「百獣の王であるライオンは我が子を崖から突き落とし
自力で這い上がって来た子を子供として育てる」との話があります。
もちろんこれは作り話ですが
百獣の王として代々つながって行くためにも
素質のある子を厳しく育てるという
親の愛ですね。
父性は尊敬・母性は慈愛とも言われますが
百獣の王の厳しさは父性のことですね。
我が子の将来を思えば
あえて厳しく接するのも
父性の優しさですね。
今の50代ぐらいが子供の頃は
「巨人の星」などの父と子の厳しさと
愛情を描いた漫画もありました(笑）
ただ現実では親子が厳しすぎるのは
子供の成長にはあまり良いことではないかも知れません。
小さな細々とした躾はお母さんの役割で
お父さんが時折雷を落とすという役割で
やはりお父さんは怒ると怖い方が
子供の躾には良いのではないでしょうか。
子供がおかしく育つのは
過保護過ぎるか、無関心過ぎるかです。
繰り返しますが
父性は尊敬で、母性は慈愛です。
尊敬は向上心を、慈愛は調和を養います。
核家族や個人化によって
子育ての環境は昔より大変な世の中になっているようですが
本来は親御さんだけでなく
他人様も含めた父性や母性も必要なのではないでしょうか。
難しい事かも知れませんが
地域社会で育てる仕組みができるといいですね。
