お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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※筒井康隆(1934年大阪府生まれ。兵庫県神戸市垂水区在住。ホリプロ所属の俳優でもあるらしい。ナンセンス、ブラックユーモアから始まり、実験的な作品も発表。92年「朝のガスパール」で日本SF大賞。「東海道戦争」「48億の妄想」「時をかける少女」「ベトナム観光公社」「アフリカの爆弾」「にぎやかな未来」「家族八景」「虚人たち」(第9回泉鏡花文学賞)「文学部唯野教授」「夢の木坂分岐点」(第23回谷崎潤一郎賞)「ヨッパ谷への降下」(第16回川端康成文学賞)ほか多数。93年に断筆宣言し、96年に執筆再開)



●すべては夢なのか

 精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者でサイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!

 どこまでが夢でどこまでが現実か。いや、すべては夢なのか。いつのまにか引きずり込まれ、最後はハチャメチャになるという筒井康隆ワールド全開のSF作品。今ごろ読んだことを後悔(^_^; 面白すぎる。

 パプリカは何となく火田七瀬(七瀬三部作『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』の主人公)に重なるような気がするかな。

 06年にアニメ映画化(今敏監督)されたが、ストーリーは大胆に脚色されているようだ。キャッチコピーは「私の夢が、犯されている―」「夢が犯されていく―」。まあ、アニメじゃ難しいか^_^;

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