80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

【レイアウト】初鹿野ライクなセクション(3)

2022-04-26 22:30:46 | レイアウト
レイアウトは微速度前進で進んでいます。

写真は3つのボードから成る“初鹿野ライクなセクション”のいちばん左側のボードに、外回り線の路盤を施工したところです。ほぼトンネル内となるためR700で設計したのですが、なんか急だナと思って測り直したらR600になってました。R700で中心線を引いてみるとギリ路盤からはみ出ない!見えない部分なのでこれでいくことに。。



デスク上には左右に2か所、電源コードやLANケーブルなどを通す穴が設けられていてフタの出っ張りがあって、最初はボードの裏を彫刻刀でコリコリ削るつもりでしたが、面倒なので丸穴を開けてしまいました。デスクまわりの配線が整理できて便利な穴ですが、山肌からLANケーブルがにゅっと出てるのもナンだなと思い埋め込みとします。



横吹高架橋をイメージした橋台・橋脚ですが一部がこんなことに。現物も「よくぞこんな場所に」と思うほどの急峻な山肌にへばりついて建てられていますが、いくら裾の方は地面で隠れるからといってこのお座なり感はいけません。もう少しちゃんと補強しないと・・・。



内回り線の路盤、橋台、橋脚、ガーダー橋を仮置きし、カーブ、高さとも問題ないことを確認。外回り線はどうせトンネルで隠れるからとKATOのユニトラックを仕込むことにしました。半径もさらに拡大してR790が入ることを確認。もちろんここまでやると内側のはみ出し量が限度を超えるので路盤の拡幅を行います。





さて、話題変わりますがPLUMの115系300番台のテストショット(3D-CAD)が公開されました。
確かに「既にかっこいい!」のは同感なんですが、な〜んとなく窓と柱のバランスや、窓幅と天地寸法のバランスが悪いような・・・?



これ、どなたかのTweetでも見かけましたが「窓幅」の解釈大丈夫でしょうか。形式が違いますが同類のユニットサッシをサンプルに出します。本来BとなるべきところをAで設計してないかなーと。上の側面画像を測ってみると柱÷窓は0.36、一方実車は0.29(柱314mm:窓1082mm)と結構違っています。Aで測ってみるとだいたい0.3ぐらいになるので、うーん画像が荒いのでなんとも言えませんがちょっと心配。思い過ごし、目の錯覚であってほしい。。。製品は大いに期待してますので♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EN22を回収せよ

2022-04-20 03:45:00 | 中央東線方面
巷を賑わせているPLUMの209系ですがハコモノファンの皆様のご予定はいかがでしょうか。
先ごろ公表された3D-CAD画像と価格を見る限りコスパ的にはかなり魅力的な仕上がりが期待できそうです。

実は管理人、導入すべきか非常に迷っておりまして、企画が発表された直後にはE501系に改造だ!と意気込んだものの、床下機器が違いすぎるしパンタ周辺の高圧機器も昭和なエンドウ製じゃあ半分もカバーできそうにない等々、一気に意気消沈したのであります。

しかし先日E233系の観察のために高円寺駅の緩行線ホームでカメラを構えていると予期もせずこちらの編成が滑り込んできて「さあ作ってみろよ」とたたみかける。(笑)E233系のスクラッチを決めてしまった(作るとは言ってないw)後だけにどうしようか迷ったのですが、“ある問題”が解決したら作ってもいいかなという気になってきました。

(常磐線から転入した209系1000番台/トタ82編成/2022年4月8日 高円寺駅にて)


ある問題とはほかでもないモーター問題です。天のコアレスパワトラとかIMONモーターなどを比較検討してみましたが、プラ車両といえども10連ともなれば編成中の台数を多めにしないと安定した走りは期待できないのではないか・・・との疑念が拭えず、EN22信奉者としてはコイツを編成中に2基ビシッと仕込んでシンプルにまとめてみたいと思うのです。

で、タイトルの話につながります。秘密のストックが1台あるのはわかっているのですが、さてもう1台は見つかるのだろうか。
ストックはおおかた仕掛り車両に割り振ってしまったのでこれ以上出てきそうにないが・・・と思った矢先に見つけました。

