今朝は余裕をもって、集合1時間前に目覚ましをかけたのだが、それでも寝坊して置いてきぼりにされたら泣くに泣けない、と心配する小心者の私。気づけば、更に40分以上前に目が覚めてしまう。
早起きは三文の徳ということで、恒例の足湯タイム。ゆっくり浸かり、じんわり汗をかき、美味しいハーブティを頂く。外は曇天だけれど、すっかり明るい。沢山の小鳥たちの囀りがハーモニーを奏でる心地よい朝だ。
集合10分前にエントランスに行くと、既に数人の早起き組がスタンバイ中。最初のマイクロバスに乗せて頂き、ヨガデッキ「見晴らしの森」に向かった。ここでも、久米島リトリート・リピーターと遭遇して車内で盛り上がる。
プライベートの敷地内には小さな池が点在しており、すれ違いも出来ない小路を分け入っていくと、なかなかの見晴らし。雉が沢山いるそうで、午後のフリータイムには貸出自由なカートに乗って、この辺りを散策するのが愉しいですよ、とのこと。昨日の夜のうちにイノシシたちが草をあちこちで食べてしまったという根っこを掘り返したような穴がちょっと笑いを誘う。
ヨガデッキに到着して、朝ヨガ。絶景である。眼の前は見渡す限り深緑の山々だ。周辺には草木が生い茂り、“都会にはない空間”でヨガを満喫する。日曜の朝、こんな贅沢な時間が過ごせること、ここに来ることが出来たことを改めて感謝する。
雲が厚く、朝日をカラダいっぱいに浴びながら・・・というわけにはいかなかったけれど、昨日練習した太陽礼拝を中心とした流れのあるヨガで、文字通り心も身体も爽やかに目覚める。朝ヨガ開始前、ちょっと頭痛があり心配だったが、高地(標高600m強)なので気圧が低く、浮腫みや頭痛が出る人がいるとのこと。深い呼吸で調整する方法を教わると、不思議と治ってしまった。
お天気も、インストラクターSさんがおっしゃるには、晴天だと燦々と太陽光線が降り注ぎ、室内にいても熱中症どころか焦げてしまいそうになるとのこと、そのため今朝はベストの曇り空だったようだ。
帰りのお迎えのバスが来るまでは時間調整の写真撮影タイム。インストラクターSさんを囲み、今日初めてお話した沢山の方たちと、記念写真に納まる。皆さん、実に穏やかでいい笑顔である。
そして、そのままレストランに向かって朝食。起床から既に3時間以上が過ぎている。昨夜から12時間以上の断食、文字通りブレックファスト。朝は朝粥とお味噌汁、10種類以上のお漬物だけのごくごくシンプルなもの。季節の果物として提供されたブルーベリーの粒の大きくて立派なこと。たっぷり頂き、自然に空腹が満たされて、滋養が体中染み渡っていく感じだ。
朝食休憩の後は、午前2時間のクラス。内容は「カラダの適切な使い方講座+太陽礼拝練習」ということで、初めて前面に鏡を見ながらヨガスタジオで。
ヨガのポーズをより安全に、効果的にとるために必要なカラダを動かすポイントや、カラダが柔らかくなるポイントを聴く。前屈、三角のポーズ、開脚前屈の前にペアを組んで、筋肉をほぐし合う方法を実践する。ほぐして伸ばした後は、オポジットポジション(伸ばしたら反対側に縮めてみる、丸めたら反ってみる等)を取り、再度ビフォー・アフターを確認しあう。生まれてからずっと体が固いのに、そんなことで、本当に僅か数分で、効果が出るなんて、と最初は信じ難かったけれど、びっくり。
叩く、圧迫しながら撫でるだけというシンプルな“均整術”の凄さを実感する。こうした知識を得、カラダがほぐれた後、実際に「太陽礼拝」の練習も実践してみると、スムーズに動くことが出来て驚く。充実した2時間はこれまたあっという間だった。
そして、今回のリトリートの旅・唯一の昼食。ベジタブルカレーをはじめとして野菜たっぷりのサラダ、豆乳ヨーグルト等が並ぶ。食事は昨日に引き続きHさんと。お話し好きな彼女と中学受験時代の話なども、尽きることがなかった。
昼食後、夕方のヨガクラスまでは4時間のフリータイム。ここの宿泊施設で飼育されている馬に乗る乗馬体験、セグウェイ体験、エステ等がオプションで用意されている。
曇天とはいっても紫外線は強そうなので、しっかり日焼け止めを塗って少しお散歩。乗馬中の方たちの雄姿を見たり草花を愛でたり。時折青空が顔を出すといきなり陽射しが肌を刺す。宿に戻ってスパエリア・屋内プールへ出かけてみた。プールは常温(20度くらい!)だというので、ジャグシーとミストサウナだけでやめておく。ここは一面のガラス窓から大自然の眺めを楽しめるプールだ。皆さんオプションに参加中とみえて、申し訳ないほどの貸切状態。その後、大浴場で汗を流してから部屋に戻り、まったりと読書に励んだ。
