AKB48の旅

AKB48の旅

NHKBS1「国際報道2014」4月03日

2014年04月05日 | AKB
NHKBS1の「国際報道2014」という、3月31日(月)から始まったばかりの番組のよう。秋元氏が出演するとのことで、4月3日放送の回を初めて見たけど、例によってさすがNHKな作りで、台湾での吉本の取り組みとか、しっかり取材してあってまずは好印象。

秋元氏の番になって、最初にキャスターから「恋するフォーチュンクッキー」の世界的なヒットの秘訣を聞かれて、「ポップスのボーカルが楽器になってる、サウンドの一部になってて歌えない」という主旨のことを語った時は、ヲヲ!と思ったけど、そこから後は、いつもと代わり映えのしない秋元氏だった。

番組がピックアップした秋元語録が、例によって「マーケティングはしない」「コンテンツはカルピスの原液」「AKB48は納豆!」「予定調和を崩せ」「商品にもストーリーを」で、基本はこれまで語ってきたことの繰り返し。ただし、「無理をしないと新しいものは産まれない」と言う旨の発言は、それなりに踏み込んだものだったように思うし、比喩が少しだけ新しいものに更新されてた。

印象的だったのが釣りの比喩で、そこで何が釣れるかを調べて、その魚に合った餌を用意して釣るというのではダメなんだ、リスクを取りに行かなければならないとの、マーケティングと予定調和を否定する説明は、ありがちではあるけど、もしかして初めて語ったのかな。それとも私が知らなかっただけ?

あとは、「商品にもストーリーを」の例示として、日本酒の温度の話をしてて、冷酒から熱燗までのバリエーションの物語というのは、これは大変説得的だった。もしかしてどっかで、そういう仕事を請け負ったばかりなのかな。

アジア進出関連の話では、キャスターに振られたとは言え、例によってK-POPについての認識やネットの力について話してたけど、なんか情報が古い感じで、実際そこに出てきた例示も、メインはAKBのシンガポール公演やパリ公演の話になってた。JKTについても触れることは触れたけど、なんかさらりと流されてた。AKBのアジア進出が、実際には相手方からのオファーであるという秋元氏の指摘は、重要なポイントだと思うんだけど、そこに番組として関心が向かない、気づけない感じと言うか。

この辺り、やはり番組のターゲットがそう(高齢者?)だからなのかも知れないし、ディレクターの方向性や台本がそうなってるのかも知れないけど、関心の方向性が特亜への思い込みというか、ちょっと前のめりというか、バランスを失してるように感じられた。

ついでの付け足しだけど、キャスターの黒木奈々さん。この番組で顔も名前も初めて知ったけど、真っ赤なドレスに脚のラインを強調するかのようなポーズで、どこか秋元氏を挑発するような意識が感じられたのは、私の心が曇ってるからなのかな。