「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

秋のウペヘサンケ山に登る①

2008-09-17 22:22:14 | 東大雪
    「写真:ウペペサンケ山の草紅葉 遠景は十勝連峰」

9月15日のウペペサンケ山 登山記録①:

午前6時過ぎ、東大雪・糠平温泉にあるウペペサンケ山の登山口に着く。
予想外の一番乗り。静かな山域だ。うっそうとしたトドマツの森を一時間ほど登ると、最初のピーク、1399m峰のに達する。目前には、次のピークとなる1610峰。あまりに大きく、その先の山頂を望むことができない。
眼下の糠平湖畔には溶岩丘だろうか、小さな富士山がずらりと並ぶ。その独特な異形の列に見とれてしまう。目を左に転じると、十勝連峰の山並み続く。右端が8月末に登ったオプヌテシケ山。鋭角を空に突き出した山容に改めて感嘆。芦別岳、夕張岳、そして日高山脈を一望する広い見晴らしが心地よい。



「写真:1399峰から望む1610峰」


「写真:糠平湖と小富士の列」


「写真:十勝連峰 左端が十勝岳 右端がオプタテシケ山」

ここから1610峰までの一時間ほどの登りが道中で一番きつかった。途中、秋色に染まった低木のウスノキと、その黒い実に癒される。1610峰からは、端正な台形を連ねるウペペサンケの山頂を望む。右端が東峰の糠平富士。ここが一番高く見えるが、実際の最高標高点はその左手1.5キロだという。


「写真:ウスノキ」


「写真:1610峰から望むウペペサンケの山頂」

1610峰から糠平富士までは、ゆるやかな稜線を楽しく登る。岩場とハイマツ帯が重なる場所はシマリスとナキウサギがせわしく動き回っていた。冬に備えたエサの確保に忙しいのだろう。高山植物の紅葉は例年より遅れ気味で、ちょっと物足りなかったが、小動物の冬支度で季節の移ろいを知る。
ナキウサギの動きがあまりに忙しく、撮影できなかったのが心残り。


「写真:草紅葉とシマリス」
















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