お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●月日 06年9月2日(土)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~中央林間~(輪行)~北千住~(輪行)~つくば~土浦~(R354)~霞ヶ浦大橋~道の駅たまつくり~霞ヶ浦自転車道~北利根橋~(R51)~鹿島神宮

◆サイコンによる記録
       距離 63.69km
       平均時速 25.8km/h
       ※06年の通算 6340.44km
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 午前7時前。目覚ましが鳴る前に飛び起きた。前夜寝たのは午前3時過ぎ。3時間とちょっとしか寝てないが、目覚めはいい。この日のために前夜はアルコールも抜いてある。飲んでたら睡眠時間がなくなるということもあったが。
 
 「あら、もう起きたの。・・・・・・・子供みたい」とカミさん。いつもは昼前まで寝ているお父さんが、自転車に乗るために早起きしてきたものだから、娘も大笑いしている。いいじゃないか、今日は大人の遠足だ。
 
 自宅から3キロ自走して、田園都市線の始発駅の中央林間へ向かう。さあ、ロードでは初の輪行だ。一度、練習はしているものの、分解して袋詰めまで約30分もかかってしまった。
 
 よいしょと持ち上げる。約11キロのBD-1より、ふぇると君は軽い。だけど、でかいので歩きにくい。
 
 時間は午前8時過ぎ。土曜日とはいえ、この時間になるとホームには結構な人がいる。急行はあきらめ、午前8時28分発の東武線直通の各停に乗る。これだと北千住で一度乗り換えるだけで、つくばまで行けるのだ。
 
 各停に揺られること1時間半。北千住に到着。一度改札を出て、つくばエクスプレスの改札に向かう。ホームに出ると一番前の車両が目の前。さらに午前10時11分発快速の発車間際。待ち時間なしで飛び乗った。今日はついてるぞ。

 
 午前10時47分、つくばエクスプレスでつくば到着

 午前10時47分につくばに到着。バス停らしきところで組み立てる。「あれ、後輪のクイックリリースの軸が短い。届かないじゃないか。 おかしいぞ。これまで外したときはちゃんとしていたのに」。当たり前だ。フロントとリアで軸の長さは違う。輪行初体験なので、こんなことも気が付かず、少しあせったりして・・・・。

 
 午前11時17分。組み立て完了

 やっとのことで組み立て終わり、午前11時17分、忘れ物はないか? と何度も振り返りながら、いざ出発。しかし、この輪行袋はちょっとでかいなぁ。

 
 まず土浦を目指す
 千葉県のライトマップルを持って行った。霞ヶ浦周辺も出ているのだが、昨年買ったにしてはつくば駅が表記されていない。現在位置不明だが、東へ向かえばいいだろうと、適当に走り出す。
 
 当初の予定では、成田まで輪行し、そこから自走で鹿嶋へ行くという最短ルートを考えていた。実は成田も中央林間から1回の乗り換えで行けるのだ。しかし、地図を眺めているうちに、上の方を見ると霞ヶ浦があるじゃないか。こっちの方が楽しそうだと、つくばから霞ヶ浦の南を走ろうと計画変更した。走行距離は50キロあまりとお手頃だしね。
 
 ところがネットで調べているうちに、霞ヶ浦の東に自転車道があるようなないような情報をゲットした。何だか作っている最中というものが多かったが、もし完成していればこっちの方が断然いいに決まっている。最終的には、距離は長くなるが霞ヶ浦の北から霞ヶ浦大橋を渡り、東の湖岸にあるという自転車道を下ることにした。
 
 宿泊地の最初の予定は潮来だったのだが、カシマスタジアムへのアクセスを調べると、なんと電車は1時間に1本。鹿島神宮からカシマサッカースタジアム駅までの2両編成の鹿島臨海鉄道(区間としてはJR区間なので180円=切符を買うとき迷ったよ。ややこしいね)はサッカー開催日には本数は増えるが、それでも1時間に2~3本。これは鹿島神宮周辺に泊まらないと、観戦後に宿泊地まで帰るのに相当な時間がかかる。慌てて、鹿島神宮駅前のホテルに変更した。
 
 「土浦」という標識に導かれるままに走った。国道ではないのだが、道は2車線で路肩も広い。好天にも恵まれ、快適に茨城県を疾走する。
 
 
 つくばりんりんロード 
 走っていると、突然現れた。これがりんりんロードか。まったく偶然の発見だった。
 
 ちょうど幹線道路との交差で、信号のあるところだった。ちょっと走ってみようかなと思ったが、どこへ続いているのか、このときは知らなかったのでやめておいた。高校生のママチャリ軍団が大量にチンタラ走っていたしね。ロードよりはBD-1が似合いそうな道だと思った。
 