夕方前のクラスは「心を軽くするヨガ哲学講座+瞑想練習」。サンセットホールが会場だ。心をコントロールできるようになること、それがヨガの本来の知恵というのはオープニングセレモニーで最初に共有したとおり。
このクラスでは、心を軽やかに、穏やかにするためのヨガの知恵を紹介して頂く。分かり易い講義が1時間半続く。サンスクリット語で心はチッタという。そもそもチッタとは揺れるものである。揺れるチッタをいかにコントロールするか、それが瞑想である。第一の方法は観察して受け入れること、第二の方法は何かに一点集中すること、と学びながら実際に瞑想も練習した。
ヨガの経典(ヨガ・スートラ)からの、心を静かにする人付き合いの方法についてのお話~4つの鍵をポケットに持つこと~は印象に残った。中身が濃すぎてちょっと書ききれないのが残念。
そして、夕食。他店舗でインストラクターをされているスタッフの方たちとご一緒に、皆で食べ過ぎと言いつつ美味しく頂く。こんなに満腹のままこの後、ヨガが出来るかしら、と心配になるほど。
本日ラストのイベントはキャンドルヨガだ。準備が出来た旨の館内放送があり、会場に行く。夕方、講義を聴いた同じサンセットホールには、宿の方たちの手作りだというペットボトルを利用したキャンドルホルダーが数えきれないほど並び、ガラス窓に映ったキャンドルライトが反射して、向かいの湖面まで遥かに続いているように見える幻想的な空間に変わっていた。
美しいキャンドルの灯りの中で、心が洗われていくのを感じる。静かで穏やかなヨガで心もカラダもリラックスする。大自然に包まれたこの場所ならではの夜の静けさを存分に楽しむ。
最後に、願い事を想いながら各々の目の前の2つのキャンドルを吹き消して終了。
長い一日だった。朝ヨガがもう昨日のことのような時間感覚だ。
部屋に戻ると、雲が晴れて美しい星空が眺められます、との館内放送。それでは、とベランダに出てみると、それは美しい満点の星だ。
明日最終日は晴れるだろうか。明朝、“天空の庭”での朝ヨガ、愉しみにしてゆっくり休みたいと思う。
早起きは三文の徳ということで、恒例の足湯タイム。ゆっくり浸かり、じんわり汗をかき、美味しいハーブティを頂く。外は曇天だけれど、すっかり明るい。沢山の小鳥たちの囀りがハーモニーを奏でる心地よい朝だ。
集合10分前にエントランスに行くと、既に数人の早起き組がスタンバイ中。最初のマイクロバスに乗せて頂き、ヨガデッキ「見晴らしの森」に向かった。ここでも、久米島リトリート・リピーターと遭遇して車内で盛り上がる。
プライベートの敷地内には小さな池が点在しており、すれ違いも出来ない小路を分け入っていくと、なかなかの見晴らし。雉が沢山いるそうで、午後のフリータイムには貸出自由なカートに乗って、この辺りを散策するのが愉しいですよ、とのこと。昨日の夜のうちにイノシシたちが草をあちこちで食べてしまったという根っこを掘り返したような穴がちょっと笑いを誘う。
ヨガデッキに到着して、朝ヨガ。絶景である。眼の前は見渡す限り深緑の山々だ。周辺には草木が生い茂り、“都会にはない空間”でヨガを満喫する。日曜の朝、こんな贅沢な時間が過ごせること、ここに来ることが出来たことを改めて感謝する。
雲が厚く、朝日をカラダいっぱいに浴びながら・・・というわけにはいかなかったけれど、昨日練習した太陽礼拝を中心とした流れのあるヨガで、文字通り心も身体も爽やかに目覚める。朝ヨガ開始前、ちょっと頭痛があり心配だったが、高地(標高600m強)なので気圧が低く、浮腫みや頭痛が出る人がいるとのこと。深い呼吸で調整する方法を教わると、不思議と治ってしまった。
お天気も、インストラクターSさんがおっしゃるには、晴天だと燦々と太陽光線が降り注ぎ、室内にいても熱中症どころか焦げてしまいそうになるとのこと、そのため今朝はベストの曇り空だったようだ。
帰りのお迎えのバスが来るまでは時間調整の写真撮影タイム。インストラクターSさんを囲み、今日初めてお話した沢山の方たちと、記念写真に納まる。皆さん、実に穏やかでいい笑顔である。
