「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

秋のウペヘサンケ山に登る②

2008-09-20 22:19:51 | 東大雪
       「ウペペサンケ山から望むニペソツ山」

9月15日の登山記録②
1610峰から菅野温泉分岐を過ぎたあたりでシマリス、ナキウサギとにらめっこ。ホシガラスもハイマツの群落で多数飛び交う。冬に備えて餌を土に埋めていた。松ぼっくりの食べ残しがあちこちに。これは誰の落し物?シマリスなのか、ナキウサギなのか、そせれともホシガラスなのか。

「写真:ハイマツの実の食べカス」


1610峰から1時間30分ほどで、ウペペサンケ山の山頂標識がある糠平富士に。東大雪の名峰で一番人気のニペソツ山が目前に迫る。06年7月に登った時の高鳴りが甦る。ニペソツ山(06年7月)
糠平富士は標高1834.5mで、最高点の1848主峰は左に1.5キロ先との標識がある。糠平コースからの登山者としては一番乗りだったが、すぐに男性が続いてきた。僕より45分遅くスタートしたというから健脚だ。彼は3回目にして初めて展望を得られたので、これから最高点に向かうという。僕はニペソツの見晴らしを得て大満足だったが、欲が出て彼に続くことにする。

「写真:糠平富士の山頂」


「写真:最高点に続くナイフ状の稜線」

ナイフのように切れた稜線を慎重に歩く。上り下りも結構あり、思いのほか時間がかかる。別のコースから先行し、最高点から折り返してきた大学生4人とすれ違う。紅葉や表大雪の見晴らしに励まされて、1時間で主峰に到着。

「写真:登山路から望むトムラウシ山」


「写真:ウペペサンケ山の最高点 1848m主峰」

40分ほど山頂で景観を楽しむ。紅葉の見ごろはまだ先か。一緒になった男性も札幌から来たとのことで、会話が弾む。「帰りのドライブが命がけだ」と意見が一致。眠くならないコツは、途中で仮眠すること。仮眠する場所も一緒だった。

※06:25 糠平コースから入山
 07:35 1399峰
 08:30 1610峰
 09:00 菅野温泉コース分岐
       シマリス、ナキウサギのテラス
 10:10 糠平富士
 11:05 最高点
 11:45 下山開始
 14:40 下山


糠平温泉・湯元館 500円
大正初め創業の老舗。素朴な源泉かけ流しが気持よかった。男湯から露天風呂に直行することができるが、混浴だった。熟年の夫婦が入っていたが、僕に譲ってくれた。
ひとりで森と渓流を堪能していたら、若いカップルがやってきた。まわれ右、尻隠さずで退散。

女性は廊下を歩かないと、露天風呂には行けない。タオルを身につけての入浴となる。











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