前ブログは成虫で冬を越してきた『越冬蝶』でしたが、今回は春に発生した『新生蝶』です。
新生蝶のモンシロチョウやコツバメはすでに登場させてますから、
今回は、その後にお庭訪問してくれた新生蝶たちをご覧いただきましょう♪
まずは旬の蝶をたっぷりと見ていただきましょう・・・
我が地域で今が旬の蝶と言えば、『ウスバシロチョウ』です。
フランスギクで吸蜜してる、ウスバシロチョウ♪
ウスバシロチョウはアゲハチョウの仲間なので、『ウスバアゲハ』とも呼ばれます。
アゲハチョウ科の蝶にしては少々小振りで、
大きさはモンシロチョウよりやや大きいくらいの蝶です。
このところ、毎日お庭訪問してくれるウスバシロチョウですが、
ふわ~りふわりと飛んでいるばかりで、なかなか止まることがなかった・・・
ところが今日のウスバシロチョウは、余程お腹が空いていたとみえて、
あっちの花こっちの花…と、花から花へ舞い移りながら吸蜜してました。
(吸蜜に夢中だったから、じっくりと撮影させてもらえた♪…)
イベリスの花で…♪
フランスギクの花で…♪
ジャーマンアイリスの花にとまって…♪
あれっ? こうしてみると白い花ばっかりですねぇ~
庭には色んな花が咲いてるのに、なぜ白い花ばかりなの?
ジャーマンアイリスも、隣にピンクや黄色い花も咲いてるのに・・・
ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)は、白い花がお好きなのかしら?
こちらは今日散歩の途中、
木に咲いてる花で吸蜜中の、ウスバシロチョウ♪
先日、
土手のハルジオンとシロツメクサで吸蜜中の、ウスバシロチョウ♪
やっぱり白い花だった・・・
ウスバシロチョウは、野の花に止まっている姿の方が似合う蝶ですね
さて、ここからは撮影日順でのご紹介となります。
(撮影日が初見日…というわけではございませんので、ご了承くださいね…)
クリスマスローズで吸蜜してる、『ヤマトスジグロシロチョウ』・・・(4月23日)
イベリスにぶら下がってるのは、『トラフシジミ』・・・(4月27日)
羽化不全らしき『キアゲハ』には、優しく愛の手を差し伸べて・・・(4月29日)
土手のハルジオンで吸蜜してるのは、『ベニシジミ』・・・(5月1日)
ナズナで吸蜜してる、『ヤマトシジミの♀』・・・(5月5日)
クリスマスローズの葉上には、『ヒメウラナミジャノメ』・・・(5月15日)
最後に登場するのは、『ツマキチョウ』です。
(大好きな蝶なので別枠でのVIP待遇、ゆえに写真も多い…)
まずは『ツマキチョウの♀』から・・・
雑草に止まってひと休み♪・・・(5月8日)
水仙の葉にしがみついてる姿がかわいい~♪
ミヤコワスレの花の上で…♪
ワスレナグサの花がお気に入り~♪
イベリスの花も好きみたい~♪
ルナリアの花蜜が一番美味しいんだって~♪・・・(5月15日)
「あれっ? ツマキチョウ(褄黄蝶)って言うのに、翅の先端が黄色くないの?」
…と思われる方もおられるかと・・・
ツマキチョウと言っても、♀は黄色くないのです。
表翅の先端が黄色いのは♂だけ!
それでは、黄色い『ツマキチョウの♂』です・・・
(今年は、なかなか写真を撮らせて貰えなかった…)
飛翔ですが、証拠写真しか撮れず…♪・・・(5月15日)
ようやく止まって、シロミミナグサで吸蜜中~♪
(大きくトリミングしても、この程度です…)
ツマキチョウも、この頃はお庭訪問する数がだいぶ減ってきました。
春に一度だけしか発生しない蝶なので、
「美しい黄色い翅を、美しく撮りた~い!」という願いは、また来年叶えましょう♪
今日の、お・ま・け
今日のオマケは『ビロウドツリアブ』・・・
ハイ、刺されると痛いあのアブの仲間です!
アブという昆虫は、他の虫のようにチクリと刺すのではなく、
皮膚を切り裂いて吸血するそうです。そんな吸血鬼の仲間の登場!