そして、そのままレストランに向かって朝食。起床から既に3時間以上が過ぎている。昨夜から12時間以上の断食、文字通りブレックファスト。朝は朝粥とお味噌汁、10種類以上のお漬物だけのごくごくシンプルなもの。季節の果物として提供されたブルーベリーの粒の大きくて立派なこと。たっぷり頂き、自然に空腹が満たされて、滋養が体中染み渡っていく感じだ。
朝食休憩の後は、午前2時間のクラス。内容は「カラダの適切な使い方講座+太陽礼拝練習」ということで、初めて前面に鏡を見ながらヨガスタジオで。
ヨガのポーズをより安全に、効果的にとるために必要なカラダを動かすポイントや、カラダが柔らかくなるポイントを聴く。前屈、三角のポーズ、開脚前屈の前にペアを組んで、筋肉をほぐし合う方法を実践する。ほぐして伸ばした後は、オポジットポジション(伸ばしたら反対側に縮めてみる、丸めたら反ってみる等)を取り、再度ビフォー・アフターを確認しあう。生まれてからずっと体が固いのに、そんなことで、本当に僅か数分で、効果が出るなんて、と最初は信じ難かったけれど、びっくり。
叩く、圧迫しながら撫でるだけというシンプルな“均整術”の凄さを実感する。こうした知識を得、カラダがほぐれた後、実際に「太陽礼拝」の練習も実践してみると、スムーズに動くことが出来て驚く。充実した2時間はこれまたあっという間だった。
そして、今回のリトリートの旅・唯一の昼食。ベジタブルカレーをはじめとして野菜たっぷりのサラダ、豆乳ヨーグルト等が並ぶ。食事は昨日に引き続きHさんと。お話し好きな彼女と中学受験時代の話なども、尽きることがなかった。
昼食後、夕方のヨガクラスまでは4時間のフリータイム。ここの宿泊施設で飼育されている馬に乗る乗馬体験、セグウェイ体験、エステ等がオプションで用意されている。
曇天とはいっても紫外線は強そうなので、しっかり日焼け止めを塗って少しお散歩。乗馬中の方たちの雄姿を見たり草花を愛でたり。時折青空が顔を出すといきなり陽射しが肌を刺す。宿に戻ってスパエリア・屋内プールへ出かけてみた。プールは常温(20度くらい!)だというので、ジャグシーとミストサウナだけでやめておく。ここは一面のガラス窓から大自然の眺めを楽しめるプールだ。皆さんオプションに参加中とみえて、申し訳ないほどの貸切状態。その後、大浴場で汗を流してから部屋に戻り、まったりと読書に励んだ。
夕方前のクラスは「心を軽くするヨガ哲学講座+瞑想練習」。サンセットホールが会場だ。心をコントロールできるようになること、それがヨガの本来の知恵というのはオープニングセレモニーで最初に共有したとおり。
このクラスでは、心を軽やかに、穏やかにするためのヨガの知恵を紹介して頂く。分かり易い講義が1時間半続く。サンスクリット語で心はチッタという。そもそもチッタとは揺れるものである。揺れるチッタをいかにコントロールするか、それが瞑想である。第一の方法は観察して受け入れること、第二の方法は何かに一点集中すること、と学びながら実際に瞑想も練習した。
ヨガの経典(ヨガ・スートラ)からの、心を静かにする人付き合いの方法についてのお話~4つの鍵をポケットに持つこと~は印象に残った。中身が濃すぎてちょっと書ききれないのが残念。
そして、夕食。他店舗でインストラクターをされているスタッフの方たちとご一緒に、皆で食べ過ぎと言いつつ美味しく頂く。こんなに満腹のままこの後、ヨガが出来るかしら、と心配になるほど。
本日ラストのイベントはキャンドルヨガだ。準備が出来た旨の館内放送があり、会場に行く。夕方、講義を聴いた同じサンセットホールには、宿の方たちの手作りだというペットボトルを利用したキャンドルホルダーが数えきれないほど並び、ガラス窓に映ったキャンドルライトが反射して、向かいの湖面まで遥かに続いているように見える幻想的な空間に変わっていた。
美しいキャンドルの灯りの中で、心が洗われていくのを感じる。静かで穏やかなヨガで心もカラダもリラックスする。大自然に包まれたこの場所ならではの夜の静けさを存分に楽しむ。
最後に、願い事を想いながら各々の目の前の2つのキャンドルを吹き消して終了。
長い一日だった。朝ヨガがもう昨日のことのような時間感覚だ。
部屋に戻ると、雲が晴れて美しい星空が眺められます、との館内放送。それでは、とベランダに出てみると、それは美しい満点の星だ。
明日最終日は晴れるだろうか。明朝、“天空の庭”での朝ヨガ、愉しみにしてゆっくり休みたいと思う。