よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

神保町界隈

2010年08月01日 | 技術経営MOT
初めて神保町を訪れたのはたしか小学校の頃、上京した時だった。母に連れられてきた。

そこでスヌーピーの英語マンガ本を買ってもらったのが、未知の言語=英語との最初の邂逅だった。

その後、高校生の時から神保町通いがはじまり、ものを書くようになってからは足繁く通うようになった。



文華堂書店は日本工業大学MOTからたったの徒歩30秒。

軍事関係に専門特化した古書店。仙波正昭さんが二代目店主。創業が1937(昭和12)年のこの店は、戦争関連書籍を専門に扱う店として日本有数。

お宝のような古書が埋蔵されている。

古くからのファンが多く、防衛関係者、戦史研究者などご用達の老舗。入り口から入って右側の棚にはなにげなく、年代物の「教育勅語」、「戦陣訓」、「戦闘要覧」などが置いてある。

戦時技術経営というテーマでも良書多数。



キッチン南海のカツカレー。700円。おはしの袋が『ワンピース・カーニバル』のイベント版。

昔も今もキッチン南海。

見るからに古本ファン然とした客多し。またそれがいい。

暑い日にここで食べて、エネルギーを充電し、神保町界隈を渉猟するのだ。

           ***

「本のない部屋は、魂のない肉体のようなものだ。」と説いたのはキケロ。とすれば、神保町は魂が凝縮された街だ。


「書籍は青年には食物となり、老人には娯楽となる。病める時は装飾となり、苦しい時には慰めとなる。内にあっては楽しみとなり、外に持って出ても邪魔にはならない。特に夜と旅行と田舎においては、良い伴侶となる」

これもキケロの言葉だ。