ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

「ひきこもり人権宣言」発表のお知らせ

2022年01月14日 14時25分06秒 | 代表丸山の活動
 “鷲見玲奈ロス”に陥っている、代表の丸山です。

 さて、所属している「暴力的「ひきこもり支援」施設問題を考える会・ひきこもり人権宣言作成班」では、昨年12月23日に『ひきこもり人権宣言』をブログ型投稿サイト「note(ノート)」に発表するとともに、私を含むメンバーの一部に加え“引き出し屋”と呼ばれる悪質支援業者の被害者とその父、計5人が厚労省の貸し部屋で発表記者会見を行いました。

 私は、3人の共同代表により作成班が結成されたあと誘いを受けて加入したひとり。会議を重ねて条文を考え合い、外部の意見も採り入れながら条文化しました。その過程で条文化と解説の作成を共同代表のひとりで司法試験の受験生だった木村ナオヒロさん(ひきこもり新聞編集長)に任せ、ほかのメンバーは木村さんをサポートしながら各自の書きたいことをまとめる作業にたずさわりました。

 その結果、前文と7条からなる『ひきこもり人権宣言』と『解説』に『ひきこもり人権宣言に寄せて~作成メンバーによる寄稿文~』を加えた全47ページという膨大な文書が完成しました。

 私は「ひきこもり生活の質(ひきこもりQOL)」と「リカバリー」というふたつの文言を条文に入れることを提案したほか、「目標は自分が決めるもの」という考え方を入れることをほかのメンバーとともに提案しました。そのすべてが盛り込まれたことはもちろん、この宣言と解説のグレードの高さにたいへん満足しており、木村ナオヒロさんのご努力に深く感謝しています。

 私にとってはさらに、この宣言は自分の実践の後ろ盾になるものと考えており、さっそく藤沢市社会福祉協議会での研修会やひきこもり家族会での講演でご紹介したほか、今後も機会をとらえてご紹介していくことにしています。

 つきましては、前記noteの投稿で条文と解説を(お時間のない方は条文だけでも)ご一読くださいますよう、お時間がおありの方はメンバーの寄稿文も含めたPDFをご一読くださいますよう、お願いするしだいです。
 そして、この宣言をひきこもり状態への対応と支援を議論する基礎資料として広くご活用いただけることを願っております。


↓『ひきこもり人権宣言』の作成過程や発表記者会見の模様などをレポートした池上正樹氏のweb記事を読む
↓『ひきこもり人権宣言』と『解説』を読む
(メンバーによる寄稿文を含めた文書全体のPDFへのリンクも貼ってあります。私の寄稿文は29~31ページ。)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする