「はじめの500ご」
「はじめの500ご」のボキャブラリィーの選択に倣い、「Quizlet」に取り込みを行おうとしています。音声も付いていますので、とにかく、がむしゃらに500語近くを覚えてもらえれば、何とかなるでしょうという考え方です。日本語、英語、中国語(簡体字)、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、ミャンマー語、韓国語等々を計画しています。
その手段としましては、オリジナルの各言語の「はじめの500ご」を、読み取り、Google翻訳を使って、英語⇒対象語⇒日本語。日本語⇒対象語⇒日本語の手続きで、自分なりに納得のいくところでまとめたつもりです。また、どうしても納得のいかないところは、既に収集しました各言語PDIC辞書を利用して、それなりに、検証してみました。
オリジナルの冊子のある言語は、参考にするものが有りますので、まだよいのですが、それ以外の言語となりますと、非常に手こずり、すんなり右から左と言う訳にも参りませんでした。たった500語と雖も、簡単に必要な単語を集めることが出来ないのです。お互いの生活や習慣の違いから、対応する適切な言葉のない場合も有りますが、ネットが発達したと言いましても、必要な基本的データが揃っているわけでもないことに気が付きました。それらのデータを利用して作り上げました自作の多言語PDIC辞書がですが、抜け穴だらけでして、あまり役立たずで、今後どうそれらをソフィスティケートするか何か対策が必要なようです。
それよりも、却って、私がいま行おうとしていることに価値が出てきたように感じます。学習者が、入門時、どう手を付けて行って良いか分からない時に、単語を集めようとしても集まらないということです。とにかく、がむしゃらにトライアルすれば、最初の階段を素早く上ることができるでしょうといいましても、それが出来ません。ということで、完成しますと、学習者が単語を集めたり、単語帳を作ったりする手間が必要が有りませんし、絵がイメージするのを助けてくれるでしょう。何とか役に立ちそうな有効な発音と接することが出来ます。よそ見したり、道草を食ったりしなくて済むのではないでしょうか。
「500」語につきましては、私が入門者の為に準備したことば(ひらがな)とイラストの対照表が有ります。(ネットからダウンロードしました。)本来その資料は、日本人の小学一年生のひらがなの学習を助けることを目的にしたものでしょう。それでも、およそ500語近く有ります。(建物・場所40、果物18、野菜20、動物40、乗り物30、動詞40、形容詞32、気持ち30、体48、道具50、形20、色12、擬声語・擬態語35、数字?、月・曜日?等々) 幼児の会話にしても、恐らく、500語前後のボキャブラリーが必要だろうということかと考えます。
従いまして、「とに角日本語を」というレベルでは、NGO(さぽーと21)さんが、500語を選んで、準備されていますのは、理にかなっていると考えます。たとえ、「みん日」等の教科書を使うにしましても、それらで、ウォーミングアップを行っておきますと、最初の躓きは少なくなるのではないかと考えます。日本にお住みになる方には、その続きとしまして、サバイバル日本語としての「こんにちは、日本語」という冊子が有ります。一部分はすでに私が、「Quizlet」にアップロードしています。
https://nihongokaiwachikamichi.jimdo.com/5-others/
私が最初に手にしました「みん日」を見ての最初の感想は、制作者が何をどう教えようと言っておられるのかその意図をなかなか掴めなかったことです。そして、やっとたどり着いたのが、本文は、意図が良く分からないのでパス。「A」だけを、先に一通りやる。続いて「B」、そして、「C」というように、最初は、浅く、広く、す早く、そして徐々に深く、それを、繰り返すというやり方です。エッセンスが集約された「A」は、がむしゃらに覚え、口癖にし、素早く一巡します。興味の湧いてきた学習者は、どんどん自力で、「B」「C」をやればよいわけです。そして、深みを増しながら、「A」、「AB」「ABC」と、2巡。3巡するというやり方です。私の考えでは、ほのぼのとしたアウトラインが分かり、自分の立ち位置が分からないと理解が進まないだろうし、何をどうやればよいのか見通しが立たないと考えます。それまでは、自分の学習方法に自信が持てないと考えます。それでは、モチベーションが上がって参りません。これは、学生時代によくやった、薄い参考書から徐々に分厚い参考書へと、2巡、3巡するという勉強の仕方と同じです。「みん日」を読み返しますと、それらしき説明が有ったように思いますが、どなたもそういう手法をお取りになっていません。しかし、ご自分で、第二、第三外国語をお学びになりますと、その辺のことは、すぐに気の付くことです。