イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから6頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

北海道でのショー・続き。

2023年06月24日 | Weblog

犬の輸入を最初に行ったのは、約20前のことです。その当時はfacebookもありませんでした。もちろんインスタもありません。海外のブリさんと接触することも難しい時代でした。

私はなんの知り合いもなく、先生の存在もありませんでした。ひたすらネット上のヨーロッパのブリーダーさんのH・Pを探して見ながら、自分で輸入することを夢見るというか妄想していました。

そのうち本気になり、何件かの輸入代行の方を調べました。その中で身元をはっきりとし示している、東京で輸入代理をしている方に会いに行きました。私はその方に、好きな犬舎があり、そこのブルーの男の子・ポーランドCHに魅せられて~ぜひこの子の子供が欲しいですからとお願いしました。

ちょうどその時にその犬舎で子犬が産まれていました。とても魅力的で、喉から手がでるほど欲しいと思いました。しかしヨーロッパのブリさんは(お金を払うからと譲ってはくれません)その相手の飼育環境&終生大事にしてくれるか~相手の人物を見ます。ショーに出すことは前提です。繁殖だけのためでしたら、お金儲けのための輸入。言語道断です。譲ってはくれません。

しかも日本の法律の決まりで、生後10か月未満の犬は輸入できないことになっています。初めての相手で、知らない人のために犬を10か月以上も預かって自分の元で飼育してあげることはできません と断られました。

これは当たり前です。もし自分が相手の立場だったらお断りしますね。

その後‥とんとん拍子ではなかったですが、時間はかかりましたが、ポーランドのブリーダーさんは私のことを信用してくださいました。無事に初代の輸入犬・ロナルド君が来てくれました。

約20年前に最初に来てくれたロナルド君です。人懐こくて物おじしない、性格の良い子でした。ポーランドのブリさんは、着々と輸出に向けて真面目に準備してくださいましたが。間に入った業者はルーズな方で、来日の日が当初よりも遅れました。

日本の業者がやるべきことを遅れさせて・・来日した時は3歳半になっていました。仲介手数料も(色々と理由を付けられて)沢山払いましたが~まあ本犬が無事に来てくれたので、ヨシ!とします。

ロナルドは骨格がしっかりとしていて、この後に産まれてくるイノセントの子犬達の骨を太くしてくれました。

それ以前にも国内で購入したIGを数頭飼っていましたが、ショーは見るだけで、出すのは無縁でした。輸入したことにより、ここからは未知の世界ショーへの挑戦が始まりました。

20年の歳月ですからね~3年ごとに輸入したとして、今回のコマンチ君は6頭目となりました。自分がワンコに愛情を注ぎ、ゆっくりとマイペースでショーを楽しめる範囲ですから、スローペースでした。

そのような前置きで~コマンチ君です ↓

この時は10か月でした。仔犬が少し大きくなった感じです。まだ幼さが残った可愛いお顔です。よく来てくれたね。嬉しいよ

その後日本のJKCへの登録手続きや、DNA登録などを済ませてから、いよいよショーにチャレンジしました。うちで生まれた子、自家繁殖のワンだったら北海道のショーまで待ってゆっくりと出していくのですが。

私は義理堅い性格です。私に大切な子を譲ってくれたブリーダーさんに一日も早く恩返しをしたくて、北海道でのショーが始まる前に遠征をしました。車酔い・飛行機酔いもしない丈夫な身体でした。

コマ君は最初のうちは何をしているのかよくわけが分かっていなかったので、それなりに歩いていました。特に悪い歩きもなく、エクセレントの評価をいただいてきました。

しかし回を重ねるごとに 知恵がついてくるのですこれはどの子にもありえることです。

18日は、朝の練習の時からイヤイヤモードがすごかった。まともに歩かないでグイグイ引っ張る。リンクから早く出たくてピョンピョンとジャンプする 自宅近辺の練習では,厳しく怒るのですが・・ショー会場・・リンクの中であまり怒ると・・イタグレはトラウマになって益々嫌いになる子もいるので・・ぐっとガマンの管理人でした。

この日の先生は、イタリアングレーハウンドのレジェンドな存在でいらっしゃる石丸先生。恥ずかしくない歩きをしたかったのですが、私の力不足でした。

ブリード戦では、かろうじてエクセレントをくださいました。歩きはよくなかったですが、個体審査の触診を見てくださったと思います。そのあとの、午後からのグループ戦・ジュニア・ベスト戦の頃までには、なんとかコマ君を落ち着かせて修正をはかりました。ブリード戦の時よりも・・少しですが良い動きができたと思います。

ここは鉄道公園です。気持ちの良い青空で記念の写真です。この会場は何度も来ていますが、青空がこんなにキレイだったとは初めて気が付きました。

石丸先生とのお立ち台写真を撮ることができたのは、ミケランジェロ以来3年ぶりでした。ありがとうございます。また先生とのお立ち台写真が撮れるように頑張りたいと思います。

お家に帰ってから記念にと、コマンチとロゼットの写真を撮りました。

ボク、今までのJr戦でこんなのもらったよ。

お母さんは、このロゼットにふさわしいような金のラメが入った布を敷いたんだ!でも、その布地の良さが全く現れなくて普通のシーツみたいだね。ラメが出ていない これには~残念~この布は、子犬が産まれた時の敷物にするそうですよ。

この日にいただいたカード&ロゼット、嬉しいですね。

この日は女の子OPクラスでシャーロットも参加しました。シャロちゃんもエクセレントをいただいて、その後BOSとなりました。写真を撮っていなかったので‥次回のショーでは撮りますね。

コマンチはこの日にジュニア・チヤンピオンを完成することができました。今まで応援してくださった方々、ありがとうございます。

去年の4月からJKCのルール改定があり、ジュニアCHの完成は難しいことではありません。

コマンチはまだまだ子供で暴れん坊さん。CHとは名ばかりでふさわしくありません。

今回のショーにおいて、コマ君はまだ私との信頼関係が築かれていないことを痛感しました輸入したワンコの場合、お互い心を通わせ合って信頼関係を築き上げるのに最低でも半年はかかります。絆があるかどうかは?お互いに窮地に陥った時に現れます。私のことを自分よりも上の存在とはみなしていないと感じました。

ボクまだ寂しくて心は不安定なの。同日に撮った写真です。人にたとえた場合、3歳で親元を離れるのと20歳で離れるのとは雲泥の差ですからね。

そろそろ4か月が経ちますが~まだまだ私の私の努力が足りず、愛情が十分に伝わっていないことが分かりました。コマ君は生まれ故郷のポーランドを忘れていません。いつか帰れるという気持ちがあります。時々∼故郷を思うように遠吠えをします。悲しい声で、太く大きな声で鳴いています。せつない声で胸がつまります

私との主従関係がしっかり築けるように、長い目で培っていきたいと思いました。

余談です。他の方が書いていないことを書くように努めています。左は新しいロゼット。右は2022年4月以前にもらっていたロゼット。左の新ロゼットは白いところがあり金のふちがあり、新しいですね。

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