ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.3.15 バレンタインデーもホワイトデーも・・・

2013-03-15 19:31:50 | 日記
 今朝出勤すると、机の上にカラフルなマカロンやクッキー等が沢山。そうだった、昨日はホワイトデーだったのだ。
 先月14日のバレンタインデーも、昨日3月14日のホワイトデーもちょうど通院日だった。職場でのチョコ配りには不参加なのに、お返しだけ届くとは申し訳なく恐縮しきりだ。 
 2月に会った友人たちには友チョコを、そして当日は夫と息子、そして主治医にちょっぴりお渡ししただけの地味な一日だった。

 さて、息子や夫が頂いた数少ない(!?)バレンタインのお返し担当は当然私。一昨日の夜に宅配で届くよう手配。お返しの相手には昨日お渡ししたかったのだが、お留守だったり・・・ということで、そのセレモニーはこれからである。
 さて、その宅配便を受け取ってくれたのは夫。「おーい、貴女に●●から何か届いているよ~」とまるで他人事の台詞。「これはあなたたちが頂いたバレンタインのお返しですよ~、私は手配するだけで頂けないのよね~」と言ってみる。すると、夫がそこまで言うなら・・・と「じゃあ一日早いけど」と私の好きな洋菓子の包みを出してきた(この洋菓子については曰くつきである。その話はまた後日。)それを見た息子、「げっ、お父さん、僕に何の相談もなく酷いな、一緒に乗っからせてくれよ(ブツブツ・・・)」。まあ、みんなで一緒にお茶して頂こうね、と我が家のホワイトデーは終わったつもりだった。

 そして昨夜。塾で帰りが遅かった息子だ。私は通院疲れで先に入浴していたところだった。相変わらずぶっきらぼうに「おぅ!テーブルの上、見ておけよ。」とのたまう。
 おぅ!はないでしょう、お母さんに向かって・・・という台詞は飲み込んで、テーブルを見ると、そこには駅前のお菓子屋さんの包みがビニールの袋ごと無造作に乗っていた。「あらまぁ、どうもありがとね~」と言うと、それを見ていた夫が「お父さんの●千円のお菓子より、お母さんはお前からの●百円の方がずっと嬉しいんだよな。」と口をとがらせている。いえいえ、そんなホワイトデーのお返しに貴賎等ありませんわ、という感じだ。
 その後の息子の台詞が振るっている。「お母さん、食べないなら皆でお茶する時に出せよ。お父さんに全部食べられちゃうぞ。」と。確かに夫は煙草を止めたことも影響しているのか甘いものが大好き。かつての細身はどこへやら、最近、着実にメタボ体型になりつつある。そうそう、一旦開けてしまうと、湿気てしまうとか悪くなってしまうとか、いつのまにか夫が全部平らげてくれる。あとで頂こうかしら、と思っていたものがすっかりなくなっているのは日常茶飯事。だから、今回の息子からのものも夫からのものも「皆で頂きましょうね~」と封をしたままである。

 後から夫に聞いたところ、息子は昨日の帰り、駅に一番近いスイーツショップを覗いたそうだ。滑り込みで家にホワイトデーのお返しを買っていくお父さん・サラリーマン連中で溢れていたので、急遽踵を返して別のお店で調達してきたという。

 バレンタインデーもホワイトデーも我が家はこんな感じなのである。両手に男性(夫と息子、というのがちょっと淋しい?)という有難い1日である。

 昨日の雨模様から打って変わって、今日は青空のいいお天気になった。先日、蕾が膨らみ、と書いたハクモクレンが次々に花開き出した。沈丁花の香りも馥郁たるものだ。大学正門脇の桜の木の蕾に色が付き始めている。
 寒い冬を乗り切り、春に向かう木々の爆発的なエネルギーに圧倒されないように、深呼吸しながら歩いた昼休みだった。
 とにもかくにもようやく待ちわびた週末である。
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