でも、ご安心くださいね。
ビロウドツリアブは、長いストローを持っているけれど、
それは花の蜜を吸うためのもので、人間を刺すことはないのだそうです。
ビロード状の毛で覆われていて、空中に完全に静止しながら蜜を吸う姿が、
まるで吊り下げられているかのように見えるために名付けられたという、
見た目にも可愛らしいビロウドツリアブです。
イワヤツデの花で吸蜜中の、『ビロウドツリアブ』・・・(4月23日)
このアブ(↑)、上の写真を見れば翅がないように見えて、ちょっと変な昆虫に見えるでしょう!
実はこれ、ホバリングしながら吸蜜中なのですよ。
下の写真にはちゃんと翅が見えてますね・・・
ビロウドツリアブは蝶ではないけれど、
春に一度だけ発生する『スプリング・エフェメラル』の仲間なので、
本日一緒に、オマケとして登場させましたぁ~
(今回登場のツマキチョウとウスバシロチョウも、『スプリング・エフェメラル』の仲間です…)
今日はそちらも暑かったのでしょうね。
最近は、近くの林の中で『春ゼミ』の合掌が聞こえるようになったので、
余計に暑さを感じてしまう我が家です・・・
ウスバシロチョウ、なんとなく神秘的な蝶です。
アゲハの仲間だけど、アゲハのようには大きな蝶でなく、
シロチョウと名が付いているけれど、真っ白ではなくむしろ黄色っぽい色の蝶。
翅は薄くて、翅を透かして止まっている花が見えてしまう・・・
春遅い今の時期に1回だけ発生する蝶なので、
今しか出会うことのできない、スプリング・エフェメラルです。
(お花で言えば、カタクリやイチリンソウ、ニリンソウなどと同じ春の妖精…)
翅をヒラヒラと動かしながら舞っている姿も、
モンシロチョウとはちょっと違って優雅です。
見慣れてくると、遠くからでもウスバシロチョウだとわかりますよ♪
こちらへ引っ越す前に暮していた所は安曇野の南の端で、
周辺には田んぼもあって自然の中でしたが、
普通種の蝶しか見たことがなかったです。
やはり近くに林がある今の環境は、蝶や野鳥が多いですね。
蝶は庭のお花を目当てにやってきます。
早春から晩秋まで、何かしらの蝶がきてくれるこの環境、
本当に有り難いと思っています。そうですね、毎日が充実しまくりです♪
でも、お花を咲かせるためには草取りなんかも頑張らねばならず、
日々疲れまくりですぅ~
うすばしろちょうは何て美しいんでしょう。
実際に見てみたいものです。
みさとさんはいい環境で、きっと毎日が充実しまくりですね。
今日も暑かったですねぇ~
明日は平年並みの気温で、爽やかに晴れ上がるようですが、
来週にはまた、真夏日の予報が続いてますね。
今年の春は越冬蝶の数が少なくて、ちょっとガッカリでした。
新生蝶が出始めるとワクワクしてきます。
ウスバシロチョウのお庭訪問は、このところ毎日です♪
この日は花にも止まってくれて、大サービスしてくれたのですが、
いつもは庭をふわりふわりと舞っているだけ・・・
>ウスバシロチョウの花を透かせている翅にはうっとり!
花を透かせている様子がお分かりいただけて、嬉しいです♪
白い花ばかりだったから、ちょっと分かりにくいかなぁ…って思ってました。
春の花や春の山野草など、撮り貯めた写真が山積みとなってます。
一日も早く整理をして、せっかく咲いた花たちも見てほしいのですが、
なかなかはかどらなくてね。
たまたま今回は白い花特集となってますが、
次回の更新にはお花の話題を…と予定しているので、
もうしばらくお待ちくださいねぇ~♪
今はジャーマンアイリスが次々と咲いてきてますが、
今年はお花を楽しむよりも、株の整理に専念してます。
あまりにも増え過ぎちゃったから、同じ種類の花は抜いて、
少しコンパクトなジャーマンアイリスコーナーにしようかと・・・
暑い毎日ですね。
お湿りがなくて気が気でなかったのですが昨日の雨でほっと一息…
これで草も一気に伸びることでしょうけど。
今年もお庭に越冬蝶も新生蝶も現れたのですね。
たくさんの蝶に出会うことができて、見せていただいている私も嬉しいです。
特にウスバシロチョウの花を透かせている翅にはうっとり!
