お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 阪神タイガースが21年ぶりにリーグ優勝し、初の日本一に輝いた1985年。その年は入社3年目の広告営業マンだった。

 リーグ優勝のかかった神宮でのヤクルト戦は3試合ともチケットが取れた。だが、初戦だけが一塁側だった。恐る恐る席に着いてみると、隣のおじさんに「どっち?」と聞かれる。どうせばれるので正直に「阪神です」というと、「ほんならええわ」。何のことはない。周囲はみんな阪神ファンだった。

 その初戦でリーグ優勝が決まったが、もちろん消化試合となった2戦目、3戦目も余韻に浸るべく神宮へ通った。

 そして迎えた広岡達朗監督率いる西武ライオンズとの日本シリーズ。最終戦までもつれ込むと予想し、チケットは第7戦を抑えた。1、2、6、7戦が西武球場。3、4、5戦が甲子園での開催だった。

 ところが3勝2敗で阪神王手で迎えた第6戦、初回に長崎啓二の満塁ホームランが飛び出し、早々と決着がついてしまった。世田谷のアパートで阪神ファンの友人の弟とテレビ観戦していたが、その瞬間は喜ぶどころか「あ〜ぁ、打っちゃったよ」とため息。最終戦のチケットがパ〜だ。日本一はもちろん嬉しいけど、個人的にはその瞬間を生で見られず残念至極だった思い出がある。

 それから38年。2度目の日本一が目前に迫ってきた。当時はすべてデーゲームだったが、今回はオールナイター。仕事もリタイアしているので、現地へは行けないがテレビでじっくり観戦できる(ブルベも結果的にDNSとなったし)。僅差でしびれる試合になるに違いない。今シーズンの阪神の試合同様に「野球」がたっぷり楽しめそうだ。

 それにしても阪神はここまで日本一はたった1回で、東北楽天ゴールデンイーグルスと並び最少とは(ちなみに近鉄バファローズは0)。リーグ優勝も6回で中日の9回に続く5番目。最下位は2回の横浜DeNAベイスターズ。人気チームなのに結果はまったく残してないことに改めて気がついた。まあ、それでも小学生の時から今まで負けても負けても応援してきたんだけどね。ダメな子ほど可愛い。分かるでしょ、阪神ファンなら。

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