ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.3.31 桜吹雪の弥生晦日は、ヨガプライベートレッスンと夫の職場界隈探訪、皮膚科受診と盛り沢山

2018-03-31 23:02:21 | 日記
 弥生三月も最終日。異動対象の方たちは休日出勤しているかも・・・とちょっぴり後ろめたさを感じつつ、今日も自分のための時間が充実した日になった。

 先週M先生の初心者限定クラス参加のために初めて訪れた都心のヨガスタジオへ、再び向かった。今日はA先生のヒーリングヨガのクラスだ。前回より40分ほど早いスタートだったので、いつもと同じ時間に起床し、BSで朝の連続テレビ小説最終回を視、洗濯干しは夫にお願いして家を出た。
 今日も青空の広がるいいお天気。文字通り桜吹雪に見送られながら幸せな気分で駅まで歩く。今日は私鉄、JRとも席を確保出来て、読書しつつ移動。

 前回ちょっと迷ったスタジオも、2度目の今日はすんなり到着。一番乗りだ。受付と着替えを済ませ、マットの上で身体を解す。キャンセルの方が出て、驚くことに私一人だけのクラスになった。こんなことがあっていいのか、ちょっと興奮しつつも、申し訳ない気持ちになりながら一言も聞き漏らすまい、とA先生のお話に耳を傾ける。

 このクラスは自分を癒す方法を学ぶクラスです、と指ヨガからスタート。こんなふうに指を動かすのは初めてで、とても面白い。不思議な感覚だが、気づけば首の可動域が広くなっている。そして頭、心、身体の声を聴きながらゆっくりと背骨周りから動かしていく。普段は硬い股関節も先生のガイドで、不思議なくらい気持ち良く伸びている感じ。うーん、言葉に出来ないけれど、とても身体が喜んでいるのが判る。

 ちょっとキツいな、効いているな、と思いながらも肩の力をうまく抜くことが出来て、ウオーリアⅡのポーズやトリコナアーサナ(三角のポーズ)も自然に取れてびっくり。最後のシャヴァーサナもとても幸せで満ち足りた時間だった。たった一人のために先生を独占して、こんなに充実したクラスは初めてのこと。感動しつつお礼を言って、次週の予約もしてスタジオを後にした。
 歩き出してびっくりしたのは、とても歩きやすく、身体が整っている感じを実感したこと。

 そしてご機嫌で夫と合流。夫がかれこれ10年以上お世話になっている職場をまだ見たことがなかったのだが、このスタジオから歩いて15分くらいだと聞き、是非近辺を案内してほしいとリクエスト。

 普段はとても混雑して入れないという人気のイタリアンレストランに連れて行ってもらう。この辺りにはお洒落な店が沢山。ここは美味しいカレーのお店、ここはガレットのお店、とあちこちガイドしてもらいながら、ああ、満員電車の通勤に耐えられる体力さえあれば、都会で働くのもいいなあとちょっぴり羨ましく思う。

 まだお昼ちょっと前だったので予約なしで入れたけれど、既にかなりのお客さんで賑わっている。お薦めの2種類の日替わりパスタをシェアしながら舌鼓。デザートのセミフレッドやプリンもとても美味。オーナーは、普段仕事のお昼休みで訪れるスーツ姿の夫しか見ていないので、「随分感じが違いますね」と仰る。イタリア人女性のウエイトレスさんが複数働いておられて、店内も絵になる空間ですっかり満足。夫が、ここは自分のホームグラウンドだから、とご馳走してくれたのもラッキーだった。

 レストランを出てのんびり散歩しながら、夫の職場のビルでお上りさんのように記念撮影をし、通勤路を辿りながら、通り沿いのお寺や神社を潜り抜ける。境内では桜吹雪の中、お花見も愉しんだ。ソメイヨシノは既に葉桜になりかけているが、枝垂桜は満開。八重桜もそろそろ咲き始めている。ポカポカと暖かく、自然と笑顔がこぼれる。

 最寄駅前からは、オリンピックに向けて建設中の新国立競技場の、ニョキニョキと伸びた背の高いクレーンが見える。
 JRに乗り私鉄乗り換え駅に到着。百貨店で抽選をしたら夫が見事に商品券を引き当てて、それで桜餅と草餅をお買い上げ。桜餅フリークの夫は、この時期はあちこちのお店で買い求め、味比べをするのがお約束になっている。
 
 そして気になるのは、まだまだ治りきらない爪囲炎。明日でフロモックスが切れるが、まだ爪先の痛みは癒えない。帰りがけに自宅近くのクリニックによって診て頂くと、「少し落ち着いて良くなって来ているようだけれど、やはりこの状態ではまだ塗り薬だけにはできない。もう1週間薬を飲みましょう。」ということになる。触れると痛いので、人混みで足を踏まれないように気を付けています、と言ってご挨拶して薬局へ移動。

 さて、ここまでは幸せ気分だったのだが、落とし穴があった。日傘を差すと外は凄い風。傘を飛ばされないように慌てて支えたところ、先に帰宅した夫に診察終了のLINEを打とうと手にしていたスマホが滑り落ちてしまった。落ちた時の当たり具合が悪く、液晶画面に右下にヒビが入って、電池パックも派手に路上に放り出されてしまった。慌てているので電池パックが上手く入れられない。殆ど半べそ状態で家に辿り着き、夫に入れ直してもらう。

 結果、なんとか無事起動したけれど、本当にびっくりして自分の粗忽さに落ち込んだ。手袋をしているし、ビリビリと手が痺れている手の不自由な人としては、一つずつゆっくり確かめて動作をしなければいけないのだと改めて反省した。とりあえず買い替えをしないで済みそうで、ほっとした。またデータ転送等の手間を考えると、画面のヒビもちょっと箔が付いたと思うことにしよう。何事もポジティブシンキングに限るが、まあ二度同じことを繰り返さないようにしなくては。

 すっかりしょぼくれていると、洗濯の取り込みも夕食の支度も夫が引き受けてくれる。夕食後は気分転換に夫の趣味で、無敵で不死身の65歳(映画の設定では60歳)、リーアム・ニーソン主演の映画に出かけた。2時間弱、息もつけずにハラハラドキドキのしっぱなし、身体が痛くなるような凄いお話だった。
 帰途は満月と夜桜を眺めながら、近々レビューを書ければいいなとお喋りしながら。
 
 明日は家事を済ませたら昼前から予定が色々。
 早くも4月、今年も4分の1が過ぎていった。心機一転、背筋を伸ばして卯月を迎えよう。

 
コメント
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