く大きな半径の円弧とコーナーのRで構成されています(と思われます)。車体幅が狭く窓の端からすぐにコーナーのRが始まるため、曲げたときに窓のフチにひずみが出ないようにするにはどうしたらよいか、モックアップを作って検討することにしました。

検討といっても簡単なもので、要はこの写真のように曲げる部分の裏側の紙を剥いでやるのですが、その剥ぐ位置や幅をいくつか変えて最適な組み合わせを見つけ出したというわけです。写真では既に窓が抜いてありますが、窓抜きの前に一度コーナーを曲げてくせをつけてあります。



とりあえずの検討用なので窓隅と貫通扉上部のRは省略して四角四面に。。紙はいつも使っているスノーマットです。



いさみやの車体用方眼紙t0.3で裏打ちし、指で押して大きなRをあらあらつけておきます。



接着剤が乾いたら、窓の端がひずまないように定規をあてながら本格的にコーナーを曲げます。手は2本しかないので“曲げてるところ”の写真は撮れません。あしからず(^^;



形式図には前面の半径がいくつなのか記載がないため、感覚的にR=150mm(実物換算R=12,000mm)としました。



ちょっとマジックでいたずら書き。雰囲気はOK~(^_^)
ちなみに数字の前の+マークは出力増強車の印。電装解除されてサハになった1300形は○(マル)がつきます。




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レイアウトの電気工事3(エキシタの配線)

2012-08-27 01:08:32 | レイアウト
こんばんは。

昼間の火事の野次馬見物でせっかくの工作時間をムダにしてしまったので、電気工事が思うように進んでおりません(^^;

以前にちょっとお見せした20ピンコネクター。これはレイアウトとコントロールボードとを結ぶ生命線になります。
回線数が多いときは記憶に頼らずタグを付けて地道に配線すべし、とご助言をいただいてますが、ここはメインの受け口でありコネクターがあまりグラついても困るので、すべての回線をいったんラグ板で受け、そこから各所へ必要な配線を伸ばしていくことにしました。


まずはコネクターから出ているコードをすべて、ラグ板の端子をカシメてある穴に半田づけします。ここで順番を間違えると元も子もなくなってしまうので、配線し終わった後で何度も順番を確認しました。
コントロールボードは一番手前の駅セクションの前に置き、左右に2分割されている駅セクションのそれぞれに給電するため、コネクターは2組つくります。



駅セクションは裏側の中央に太い補強木材が通っているため、この手前にラグ板固定用の台座となる木片を貼り付けます。木工用ボンドのみを使用し釘などは用いていません。



ここへコネクターを取り付けたラグ板をネジ止めし、コードの中間は木片を枕にしてステープル4本で固定します。
そしてタグの代わりに、ラグ板の中央に回線名を印字した紙を貼りました。



このラグ板を起点にして駅ボードの裏側に配線していきます。
コネクターの右側に見える銀色の線は、駅構内4線分のフィーダーのコモン側をまとめるためのもので、0系新幹線を作った時にランボード表現用に使った平編銅線の余りを使いました。別に大電流を流すわけではありませんが、途中から何本も枝を出す必要がある場合はこのような裸銅線の方が被覆をむく手間がいらないので楽です。



このセクションの端にはもう1枚ラグ板があり、隣のセクションと結ぶコネクターケーブルを中継しています。上の写真ではある程度整然と配線できたのですが、こちらは気を緩めたのが災いしてご覧の通りクモの巣配線になってしまいました(^^;
ビニールテープでとめてあるのはポイントマシン用の配線で、リンク機構に使うφ1.5mmパイプがまだ入手できないため仮配線としてあるものです。



以上は2分割される駅セクションボードのうち右側のセクションへの配線のようすですが、これとほぼ同じボリュームの配線を左側のセクションへもしてやらなければなりません。あーしんど...(^^;


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河川敷が火の海だ!

