80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

悶々と・・・

2016-10-30 21:49:15 | 中央東線方面
こんばんは。めっきり寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。久々の投稿ですみません。


毎年のことですが秋口になると仕事が立て込んできます。模型製作も一気にペースダウン。。


こちら準急アルプスのラインナップです。左からマヌ34、スニ30、ナロハネ10、オロ36、ナハ10×2、オハ46(今のはまだスハ43笑)×2、スハフ42。
これがあと2週間後に花月園のレイアウトを快走しているとは・・・




到底思えませんなぁ。。(^^ゞ



特にこのあたりが怪しい。リベット付ダブルルーフのスニ30と脳天唐竹割必至のナハ10が、ともにペーパーキット状態であります。オロ36は今朝研磨して2度目のサフがけをしただけで次の工程に進めませんでした。




♪時間よぉ~とーまれ~♪




時間止まったら工作もできないか...





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オロ36の製作(1)

2016-10-23 14:53:35 | 中央東線方面
こんにちは。もう1両のナハ10の製作に入る前に、比較的シンプルな二等座席車オロ36を組み立てておくことにします。


側板は窓抜きと窓枠の貼り込みが終わっているので、内貼りを貼り込み、3×3mmヒノキ材で補強を行います。この車はペーパールーフではなく屋根板を使うため、幕板側の補強材も腰板側と同じ3×3mmを用いました。




デッキ仕切り板を接着してとりあえず客室を立体にします。デッキ部分はまだブラブラ状態。。




妻板は折妻です。後退面の幅は三角関数を使えば正確な寸法が出ますが、どのみち切り抜き誤差が出てしまうので、このような「型」にはめながら現物合わせで決定しました。




あらかじめ曲げぐせをつけてから貫通路を抜き、下部に後退角固定用の補強板を接着しました。




ドアは既製品を使わずペーパーから自作しました。表面がt0.2mmくらいの広告紙、窓桟のある裏打ちはt0.3mmいさみや方眼紙です。




客室部分にデッキドアと妻板を取り付けて車体を箱に組み上げた状態。屋根板はデッキ部分を斜めにカットした上で丸屋根に仕上げました。特にゲージなどは作らず、形式図や実車写真(ただしオハ35)を見ながら感覚で削りましたが、妻板の天地寸法(貫通路上の最も高い部分)がどこにも出ていないため、KATOのオハ35を採寸してそれに合わせて削り込みました。




車体と屋根板を合体。




床下機器はエコーのNo.737床下器具セット(旧型用)をそのまま使いました。蓄電池箱は形式図では大型タイプらしき形が描かれていますが、こちらのサイトの写真をみると、製造から15年後の昭和28年に撮影されたオロ36 1が小型のタイプを装備しているのがわかります。形式図はあてにならないことが多いので実際は小型だったのかも知れませんし、時期や配置区によって個体差があったかも知れませんがすべては闇の中。1,300mmのワイドな窓には大型蓄電池箱が似合うのでこのままにします。





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ナハ10の製作(5)

2016-10-19 02:11:26 | 中央東線方面
こんばんは。ナハ10の製作を続けます。下回りを組み立てました。

床板はt3mmアガチス材から切り出しました。台車は通常は日光製を使うのですが、たまたまエンドウ製のTR50の手持ちが1両分あったので、それに合わせてもう1両分もエンドウ製を調達しました。現行製品はT車用も含めてすべてMPボルスター仕様に移行してしまったので、台車ボルスターのM2ネジ穴をドリルでφ3mmに拡大し、エンドウのT用段付きセンターピンで固定することにします。MPボルスターのレール面高さは実測で約12.5mmあり、木製床板の場合は直付けしてちょうどよい高さとなります。これではあんまりなので、t0.2真鍮板で自家製ボルスター(芯皿)を作り挟み込むことにしました。また、台車の軸バネ上部に突起があり、床板との間のクリアランスが少なかったので、当たりそうな部分を丸刀でさらっておきました。




床下機器はエコーモデルの軽量客車用をそのまま使います。車軸発電機は『吊り台』と呼ばれるパーツを介して台車に取り付けますが、日光台車用に設計されているため、台車枠に接着する“ウデ”の部分をカットし、先端部分だけを台車枠(というか、ほとんどブレーキテコ部分)に接着しました。改造の悲しさで接着面が非常に狭いため、瞬着で位置決めしたあとにセメダインスーパーXをたっぷり盛りつけてあります。





床下機器の配置はセットに配置図が入っていないため、ネットや雑誌の写真を参考に配置しました。




あらかた組みあがりました。あとは雨樋やデッキステップの取り付けなどが残っています。




写真を撮っていて気付いたのですが、このままだとトイレ側デッキのステップが台車の軸バネ上部の突起に当たる可能性があります。ステップは1枚板で、床板のようには削れないため、もしクリアランス不足なら台車の突起の方を削らざるを得ません。




