マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

賢太郎総会

2008-06-01 23:12:22 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
何故、賢太郎は、コカコーラにしなかったのかと、意見を述べた彼女は、役員の中で失笑を買った。

「しかし、それは、興味深い問題意識です」

議長は彼女をじっと見つめて、そしてゆっくりとホワイトボードに[コカコーラ]と赤いマーカーで書いた。


「何を素っ頓狂な事を言っているんだ。バックの海を君も確認しただろう。そして煮しまった鴬色のシャツ・・。あれに、どう、コカコーラを組ませようという発想が出てくるんだ」

「そうだ、そうだ。「ちょっと惜しい賢太郎」が、「とっても残念賢太郎」とか「救いようがない賢太郎」とか「教育的指導カード三枚目賢太郎」とか「出場停止賢太郎」とかを君は望んでいるのか?」


「まあまあま、会員の皆さん、そう興奮しないで・・」議長は、そう言うと、再びボードの前に立ち、[命題と証明]と黒いマーカーで書き足した。

「正しいかどうかを明確に判断できる主張を[命題]と呼ぶ。

  つまり、「賢太郎はラーメンズの一員である」・・命題である。
  
  次に、「賢太郎はダサイ」・・命題とはならない。

ダサイという認識が主観的なものであり、判断に明確な基準が設定できないからである」


「しかし、議長、この場合は、明らかにペプシはぎりぎりセーフで、コカコーラは完全にアウトです」

「そうだそうだ。これは、疑い様の無い確かな基準の値を示しております」

「会員の皆様の挙手による承認を求める!!」


「ちょっと待てよ!!では、「存在と本質」については、どう証明するつもりだ?」

「はあ~~?君は何を言い出すんだ」

「いいやこれは今まで、臭いものには蓋をしろで、誰も触れたがらなかった事だが、論議すべき重要な事だ。」

「何日間なら同じシャツを着ていていいか・・?季節によっても変化するぞ」

「むう~。それは、形而上学的に、早急に話し合わなくてはならない問題だ」


「あのーー。コカコーラとペプシは、どうなっちゃったんですかね?」




賢太郎総会の議題は、刻々と変化する・・・。





コメント (4)
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