本当に優雅な雰囲気(飛翔姿もきっとそうでしょう!)ですね。
蝶と一緒の花々にも注目!
それぞれの花を楽しませてもらいました。
今回は春の白い花の特集でしたね。
この時期次々に咲く花、お庭もきっと賑やかでしょう!
日帰り入浴に出かけ、ついでに未だ見たことがない憧れの蝶の生息地へ寄ってきました。
発生にはまだ早過ぎだと思ったのですが、それでも1頭だけ出迎えてくれまして、
のんびり温泉につかり、蝶との出会いもあり、嬉しい一日を過ごすことができました。
(♂に会いたかったのですが、残念ながらの♀でした。でも人生初の出会いに蝶(超)感激~)
前日の土砂降りで畑仕事ができないという、主人からの提案でのお出かけでしたが、
大雨と主人に感謝感謝の日となりました♪
>今日は本当に学べました…
えっ! 自然さんが学ぶだなんて・・・そんな内容載せてましたっけ?
いつもわたしは、自然さんのブログから多くを学ばせていただいてます。
色んな知識を学ぶと言うよりも、自然さんの生き方というか・・・
地域での取り組みというか…とにかく人生学んでます♪
今回登場の蝶たち・・・
そちらには生息していない蝶も、中にはいるのかもしれませんねぇ~
その昔わたしは、同じ種の蝶がどこにでも生息しているものだと思ってました。
どんなにたくさんの花が咲いているお花畑があっても、
そこで花蜜をお腹いっぱい吸うことができても、
幼虫の食草が生えている環境でないと、蝶はそこには生息できないですもんね・・・
限られた食草しか食べない蝶などは、その食草の激減で絶滅に追いやられてしまう!
時代による進化や開発も大事ですけど、環境を壊すことのないような配慮も必要ってことですね。
ホタルの復活祈願と一緒ですね
いえね、お庭での撮影がなかなかできなかったから、
土手で撮った写真を他の蝶と一緒に…と思っていたら・・・
この日は、庭の花で吸蜜してくれましたから、
急遽トップスターの座を射止めたってわけです。
その代わりに、ツマキチョウはトリを・・・
まぁね、こんなことを考えられるようになって、
わたしも復活の兆しが見えてきたってことでしょうかね。
ウスバシロチョウが最近になってお庭訪問してくれるのは、
もしかしてムラサキケマンのお陰かも・・・
庭にムラサキケマンが蔓延っていたので、最初の頃は必死で抜いてました。
ある時、実はムラサキケマンはスプリング・エフェメラルだと知り、
今では庭で好き勝手に咲いてもらっています。
後で分かったのですが、そのムラサキケマンはウスバシロチョウの食草なんですってね。
そう言えば、散歩途中にはムラサキケマンが群生して咲いてる場所があちこちにあります。
当たり前のように見られるのは、そのせいなのでしょうね・・・
トラフシジミは毎年訪問してくれてるのですが、
なぜか今年はこのとき一度見かけただけでした。
しかも、写真は2枚しか撮らせてもらえなかった・・・
…なので、こうして総集編(?)のときにさりげなく登場させたってわけです。
>我が家の蝶相もいろいろ変化しているようで…
我が家も同じです!
ツマキチョウの♂は、何度も訪問してるけど撮らせて貰えなかっただけですが、
ミヤマセセリやルリシジミなど、庭で姿を見ることがない淋しい春でした・・・
そうそう、ベニシジミは邪魔な程飛んでいるのですが、ヤマトシジミが少ない!
こちらはまだこれからかもしれませんが・・・
ウスバシロチョウは撮影角度などによって、違う蝶のように撮れたりします。
翅が白っぽかったり黄色かったり、翅が透けてたり透けてなかったり・・・
できることならあの薄い翅の透け透け感を出したくて、
光の当り具合などを意識しながら撮るのですが、
なかなか思うようにはいかないものですねぇ~
アサギマダラの時もそうなのですが、吸蜜しているお花を翅を透して撮りたいです!
ツマキチョウ・・・
この蝶を撮るなら、絶対に♂の黄色を撮らなくちゃあ!