これでナハ10の組み立てポイントがだいたい見えたので、引き続き2両めの製作に取り掛かりたいと思います。



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ナハ10の製作(4)ほか

2016-10-17 23:06:51 | 中央東線方面
こんばんは。準急アルプス用のナハ10の組み立てと、今回新たにオハ46の仕込み状況をご報告します。


展開寸法が大きすぎたナハ10。脳天唐竹割で幅を詰めることにしました。天井にはベンチレーターのケガきに使ったセンターラインがプリントされているので、これを基準にしてカッターで幅1mmの切れ目を入れます。車体は客室仕切り板2枚で一応箱に組みあがっていますが、天井部分だけ接着していないので、ここを切り開いて幅を詰めることが可能です。



そして縫合。屋根裏にボンドをつけた当て紙を当て、まず両端を貼り合わせて様子を確認し(写真の状態)、次に中間部を一気に接合しました。




そうそうこの断面ですよ軽量客車は♪修正前のだとスハ43系みたいな丸屋根でしたから。




妻板と残りの仕切り板を接着し、そこへ落とし込むような形でドアを接着します。一時はどうなることかと思いましたが無事に車体が箱になりました。写真はトイレ・洗面所側みたところです。




反対のデッキ側からみたところです。




ドアは折戸としましたが、図面や写真だけを頼りにしたので合ってるかどうか。まあ雰囲気は出てるかと思います。トイレ窓の天地寸法が大きめかも知れません。試作車は大きいのですが、それと量産車の中間くらいの中途半端な大きさなので、なんとか修正してみたいと思います。




さて、残りの三等座席車2両はオハ46ですが、編成記録情報によると654番など番号の大きな車が使われていたようです。これはスハ43からの編入車で外観上の差異はないはずなので、運転会の日が近づいていることもあり、スクラッチは諦めて完成車の塗り替えで対応することにしました。
そして昨日、秋葉原をブラついて見つけてきたのがこの中古(委託)品2両。どちらもKATOの初期ロット製品で、茶とブルー各1両ずつが比較的適価だったので即買いしました。




茶の方は少しいじった形跡はありますが、ベンチレーターなど未取付けの状態でした。




ブルーは手が加わっていて、まず窓がところどころ開いた状態になっています。KATO製品は付属パーツでこういう状態が再現できるんですね。そしてカプラーがケーディーに交換済みでした。屋根はこの写真では明るく写っていますが、かなりダークな色合いのグレーに塗装されていました。インレタも貼り込み済みで車番はスハ43 224、所属は北オクとなっていました。前所有者の愛着を引き継ぎながら再生工事に入りたいと思います。




ところで窓が開いているとフィギュアを乗せたくなります。しかし今回はそこまで凝る時間もないため、交換前の窓枠がちゃんと付属していたので元に戻そうと思います。そしてこの窓枠を見ていて気付いてしまいました。KATOの客車は塗装済み窓枠と窓ガラスが一体なんだなぁ~。
ぶどう色1号への塗り替えに際しては窓1個ずつマスキングしなければならないようです。ハイハイわかりました・・・(大泣)




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ナハ10の製作(3)

2016-10-16 12:02:13 | 中央東線方面
こんにちは。ナハ10の進捗状況ですが、車体を箱にするところでいろいろトラブっております。。


妻板と客室仕切り壁は5ヶ所あり、紙の目の方向を変えて2枚を貼り合わせるので、2両分合わせると30枚以上になります。これらをまとめてA4 1枚に作図しプリントしました。各部を接着して組み立てるときに力が加わるため、こちらは車体本体よりも厚い#400スノーマット(t≒0.5mm)を使っています。




今までは連結面は無頓着でしたが、今回は市販のパーツでドレスアップすることにしました。エコーモデルの軽量客車用端梁です。今回はスチーム暖房仕様なので電暖関係のジャンパ栓を説明書にしたがってカットします。取付ステーが繊細に表現されているので壊さないように注意しながら切り取らないといけませんね。糸鋸でいけるか・・・?




妻板への取付方がよくわからなかったので、実車写真を参考にして、内貼りの下部を「コ」の字形に切り抜いたポケット状のところへ差し込んで固定するようにしました。




まだ接着していませんがこんな出来上がりイメージになります。電暖ジャンパをカットしたのでスカスカになってしまいました。なんか100円分くらい損した感じ(^^;




続いて車体を箱にしていきます。デッキの客室仕切り板を先につけ、次に妻板をつける段階で位置修正をしようとしたら、幅1mmしかない角柱がヨレるは紙の層が分離するわの大惨事となってしまいました。写真はなんとか妻板を剥がしたところですが、この角柱はもう切り取って再生するしかありません。




こうなった原因は、車体(=屋根)の展開寸法が大きすぎてすき間が空くのを無理やり調整しようと悪あがきしたためです。速乾性のボンドなのも災いしました。組み立て前に妻板を当てがってみて大きめなのに気付き、車体幅や屋根高をほんの少しずつ大きめに切り出してみたのですが吸収しきれませんでした。完全に箱になった時点で脳天唐竹割を敢行します。




薄板のデメリットで力を加えた部分にひずみが生じています。薄板の場合、妻板や仕切り板は外板に直付けするのではなく、1枚内貼りを貼った内側に取り付けるべきでした。




ということで、軽量客車を軽量に作る必要はない(笑)、展開寸法に少しでも疑義があった場合は誤魔化さず早めに対策を打つ、という教訓を味わいつつ、お昼ご飯にしようと思います♪ ちなみに写真は修復のためキノコ妻状態となったナハ10です。





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