 後で調べてみると、土浦から水戸線岩瀬駅まで何と40.1キロもあるというではないか。それも筑波鉄道の廃線跡に作られ、駅のホームが休憩所になっているらしい。面白そうな道だ。次回に行ってみようか。
 
 
 霞ヶ浦大橋へ向けR354を行く 
 
 大きな交差点を右折し、R354に入る。霞ヶ浦沿いを走っても良かったのだが、この日は早くホテルに着きたかったので、ショートカットの国道を走ることにしていた。
 
 
 れんこん畑の向こうに霞ヶ浦が見える・・・はず 
 
 常磐線の陸橋を渡っているときだ。右手に大きな湖がチラっと見えた。霞ヶ浦だ。おぉ~、ついに来たぞ、霞ヶ浦!
 
 しかし陸橋を渡り終えると、れんこん畑が邪魔して見えなくなってしまった。
 
 
 初の立ちゴケ現場 
 
 向かい風がきつい。時速30キロ巡航を維持するのが精一杯だ。つくばおろしかと思ったが、これは冬の季節風。関係ないか。でも辛いものは辛い。
 
 R354は快適な道だった。車の通行量も少ないし、信号もほとんどない。風さえなければ、最高なのに・・・。そんなことをぼんやりと思いながら走っていたら、久々の信号に出会った。「あ、赤だ。とまんなくちゃ。あれ、足がペダルから離れないぞ。おかしい。あれ? あれ? こけちゃうよ」。ガチャ~ン。見事な立ちゴケ。隣で信号待ちしていたトラックの運ちゃんびっくりしたろうな。
 
 回りののどかな風景に感化されたか、すっかりクリートの存在を忘れていた。フレームに少しキズがついちゃった・・・、あ~あ。
 
 
 午後12時37分、霞ヶ浦到着。ここまで27.42km、平均時速27.1km/h

 多少のアップダウンを乗り越えると、目の前が一気に開ける。
 
 着いたよ! でけえな、これが霞ヶ浦か。日本で2番目の湖面積を持ち、その流域面積はなんと茨城県全体の3分の1以上を占めているという。でかいはずだ。
 
 国道をそのまま走ると霞ヶ浦大橋なのだが、田んぼのなかの道を走って湖岸へと急ぎ、湖岸でしばしの感激を味わう。自転車って便利だねぇ。朝、自宅を出て、昼には霞ヶ浦に着いちゃったよ。
 
 湖岸に沿って舗装された自転車道があった。それが北から南へ向かって伸びている。それをゆっくり走って霞ヶ浦大橋へ向かう。
 
 
 でかい!
 
 見るたびにでかい。この湖。来てよかった。素晴らしい風景。つくばエクスプレスのおかげだ。筑波大の学生さんは、就職活動で東京へ行きやすくなり、私はこうして霞ヶ浦まで来ることができた。1周年、おめでとう!
 
 ※霞ヶ浦を走る<その2>へ続きます
 
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霞ヶ浦を走る<その1>より続きます。
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 午後12時43分、霞ヶ浦大橋到着
 
 霞ヶ浦町と玉造町を結ぶ霞ヶ浦大橋に到着した。この橋は有料道路だったが、昨年11月から無料開放された。距離は約1km。
 
 
 自転車道はどこまで続くのだろうか?
 
 橋と交差している自転車道は、どこからどこまで続いているんだろう。もしかしたら1周できるのかな? 
 
 うわぁ、向こうはかすんで見えないよ。まるで海だね、こりゃ。
 
 
 午後12時48分、道の駅たまつくり

 霞ヶ浦大橋を渡ったところに、道の駅たまつくりがあった。コルナゴとピナレロが止まっている横に、ふぇると君を止めさせて貰った。
 
 何か食べようかと思ったが、ちょうどお昼どきとあってレストランは満員。それほどお腹も空いてないし、ここでは水分補給をするだけにした。
 
 道の駅のとなりに「霞ヶ浦ふれあいランド」「水の水族館」があった。小さい子供ときたら、楽しいところかもしれない。
  
 
 道の駅たまつくり周辺 
 
 道の駅を出て再び湖岸へ。緑の芝生が広がる空間があった。気持ちいいなぁ。
 
 
 どこまでも直線の道が続く 

 そしてこんな直線の道。道の駅から入ったときは「自転車道」とあったが、途中から分岐して自転車道は舗装の悪い道となって、とぎれとぎれで一般道と並行するようになる。しかし、一般道と思われるこの道に車はいない。いても釣りに来ている車がノロノロ走っているだけ。歩行者はゼロ。道幅も狭いし、こりゃ、どうみても自転車道だ。