…なのに、今年はなぜか♂に嫌われてます。
実は今日、人生初のクモマツマキチョウに出会い、
運良く足元にきたので撮影もできたのですが、こちらも♀でした。
ツマキチョウのように、♂は美しいオレンジ色なのにね!
クモマツマキチョウの生息地は、我が家から車で30分程の場所なので、
もう少し女を磨いてからまた出かけて、今度は♂を惹き付けねば…
>色々な花を植えていろいろなチョウをお招きする…
そうです! まずはお庭に花をたくさん咲かせましょう♪
春先にはあまり花がないから、雑草の花を全部抜かずに少し残しています。
コツバメやルリシジミなどの小さな蝶は、
ナズナやイヌナズナやタネツケバナなどの小さな雑草の花によく止まります。
ヤマトシジミのためには、土手の黄色いカタバミも残してあります。
(…というか、残さなくても次々とたくさん生えてきますが…)
そうそう、uke-enさんの所でムシトリナデシコが蝶を呼んでるのを見て、
せっせと抜いてたムシトリナデシコだったけど、
今はあちこちに少しずつ残して、花を咲かせるようにしています。
昨夜は久し振りの大雨。ようやく土の中まで潤ってくれました。
種を蒔いたもの、発芽してきたもの、地植えの植物たち、
みんな大喜びでしょうね♪
雑草も喜んで夏草が一斉に発芽するかと思うと、わたしはゾッとしますが・・・
ウスバシロチョウは、近年こちらではたくさん見かけるようになりました。
翅が薄い蝶なので、濃い色の花に止まってくれれば花色が透けて見えるのですが・・・
なぜか白い花にばかり止まってしまい、透け透け感がイマイチ分かりませんよね!
蝶の種類によって好む花色が違うと、どこかで聞いたような気もしますが、
どうでしょうね・・・
一昨年の今頃、散歩コースの途中でウスバシロチョウがたくさん飛んでいる場所を見つけて、
『ウスバシロチョウの楽園』と名付けました。
今年少し早い時期にその場所へワン連れ散歩で行った時、
すぐ近くにツマキチョウがたくさん飛んでいて、『ツマキチョウの楽園』にもなりました。
そこには『ヒメシジミの楽園』もありますから、色んな季節の蝶を楽しめる場所です♪
>皮膚を食いちぎるとは、危ないアブですね…
ハイ、座布団三枚~!
ホント、あぶないあぶですね・・・
今日は本当に学べました。
学んだと言うことと記憶したと言うことは違いまして
>皮膚を切り裂いて吸血するそうです
このような言葉を頼りに覚える努力をしています。
本日登場の蝶
ほとんど実物を見たことがありません。
う・ら・や・ま・し・い
前のように見られることはうらやましい限りです。
透けていて薄そうに見える翅ですが、破れている写
真を見た記憶がありません。皆さんがそんなものは
載せないのか、案外強靭なのかは疑問です。
トラフシジミにも会われたのですね。コツバメは記事
になったのに、こちらは音沙汰がなかったのでどうだ
ったのかと気にかかっていました。
今季ツマキチョウは例年になく多かったので、レンズ
を向けても載せないことが多かったですよ。我が家
の蝶相もいろいろ変化しているようで、ヤマトシジミが
少ない、何で?と思ってますよ。
歌の題名みたいなタイトルになってしまいましたけれど
ウスバシロチョウが美しいこと!
・・・なになにVIP待遇、?ツマキチョウ・・
何だか薄汚れて見えるなぁ、なぜにVIPでどこが褄黄って・・?
失礼いたしました。知らぬ者のたわごととて・・
読み進めて納得。♂はこんなにきっちりとかわいいのですね~。
やっぱり チョウは花に止まっている姿がいいですね(私が撮るのはバッチイ場所ばかり・・)
色々な花を植えていろいろなチョウをお招きする・・・。
uke-enさんの所を「見学(ブログ見学)」させていただいていても思うのです。
我が家でもいろいろな咲かせてたらいろいろなチョウが来るのかしら。
・・・思いをめぐらせながら見せていただきました。
ウスバシロチョウも、そうです。
綺麗な蝶ですね。
白蝶は、白いはな、キチョウは黄色い花がお好みなのでしょうか。
皮膚を食いちぎるとは、危ないアブですね。