ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.2.11 あけぼのニュース 2011・冬

2011-02-11 09:47:06 | あけぼの会
 先日、新年号のあけぼのニュースレターと追加の名簿が届いた。

 いつもながらピンクと黒の二色刷りで写真が満載。昨年10月の「秋の全国大会」とその後のピンクリボンパーティの写真や、会員からの年賀状。
 そして、ホームページをご覧にならない会員向けにこれからの予定、事務局Tさんの治療日記、最近の会長さんのエッセイ、事務局Sさんの可愛い四コマ漫画等など・・・。

 ホームページのエッセイ欄で「再発患者の治療日記(3)」を書かれ、昨年の大晦日に亡くなられた同い年のNさんの写真も数枚掲載されていた。

 最初のページの“<あけぼのハウス>で「再発体験記」文章教室開催”というものに目がとまった。
 「再発闘病中の会員さん、病歴をまとめてみませんか。自分の治療の経過をきっちり把握するのも一つの目的ですが、再発克服記を一冊の本にすることも可能です。体験を活字にすることで、病気を跳ね返す力にしてほしいものです。原則月一回第1日曜日で3月から計4回」。とあった。指導者の先生も既にお願いしているという。

 実は、私がこうしてブログを書き始めたのは、前にも書いたとおり「ホームページに、再発患者の治療日記を書いてみませんか。」とのお話があったのがきっかけだった。

 一昨年の7月、「初夏のお集まり」で会の行事デビューをし、初めて初対面の人たちの前で自分の病気について紹介した。発病以来4年以上が経過していたが、その日までごく一部の親しい人には話さざるを得なかったものの、多くの人の前で自分の病気のことを語ったことはなかった。

 けれど、その時に心底から思った。私は無理に気持ちを封印してきたけれど、本当は話したかったのだ、誰かに聞いてほしかったのだ、と。

 そう思った途端のTさんからのお誘いに乗って始めたのが、「再発患者の治療日記(4)」であり、一昨年10月からは、会のホームページから独立して、この「ロッキングチェアに揺られて」というブログを始めている。今年からはコメントも頂くようになり、会の会員の方以外の沢山の訪問者の方たちともやりとりが出来るようになっている。

 今は、自分の気持ちを言葉にすることの“癒しの力”に改めて驚いている。そして思い切って書き始めてみて本当に良かった、と心から思う。

 きっかけを作ってくださった会には日々、改めて感謝している。そして、是非、手記を書くことの沢山の効用・・・自分の気持ちを整理することが出来る、前向きに生きるようになれる・・・等々を一人でも多くの方に知って頂きたい、と思う。

 三連休初日。明け方はまだ降っていなかった雪だが、天気予報どおりにどんどん降り積もっている。早くも外の地面はうっすらと白くなってきた。最高気温は2度だそうだ。お友達と遊ぶ、といっていた息子も雪のためキャンセルだという。

 今日も、全国の受験生はこの悪天候にも負けずに試験に挑んでいるのだろう。一人でも多くの受験生に桜が咲きますように。

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2 コメント

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患者会 (emiko)
2011-02-12 08:04:01
おはようございます。寒い朝ですね。
自分の気持ちを書いたり、話したりすることで助けられることってありますね。
そのことで、はじめて、自分自身が気づくこともあります。自分の言葉でなくても、ロッキングチェアさんや、どうぞのいすでリリースされる言葉に癒されることも多いです。

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ありがとうございます (ロッキングチェア)
2011-02-12 21:57:37
emikoさん、
今日は寒かったですね。
そうですね。書いたり話したりすることであらためて気がつくこと、多いです。
このブログがそんなお役に立っているなら、私にとってもこんなに励みになることはありません。
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