富士急行(あ、4月からは富士山麓電鉄ですかね?)のモハ3100系であります。たしかここに1台積んでたはず・・・



ありました。しかも片台車駆動という贅沢な使い方。黒いカバーが巻いてあるので電動車ユニットを転用したもののようですが記憶なしです。



モーターとウェイトを外します。



代わりに“秋葉原モーター二世”ともいうべきFK-130SHを取り付けることにします。MCR3B00の代用として少し前にまとまった数を購入しておいたもの。2両編成ならこれで十分でしょう。仕掛り品から外してきたので自家製のブラケットが付いていて好都合です。ユニバーサルジョイントはグレーのTypeⅡが付いていて、少し硬いですがノーマルに付かないこともないですが、手持ちのノーマルタイプの余りがあったので交換しておきました。



後ろ側のブラケットも真鍮板で自作。かなりいい加減な形ですが保持できれば何でもオッケー。



床上からみたところ。EN22より2割ぐらい小ぶりなはずですが床上の突出量はあまり変わりませんでした。もっとも既に板ウエイトがガンガン積んであるので内装はあまり期待できませんが。。



かくしてEN22が2台確保できました。あとは木曜の10時に本体の予約をポチるだけです。
あれ?そういえばサハのセット形態や値段て発表されてましたっけ??



コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レイアウト】初鹿野ライクなセクション(2)

2022-04-18 11:48:57 | レイアウト
レイアウト製作の続きです。
年度が明けたら本当はもっと車両もレイアウトもグイグイいくはずだったんですがうまいこといきません。牛歩です。。

現在製作中のセクションの両隣に配置するベースボードを切り出したので、イメージアップのために所定の場所に置いてみました。ロケーションは机の奥、机と壁の間になります。手前側にくる1枚はまだ両端の“ついたて”を組み立てていないのでとりあえず2枚だけ置いた状態です。トラス橋と壁の間はもう3,4センチ空けたかったのですが、用地難につきこれでがまん・・・



ガーダー橋の橋台と橋脚に使うため津川洋行の「シーナリーペーパー」を買いに行ったところ、こんな橋台を見つけてしまいました。発売元はモーリンで、スタイロフォームをカットしてグレーに塗装済みのものです。特に凝ったデザインでもなく、端材で自作できるっちゃーできますが面白そうだったので買ってみました。



上下に木材を継ぎ足して高さを合わせます。この時点ですでに「製品とは何だったのか」状態。



レンガ模様と一部石積み模様のシーナリーペーパーを巻いて橋台の出来上がり。もはや製品の面影なし。モーリンさんすみません。。でも前作と比べれば格段にリアリティが増していい感じです。



レール敷設も近いので検測車を出してきました。前作の時も活躍した“キレンジャー”こと921-1形新幹線軌道検測車です。軌道面がちゃんとしていないと中間台車が脱線するというスグレモノ(どこがw)。至福のひと時のためにレール敷設は慎重にいきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レイアウト】初鹿野ライクなセクション(1)

2022-04-11 18:13:11 | レイアウト
久しぶりにレイアウト工作を再開しました。しばらくはレイアウト3、車両7ぐらいの割合の二刀流(笑)で進めてまいります。

「初鹿野ライクなセクション」てナニ?という方のために再掲します。単線時代の中央本線の初鹿野(現甲斐大和)~勝沼(現勝沼ぶどう郷)間に存在したこんな崖っぷち区間を再現しようとしています。

(「鉄道青春時代ー中央線」(電気者研究会)より)


一度はかろうじて周回運転できるところまで完成していたのですが訳あって解体。心機一転、作り直しを始めたというわけです。



ベースとなる9mm厚ベニヤを切り出します。解体したセクションのものを再利用しています。元々1.8mあったものを3分割する形となり、このセクションは700mあります。奥行きは狭い方が250mm、広い方が320mmで机の上に置くためにギリギリまで狭くしました。



今まではノコギリを引いて地道にベースボードを切り出していたのですが、歳のせいかだんだん億劫になってきたのでマシーンを購入しました。マシーンといってもジグソーの安価なエントリーモデルです。曲線の切り抜きも楽でスピードも速い反面、ものすごい騒音を発するのには参りました。電動工具というよりはまるでエンジン工具ww。残念ながら夜中にちょっとだけ工作・・・という使い方はできないようです。



両サイドに横板を立てます。加工のしやすいファルカタ集成材を使用。奥側の外回り線は内回り線より40mm高くしてあります。従前は50mm以上ありましたが勾配がきつすぎるため低くしました。



外回り線に架かるトラス橋を復活します。足で引っかけたりしてレイアウト解体前からバラバラになっていたものです。ATLAS社製のHOスケール。



流水でホコリを洗い流します。



実物では絶対あってはならぬ上弦材の破断!瞬着で補修しましたが力学的にはどうやら「引っ張り」の力が加わる部分のようでヤバいかもです。もともとこの製品はオールプラ製ですがかなり強くできており重量級電機の重連でも問題なく通過するので、ちゃんと補修した方がよさそうですね。。



