よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

一日断食

2012年01月20日 | No Book, No Life

30年以上も風邪で熱を出したことのない頑健無比な男がいる。昔も頑健、今も頑健。すごい。なかなかこういう御仁はいるものではない。彼は、「知的アスリート」を自称しているだけのことあって、目標を定めて断食を日常生活に取り入れている。彼のブログの一節、これがまたいい。

昨年会った時に、「奇跡が起こる半日断食」という本を紹介してもらった。おお、目からウロコ。それで昨年の2月1日に思い立って「半日断食」を習慣化してみた。なるほど、2か月くらいで体重がスーっと減る。

しかし、昨年の夏は、やれアメリカだ、トルコだ、スリランカだというように、仕事にかこつけて放浪し、ついでに現地の料理を食べ過ぎた。これがまずかった。3キロリバウンド。血圧が高くなった。

それで秋口から「半日断食」を再開。なんとか1年後の2月1日まで1年間で10kg減量にメドがついた。

そして、初めてまるまる「一日断食」をやってみた。最後の夕食を食べ、翌日、水分以外なにも摂らず、普段どおりの仕事をこなして、夜寝て、翌々日起きて、お粥など少量の食事をいただくというものだ。合計30時間以上なにも食べない。

半日断食で鍛えていたせいか、さほどひもじさや焦燥感もなく過ごすことができた。むしろ、普段は消化器官に回っている血液が、脳に回るようになったせいなのか分からないが、いい着想を得ることができて、原稿などはサクサク進み、読書のスピードもアップした。神経系が敏感になった感じだ。

普段は、過剰な摂食のために、ボーッとしていたということか。たぶん、そういうことなのだろう。

今回いい感触を得たので、仕事の合間を突いてタイミングをあわせ、成田山新勝寺の断食参篭(さんろう)に籠ってやろうと思っている。断食なので、当然飯はでない。だから、宿泊料金、もとい「修行」に必要な費用は2泊3日でたったの5000円。

往復の道を、自転車で走れば、さらに交通費は浮いてダイエット効果もあるだろう。復路で、どのくらい効果を体感することになるのか。このあたり興味津津だ。

さて成田山には充実した仏教図書館、仏教研究所がある。かねてから調べものをしたかったので、ここで断食や瞑想をしながら、どうせ時間はたっぷりあるので、いろいろその道の専門書を丹念に読みこんでノートを作ってみたいものだ。