ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

20151116

2015-11-18 11:27:20 | 7.私の日誌
日本語教室

 N2を志す学習者のお相伴させていただきましたが、その際のテキストは、割引券、クーポン券の話でした。どうも、日本の習慣を教えるというか、知ってもらうのが目的のようです。そうです。彼等のお国には、そういう習慣が有るかどうか分かりません。
 ネパール人のチュータをやっていた時は、地下鉄の券売機の使い方が分かりませんでした。現在担当しているベトナム人も、自動販売機がないと言っていました。(私は、ベトナムにいった時は気が付きませんでした) 韓国では、地下鉄の券売機は、行き先までの運賃釦を先に押して、お金を投入しました。日本とは手続きが逆でした。
 
 今まで、日本語検定試験にどんな問題が出題されているかあまり気にしていませんでしたが、本日の経験から知っておくべきなことが分りました。「割引券」の話では、割引に該当する項目が複数あっても、一項目しか適用されないことを、どう教えるかは、難しいところです。

 ベトナム人の初学者に対して、絵カードを多用するように、やり方を変更しました。
「テキストは読めますが、話したり聞いたりが出来ない。」ということが、非常に気になたからです。

 まず、必要なイディオムを訓練し、絵カードで、自分のシチュエーションをイメージし、そこで、自分の方から発話させると言う方向に変えようという目論見です。
 私の経験からしましても、観念的にいくら勉強しても、言葉が出てこなければ、何の役にも立ちません。間違っても良いから発話し、脳に試行錯誤させ、脳を鍛えるのが、このクラスに一番必要なことではないかと考えるからです。



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