AKB48の旅

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ペナントレース順位決定方式

2014年04月24日 | AKB
https://www.youtube.com/watch?v=bWi1luLdwZI#t=604

「ペナントレース順位決定方式解説映像」なんだけど、見終わった後の後悔と脱力感、時間を無駄にした感が半端ない。突っ込みどころ満載というか、突っ込む気にもならないというか、うーんどこから切り出せば良いのやら。

まずは「統計学者」鳥越規央氏が胡散臭過ぎ。じゃんけん大会でのいんちきぶりについては既述だけど、今回の「解説」も同様のまやかしに見える。計算式は提示されてるけど、そういう計算式に到った背景が分からない。じゃんけん大会の件を参考にするなら、まずは望ましい結果、あるいはかくあるべきな結果が想定されていて、そこに落とし込むための係数が算出されて、その係数に合わせたデータ設定になってるという、例によっての実態は逆算になってるんじゃないか。

こういうのって、やはり公正性、透明性が何より重要になると思う。まずは公開された一次データがあって、その一次データから誰でも容易に算出できる指標があって、そんな指標が複数あっても良いと思うけど、その総合成績でもって争うというのが、最も妥当なところじゃないか。実際のところ、一部のファンは、同様のことを既にしてやってたりするしね。

メンバー個人とチームの関係性にしても、恣意的に過ぎるように思う。「解説」のなかでもメンバー個人の係数についてさりげなく触れてたけど、やはり根拠薄弱に見えたし、選抜総選挙の結果をドント式で勝ち点に算出するというのも、もっともらしく見えて、実は個人とチームの関係性に関わるウエイトの置き方の説明が欠落してる。

そこやはり先達に学ぶ的な姿勢があっても良かったんじゃないかと思う。「ペナントレース」なんて言葉を使ってることだし、メジャーリーグの成績評価法を参考にするという考えはなかったんだろうか。もちろんAKBGのチームは直接対戦して、明瞭な勝ち負けがつくわけではないので、そのまま引き写しにはできないけど、その合理性とかは大いに参考にして良いようにも思う。

一例、個人の成績判定だと、打者ならOPS、投手ならWHIPという指標がある。OPSは出塁率と長打率を足し合わせるという、正に公開された一次データを、単純な計算で導いたものになっており、しかも長年の検証によって、精度管理がなされてる。もちろんこれをそのままAKBに当てはめるのは無理だけど、例えば劇場公演という枠組みで考えてみた場合、出塁率を出演率に、長打率をユニットセンター率に換算するなんてのはどうだろう。

もちろんそうなると、選抜総選挙をしのぐまでの、運営サイド的な序列がついてしまうことになるかも知れないし、それ以前に、運営サイドの査定が公開されてしまうことになるのかも知れないけど、そこまで公開してしまって、そのウェイトのかけ方まで批判に晒してしまうというやり方もありなんじゃないか。

読み返してみても、批判しか書いてないなあ。ちょっと反省かも。