よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

民主党のふじすえ健三さん

2005年09月17日 | ニューパラダイム人間学
政界をMOTする政治家、ふじすえ健三氏と会った。再来週の東京MOT六大学連合でキーノートスピーチをお願いしているからだ。

今回の民主党の敗北の原因として、マーケットメッセージの失敗が大きい。郵政民営化反対のスタンスに固執する民主党にたいして自民小泉は、あくまで郵政民営化イエス=改革派=イイモン、ノー=反改革派=ワルモンの図式を劇場装置につくりこみ、民主党は後者の演出装置のなかにはめられてしまったのだ。

その結果、旗印の変革がいつのまにか自民小泉陣営で輝くのを見た有権者は民主党ではなく自民の郵政民営化賛成派に票を投じたのである。年金問題はたしかに構造的な問題であり、国民生活への影響度合いも大きい。よって民主党のポリティカル・アサテーションとして年金問題を取り上げてゆくのは正解だ。しかし、マーケットメッセージとして年金問題をおいたのは、おおかたの選挙民から見ればていのいいテーマの差し替えにしかすぎなかった。

ともあれ、藤末議員のスピーチは「わが国の産業競争力へのMOTの貢献―イノベーション教育の重要性―」というビックなテーマ。藤末さんは、東工大卒業後、通商産業省を経てからマサチューセッツ工科大学経営学大学院、ハーバード大学のケネディスクールに留学。東工大で学術博士号をとってから今は、早稲田大学客員教授、清華大学客員教授も兼任している。ボクシングなどの格闘技の実践者でもある。

2大政党による議会制民主主義、2大政党による活力あるポリティクスの実現、政策展開にむけて才気あふれ足腰の強い熱血政治家の活躍がまたれるところだ。MOTによる日本の再立国、そしてぜひ、日本の政界を大胆にMOTして欲しい。