ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

入門者用教材2

2018-12-30 09:20:49 | 4.ボランティア教師

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制作中入門者用教材の感想

 数か国語で、3種類の初級教科書の単語帳(およそ1,000語彙ずつ)をと、制作中ですが、オンラインの辞書を数種類使ったり、自家製のPDIC辞書を使ったりしていますが、目視できる名詞の対応語、具象名詞は、比較的簡単に見つかりますが、それ以外の語彙は、そう簡単には見つかりません。抽象的な名詞はともかく、動詞や形容詞についても、それほど簡単に見つからないことに気が付きました。

 考えられますのは、価値観の相違、考え方の相違から来たり、それによる発想のちがい、焦点をどこに於いて物事を観察するかと言うような点が原因でしょうか。彼らのお国と日本では、森羅万象異なりますし、生活環境も異なりますので、経験したことのない現象も有るでしょうし、考えたこともない視点からの観察も有るでしょう。そして、マインドの持ち方も異なるでしょう。そこから出てくる印象や感想なんて、限りなく、分かろうとしても、ほぼ不可能でしょうネ。また言語自体も、その人達が、それらを表し易いような言語を作ったり、また、育てているからではないでしょうか。ということで、接点があるのかないのか良く分かりません。

 長崎大の先生が、日本から資料を携えてベトナムに行きましたが、日本に有って、ベトナムに無いものが有りますので、分かってくれたかどうか心配されていました。雨の降らない国や降ってもスコールしか降らない国には、雨の状態を表現する語彙は少ないそうです。「小ぬか雨降る・・・・」なんて語彙もないでしょうし、イメージしようにも、イメージが湧いてこないのではないでしょうか。更に、比喩、レトリックが進展しますと、更に難しくなります。ベトナム在住の先生の話で、「電気に強い」という話がありましたが、感電しても、高電圧に耐えられるほど、電気に強いとの勘違いの話が有りました。現場では、笑うに笑えない話でしょう。

 入門者用に身近な単語に慣れて貰おうという目論見で始めた訳ですが、各教科書の新出語彙はおよそ、各1,000語程度というのが分かりました。当然、3書ともほぼ語彙は重複しているものと考えて取り組みましたが、必ずしもそうでなく、随分手間がかかっております。

 それら、動詞、形容詞の問題の解決方法として、Quizletの方の「絵」を充実して、なるべく誤解の少ないようにできないかと考えております。現在、私は、「Quizlet」は有料版を使用していますので、絵を取り込むことが出来ます。(無料版では、準備されているものしか使えませんので融通が利きません)また、どこからか無断借用して取り込みたいと考えます。

 「まず、ある程度の言葉を、覚えなさい」と私は主張していますが、いろいろな思い、考えを表現するためには、やはり、その中でも、述語が大切ではないでしょうか。動詞、形容詞を厳選し、しっかり他言語とすり合わせできないかと考えるようになってきました。考えてみますと、名詞は、身の回りのものは即必要ですが、それを除きますと、ほぼ無限に近い数になります。しかし、「ああしたい。」「こうしたい。」「こうしてください。」という思いを伝えるには、動詞を覚えますと、正しく、幅広い表現が出来るのではないでしょうか。これからは、「限られた動詞をより早く」と言うようにも考えたいと思います。

(なかなか作業が進まない「いい訳」でした。)



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