ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その159 就活から

2018-04-15 14:30:22 | 6.私の感想・考え

就活から

 現在、就活中で、一件、社長面接まで漕ぎつけましたが、先方さんは、一対多数の授業でショート・リリーフの即戦力の女性をお望みでした。したがいまして、結果がどう出るか分かりません。

(追記)不合格でした。

 私は、模擬授業の経験は有りますものの、一対一の指導経験しか有りません。また、週一回の指導者講習を2年間受講しましたが、いわゆる420時間の指導者講習は受けておりません。指導者能力試験も受験しましたが、落第でした。未だ、教案の準備も出来ておりません。等々。

 また、そういった私の程度では、国内で仕事を得るのは難しいので、多少条件の緩そうな海外での仕事がないかと虫の良い考えをして、就活を続けております。昨年のミャンマー行きで、一対多の授業経験を積むつもりでしたが、事情があり不成功に終わりました。

 面接を受けて、「即戦力」という考えが欠落しているのが分かり、「付け焼刃でもいいではないか、直ぐ準備を」という考えになりました。「みん日」で授業を行うと致しますと、資料がどこにあるか大体見当がつきますが、上記の会社は、「できる日本語」をお使いなのです。教科書として、「みん日」より「できる日」の方が良いとと考えますが、現実に、何を、どう教えるのかということに関しては全く具体的な考えが有りません。今までは。「みん日」をメインにおいて、私の考えを付け加えて行くという考えで、考え方を進めてきましたが、その程度の考えでは、到底適応できないでしょう。

 ほぼ3年間このブログで、縷々述べて参りました。そして、最近では、毎日100~150名の方が、アクセスしてくださっています。具体的な案もない状態では、何ら下手な評論家の域を脱していなくて、皆様に申し訳ありません。チャンスが訪れて、「はい、明日からやってください」と言われても、すぐ、対応できません。心の中では、数カ月拙い授業でも大目に見てくださいという甘い考えが有ります。しかし、オファーする立場から致しますと、「何を考えているの?」ということになります。

 心を入れ替えて、例え、実績はなくとも、出来れば、過剰に教材を準備さえしておけば、イザと言う場合には、状況に合わせて、その中から適切なものを選択し実行するというようなスタイルで、幾分、急場をしのげるのではないかと考えます。とにかく、準備すべく、ネットで、資料を探し始めました。

 現役の日本語教師のブログを見ていますと、随分、昔から「文型」指向か「タスク」指向かの議論が有ったのですね。諸般の事情(出版社、日本語学校、検定試験等々)で、必ずしも「タスク」指向にはならなかったのですね。指導者能力試験でいろいろな考え方を試験されますが、いくら良い考えがあっても実行されないのでは、試験問題に取り上げてもまったく意味がないですね。

 海老原さんの「ニュー・システムによる日本語」も、岩崎さんの「MISJ」も、そして最近初めて知った「できる日本語」も、文型指向の翻訳家養成講座から抜け出し、学習者ファーストに向かっていて、私も大いに賛成です。

 ところが、「できる日本語」の場合、教える方は、文型が完全に頭の中に入っていなければなりません。そして、特に初級では、タイミングよく引き出しから文型を取り出せて、直説法で説明するというかなり高度な能力が要求されます。また、海外では、大体間接法でお教えなので、そこは良いのですが、来日の経験のないローカルの先生もいると推測します。いろいろな場面を想定して応用するという点は、彼らには、難しいでしょうね。現役の先生方のその他のご指摘は、方法を間違うと、安きに流れてしまうのではないかと危惧されていますが、私は気がつきませんでした。

 現役の先生でも感心されていましたのが、「マジック」を使う先生がいるという話です。既習のボキャブラリーと文型を使って、新しく導入する文型を直説法で易しく説明できるというテクニック。我々駆け出しにこれが出来れば、直説法か間接法はかの論争は発生しないと考えます。私が受けた指導者講習の先生がやはりそういうテクニックが使える先生で、感心もし、目標も見えたという感じでした。

 とにかく資料を漁り、「タスク」指向のテクニックを頭に詰め込み、同時に、いつでも文型を取り出し説明が出来るという状態を早く作りたい。

 

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