教育と養育

基本的には

親は子を養育する役割がありますが

親は子を教育することはできません。

 

親が世間的に立派だと思われている人だとしても

人間的にはどうだかわかりません。

 

また、親が立派だとしても

子の教育が上手いとは限りません。

 

現代社会では

子の養育すらできない親も増えています。

 

教育に関しても

試験勉強が教育と錯覚している大人も多いものです。

 

根本的に法律や制度の見直しが必要だとは思いますが

対応は果てしなく遅いものです。

 

例えば中国の古典である「孟子」によると

「父親は子にあまりやかましく言わずに

自分の信頼できる他人に教育してもらう方が良い」と書いています。

 

例えば高い成果を上げている

フィンランド教育は

日本の江戸時代の寺子屋教育に似ています。

 

ちなみに江戸時代の日本の識字率は

世界最高だったようですね。

 

教育は親がするものと言うよりは

地域社会でするものではないでしょうか。

 

現在、児童養護施設にお世話になる子供の9割は

親の虐待やネグレクト（育児拒否）と言われています。

 

 

親の未熟さに加えて、地域社会の無関心が

 

子供の教育や養育に影響を与えているようです。

 

 

「陰極まれば陽となる」のが原理原則ですが

 

極まるまで待たなければいけないのでしょうか？

 

 

気づいた人ができることから

 

相互扶助して行きたいものですね。