2012-08-26 15:52:40 | その他
こんにちは。

12時をまわり、さて昼メシにでもするかと思っていたときのこと。
やけにヘリが上空を旋回するので裏口から表を見ると真っ黒い煙があがってるじゃありませんか!

とっさにデジカメを持って煙の方向へ走ると、どうやら民家ではなく多摩川の方から立ちのぼっているもよう。
近寄ってみれば府中四谷橋から下流側の左岸(府中市側)が猛烈な勢いで燃えています。これはかなり危険な状態。



やじうま根性丸出しで橋を渡り振り返ると、折からの強風に煽られてすでに橋の上まで煙が..



すでに消防隊が到着して消火を始めていましたが、ここ数週間まともな雨が降っておらず乾燥した草は燃え放題。



燃えた範囲は500mにも及ぶでしょうか。中央奥に聖蹟桜ヶ丘のショッピングセンターが見えます。京王線の鉄橋までは距離があるのと風向きが反対だったので通常通り運転していたようです。



橋が封鎖されてしまったので帰るに帰れず、結局、鎮火して通行止めが解除されるまでの2時間近く、消火の一部始終を見守ることになってしまいました。自業自得ですが(^^;


あらかた鎮火した後も念入りに水をかけ続けます。霧の中にはきれいな虹がかかっていました。



原因はわかっていませんが、普段は火の気のないところですから、誰かが河川敷で火を使おうとして燃え移ったか消火が不十分だった可能性が高いと思います。

川の近くに引っ越して以来、豪雨のたびに戦々恐々としていましたが、こんな野火で肝を冷やすとは意外でした。

皆様も火の始末には十分ご注意を。
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レイアウトの電気工事2(ポイントマシンの取付準備)

2012-08-24 19:06:45 | レイアウト
こんばんは。残暑お見舞い申し上げます~

京王線地下化工事の見学以来、どうも燃え尽き症候群に陥ってブログが放置状態となってしまいましたm(_._)m
レイアウトの電機工事についてちょっとだけ進展したのでご報告します。


埃だらけだったポイントマシンが整備できたので、次はこれを取り付ける番ですが、マシンとポイントを結ぶリンク(φ1.0真鍮線)を通す細密パイプ(エコー)を切らしていました。急ぎ通販で注文し、到着するまでにマシンの取付準備をしておくことにしました。もちろん新品の時はマシンにパイプが付属していたのですが、先代のレイアウトを作った時に切り刻んでしまい、さらに接着剤でかたく固定してしまったため再利用を諦めざるを得ませんでした。



説明書にしたがって指定の位置にパイプを通す穴を開けます。寸法出ししやすいように治具を作りました。ペーパーの切れ端に19mm間隔で穴をあけただけのものです。本当は真鍮やプラ板で作るべきですが、何十か所もあけるわけではないのでこれで十分。ただ、線路の中央に乗るようにゲージとトングレールの内幅に合わせた裏紙が貼ってあります。



トングレール側の穴にドリルを入れて位置決めをしたら、もう一方の穴に入れ換えて穴を開けますが、写真の状態のままドリルをぐりぐり回すとすぐに治具の穴が広がってしまうので、少しだけ掘った段階で治具は外して掘り進めます。



テキトーな位置に「足」をつけているのでマシンの位置決めは出たとこ勝負。説明書ではパイプから20mmの位置にマシン側の作用点がくるように取り付けることとされていますが、そんなのムリ!



こういうケースについては仕方がないので「どう腕を伸ばすか」1か所ずつ図面を描いてカスタマイズしていきます。



これはコントロールボードとレイアウトを結ぶ一番根っこのコネクターケーブル。ものはPC用の電源延長ケーブルで20ピンあり、これを2組使って連結します。みてるだけでお腹いっぱいになりますが、間違わずに配線するには面倒でも1本ずつタグをつけるしかないのかなぁと覚悟は決めたものの手が出ません(^^;



気分転換に久々に銀座線(覚えてます?)でもいじりますか(^_^)


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コメント (5)
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