仮置きするとこんな感じ。内回り線のガーダー橋も前作からの再利用品ですが、内外回りとも前作より10~20mm高くなるため、より渓谷感が出しやすいものと期待。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり中央東線

2022-04-09 01:46:44 | 中央東線方面
桜前線も順調に北上を続けているようでいよいよ列島全体が春モードに突入ですね

こちらの写真は1週間前に撮影した中央線東中野~中野間の「お立ち台」。満開の桜の下を行き交う電車は絵になります。
しかし最盛期に比べると桜の本数も減り、黄色い絨毯を敷き詰めたような菜の花との共演もほとんど見られなくなってしまったのは寂しい限り。



さて、新年度になって空き時間が増えたものの工作の方が進みません。仕掛り品が多すぎてどこから手を付けたらよいやら・・・
ネットを徘徊する時間ばかり増えてもんもんとしていたところ、レイアウト作りに好適なアイテムを発見し、ようやく重い腰を上げることができました。

コンクリート吹き付けの防護壁が簡単に作れるという「斜面防護壁」で発売元はポポプロ。軟質コルクをレーザーカットしたものだそうで、道半ばにして解体の憂き目にあった「初鹿野ライクなセクション」の再建にこれはうってつけ!



問題はそのセクションの置き場で、何度も図面を描き直したものの決定打が見つからず、結局、仕事机の向きを変えて机の上にのっけてしまうことにしました。あまりはみ出してもアレなので壁と机の間を15センチほど空け、ここに30数センチ幅の「初鹿野ライクなセクション」を置きます。目の保養にはなりますが、これはもう仕事が手につかない未来しか見えません。



ということでレイアウトもしかりなのですが、2022年は車両の方も少し整理して中央東線モノに絞り込んでいこうかという考えに至りました。選択と集中、原点回帰であります。例の「EN22問題」も少し影響しています。今後よさげな代替品が見つかるまでは手持ちのモーターでしのぐしかありません。
まあ単に粗製乱造をやめればいいだけの話ですが、それができないのが浮気人間のサガなもので。。

ということで、まずはJRQの305系プロジェクトをいったんバラし、台車(DT64/TR249)、床板、動力機構一式を転用して中央線のE233系を作ることにしました。屋根の構造が複雑すぎてギブアップした・・・というのが本音ですが、あくまで公式見解は「選択と集中」です。キリッ!



いまウチに在籍する中央線の通勤車両は101系と103系があるので順番からいけば201系になるのですが、仮にPLUMを作るとほぼ新造扱いになってしまうので台車が流用できるE233系になりました。

実をいうとこの電車(というかE2**系全般かな)はあまり食指が動かないんですね。初めて顔を観たとき、ゴメン君とは仲良くなれないわ・・・って思いましたもん。。笑笑

じゃあ無理して作らんでも・・・と思う反面、愛する中央線の仲間だし、ビルの谷間から解放して緑の野山に放り込むと案外なじんじゃうし、なんならカッコいいと言えるレベルなのに最近気づきました。

(高尾~相模湖間にて 2009.5.19)


(新桂川橋梁にて 2017.5.4)

あと、図面見てて思ったのですが、割と作りにくそうな顔をしているように見えて実は「平妻」という衝撃の事実。もちろん垂直方向には優雅にカーブしていて両サイドも丸味を帯びていますが、実は中央部分がパッツンなんですね。これなら作れるわって感じです。



むしろこのステンレスの質感表現の方が数倍難しいです。しかし今はシルバーだけでも何種類も塗料が出ていますし、キラッっと光る作例なんか見ちゃうとさすがにシルバーの缶スプレー吹いて終わり・・・というわけにもいかないので、勉強の意味で塗り分けに挑戦してみるのもいいかなと。



実はこれに似たステンレス車体の電車は大糸線のE127系100番台で製作したことがあります。その時は簡易的とはいえ2種類の質感表現にチャレンジして割といい雰囲気が出せたので、ちょっと味をしめてたりして。。屋根のビード(補強リブ)もこの時の製法が活かせそうです。



床下機器はエアタンクなどを除いてほぼ100パーセントスクラッチ覚悟。幸いバイブルはあるし現物も近くを走っているので何とかなるでしょう。



305系は6両編成だったのでとりあえず6両分のパーツがあります。残りの4両分のパーツも明日到着するので、夏の終わりごろまでには形になるといいなぁ・・・と第三者目線で淡い目標を立てておくことにします。笑


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする