いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

iPhone4Sの発売でauにスマートフォンを納入しているメーカーは大変だなぁという話。

2011年10月07日 22時33分04秒 | Android
タイトルが結論です。
たまには特に独創性のない、あらためて書くまでもない当然のことを書きます。

最初auからiPhoneが発売されるというリークがあったときは半信半疑でしたが、どうも状況証拠を揃えていくと間違いなかろうということなって(先月中の話ですよ)、案の定本日から予約を開始しました。
今日たまたまとあるauショップの前を通りかかったら。それこそ6畳ぐらいの小さな店舗に10人くらい予約待ちのお客さんがいました。ちょっと離れたところに、さらに10人以上並んでました。梅田の一等地なので、近隣にauの店舗は何店舗か在るのにも関わらず、です。
ついでにiPhone5も発表されるんじゃなかろうかという話になってましたけど(そして話がかなり膨らみましたけど)、やはり状況証拠を集めていくとそれはないんじゃね、ということになって、案の定iPhone4Sが発表されました。
更に脱線すると、その翌日(って昨日だ)にSteve Jobsが死去するという悲しいニュースが流れてきて、私も未だに信じられない思いが強いです。Apple好きではありませんがJobsは好きですよ。どうせならまたお忍びで来日して、本当に手裏剣を投げて欲しかったです。

閑話休題。
料金プランがauとソフトバンクと両方から発表されて、特にauはAndroidやWindows Phoneと比較するとかなり割安に感じます。
端末の料金が内蔵メモリ64GBモデルでも月1000円にならないとか、ISフラットが月500円安いとか。

auのiPhone4Sは端末の一括購入価格が非公表のようですが、ソフトバンクだと内蔵フラッシュメモリ16GBモデルが46080円、32GBモデルが57600円、64GBモデルで67200円と、かなり安いです(とはいえ、フラッシュメモリの容量は便宜上のことで、容量と価格がそんなにリニアに比例していないと思いますけどね。16GBアップで1万円、32GBアップで1万円では計算が合いません)。例えばIS12T(Windows Phone)の一括価格もIS12SH(Android)の一括価格も73500円とのことです。

もちろん単純に価格の比較はできませんが、おそらくIS12SHの内蔵フラッシュメモリの容量は8GBはおろか2GB程度ではなかろうかと思います。データはmicroSDカードに置いてねということなので、それはそれでいいですし、私が使っているLifeTouch Noteも2GBですが、全部使い切るには相当頑張らないと無理です。
より近いIS12TはiPhone4Sと同じくmircoSDカードスロットはなく、スペックから推測すると32GBと思われます。
ISフラットに加入して毎月割を適用すると、今日現在でIS12SHで2400円、IS12Tで1600円毎月割引があるようです。
割賦にした場合
IS12SH…73500/24-2400=662円
IS12T…73500/24-1600=1462円
iPhone4Sの32GBモデルは月々430円ということで、IS12SHと比較するとあまり違いがないように見えますが、忘れちゃいけないISフラットの割引がないので月500円ぐらいプラスされます。
細かい数字は間違っているかも知れませんが(そんなにじっくり調べたわけでもないで)、そこは本題ではないのでご愛嬌ということで。

これじゃあ積極的にAndroidを使いたい私のような人以外は普通に考えてiPhoneにしますよそりゃ。
auのサービス料金はひとまず置いとくとして、端末価格があまりにも違いすぎます。全く勝負になりません。でも考えてみればとても当たり前の話で、シャープも東芝(今は富士通なんだっけか)も国内のキャリアにたくさんの機種を卸していますが、Appleはauもソフトバンクも共通のハードです。ひいては世界中で同じハードです。
生産台数の桁が違うのでその分安くなるなんて、ごくごく当たり前のことです。とはいえ、現状徹底してこれができているのはAppleぐらいのものなのですけどね。
逆にいえば、auにスマートフォンを卸しているメーカーはこれと対抗しなくてはいけないわけです。いくらガラパゴスな機能の優位性はあるとはいえ、iPhoneはそれを上回るほど魅力的な端末であるようですし(私にとっては違いますが)、そればかりか価格も安い。
当然全体のパイは限られているわけで、現在携帯電話を使っている人が全てスマートフォンに乗り換えたら確か1億台ぐらいになるはずですが、当然そんなことにはならないわけです。
価格は下げなくてはいけない、機種もいろいろ生産しなくてはいけない、パイも限られているので生産台数も増やせない、という状況で端末メーカーはどうやって戦っていくんでしょうか。NTTドコモで超絶頑張るんでしょうか。確かにサムスンにとって変わるというのはいいかもしれませんが、それでも。
というわけで、やっぱり結論はタイトルのとおりです。

追記:
auでのiPhoneの一括購入価格はこれと教えていただきました。
意外にもSoftbankよりも高いんですねぇ。
まぁauも借金棒引きみたいなこと(あれもかなり高度な戦略だと思いますが)をするかも知れないわけで、一括で購入するメリットはほとんどないと思いますが。
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