 だ~れもいないまっすぐな道。思い切りぶっ飛ばせる。・・・のだが、風がメチャクチャ強くなってきた。完全な向かい風。巡航30キロが苦しい。気が付けば、20キロ前半まで落っこちる。風と闘い、左を水田、右を霞ヶ浦に挟まれた直線道路を思い切りペダルを回してひた走る。
 
 ところどころで支流が合流する。ここでは「コ」の字の形で回り込む。それ意外はホントに一直線。ときおり現れるカーブはほぼ直角。ナイトランだったら、確実に霞ヶ浦へ一直線に飛び込んでしまうだろう。
 
 風さえなければ、最高に気分のいい道だ。
 
 
 午後1時51分、北利根橋手前でじゃり道になり途切れた。ここまで50.35km、平均時速26.4km/h 

 22キロのほぼ直線のフラットロードは、北利根橋手前でじゃり道に変わった。気分のいい道もここで終わりだ。
 
 どちらにしろ、ここで霞ヶ浦から離れ、鹿嶋方面へ向かうつもりだった。
 
 霞ヶ浦は、西浦・北浦・外浪逆浦(そとなさかうら)・北利根川・鰐川・常陸利根川の各水域の総称。ここの標識には北利根川左岸9.0kmとあった。一番でかいのが西浦、右側のちょっと小さいのが北浦。西浦から流れ出すのが北利根川で、その北利根川は外浪逆浦へ流れ込んでいる。9キロとは外浪逆浦からの距離だろうか。鰐川は北浦から流れ出す川で、すべてが合流するのが常陸利根川だ。って、すべてウィキペディアの受け売りです。
 
 
 R51を水戸方面へ

 R355から、R51へ左折し水戸方面に向かう。「カシマサッカー場」なんて標識も見えてきた。近いぞ。
 
 
 午後2時19分、鹿島神宮まであと5キロ

 アントラーズのエンブレムをつけた車を見かけた。横を自転車で走っている私が、まさかマリノスのサポーターとは思うまい。
 
 
 午後2時23分、神宮橋到着。ここは北浦 
 
 北浦に到着。ここを神宮橋で越える。のんびり歩道を走った。
 
  
 いよいよ敵地へ 

 うわっ、いきなりだよ。橋を渡って鹿嶋市へ入った途端、この看板。まさに敵地、ここはアウエーだ。
 
 
 午後2時34分、鹿島神宮到着。ここまで63.69km、平均時速25.8km/h

 神宮橋を越えると、この日初めてといっていい激坂が待っていた。ず~~~~とフラットだったのに、最後の最後にこれかよ~。頑張ってインナーで登りましょう。
 
 登りきって、鹿島小前交差点を左折し、すこし下って右に入ると鹿島神宮があった。
 
 途中、「お祭りがあるので、交通規制がありますよ」なんて看板があったので、こりゃすごい混雑かと心配していたが、それほどでもなかった。屋台は一杯でていたが、誰も買おうとせずヒマそうにしていた。人はそこそこいたんだけどね。
 
 
 お祭りの真っ最中
 
 どういうお祭りかと思って、鹿島神宮のHPで調べてみたが、よく分からなかった。見ててもつまらなかったし。興味を引いたのは、少し離れたイベント広場でやっていたハワイアンショーかな。何で、ここでハワイアンなのか、意味不明だが。
 
 子供たちにお土産を少し買って、鹿島神宮駅前のホテルへ。この駅は坂の下にある。というかすりばちの底にあるといっていい。どこを向いても登り坂。コンビニは、ホテルとは逆方向の駅を越えて坂を登ったところ。明日の出発時も鹿島神宮方面への登りから始まる。何でここだけ、こんな地形なんだろう?

 ホテルに着くと、ちょうど玄関前を掃除していたおばちゃんが、「自転車ですか。今日は風が強かったから大変でしたね。サッカー観戦でしょ?」と話しかけてきた。「ええ、大変でしたよ」と答えたが、このときおばちゃんは私がどこから来たか知らない。きっと茨城県内から来たアントラーズサポと思ったんだろうね。

 実はこのおばちゃんは夜のフロント係だった。私がシャワーで汗を流し、トリコロールのユニホームを来て出かける姿を見て、目を丸くしていた。「まさか、横浜から自転車で?」。驚いただろうな。

 試合の結果は・・・。どーして私がわざわざ1泊して観戦しているというのに、すべて負けるんだ?

 まあ、仕方ない。明日はここから250キロを走って自宅へ帰るのだ。アルコールはほどほどにして早く寝よう。

 ※房総を走る<その1>に続きます

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