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ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

20160328

2016-03-30 18:19:32 | 7.私の日誌
日本語教室

 先日参加された台湾からの生徒さんを今回も担当。彼のスケジュールは、週末には、韓国に行き、一旦帰国し、5月にまた来日するというように変わっていました。教室の生徒さんは、家庭を持って長期滞在されている方は比較的継続して出席されますが、それ以外の方は、人それぞれで、傾向がつかめず、何を考えておられるのかサッパリ分かりません。

 教室に出向いたということは、日本語会話をやりたいと言う「気」があると考え、彼等には、「独習の案内」をするのが適当と考えました。インターネットを利用して、ご自分に適したテキストのダウンロード、すぐにでも利用出来るアプリ、留学生相手の各大学による日本語学習プログラム等々。未だ日本語の拙い彼等は、それらのwebsiteにたどり着くことは至難のことでしょう。そこで、私のブログを見れば、それらにたどり着けると言うように目論んでいます。そして、日本語作文添削用にメールボックスを準備しました。
 2時間×2日を掛けて説明し、恐らく、少しは理解してくれたものと考えます。ブログとメールボックスを紹介しました。さて、どんな結果が出てくるでしょうか。

 今考えますのは、今回は、可成り、ぎこちなく、行きつ、戻りつの説明でしたので、もっとスマートに短時間で、納得して貰える方法がないか考えたい。

 それとは別に、1~2回参加されましたがそれ以来プッツリという方が何人もいます。相手の方の考えておられるイメージの教室ではなかったのか、あるいは、私の接し方がよくなかったのではないかといろいろ考えています。接し方については、私だけの問題なので、何とか改善したい。

 意外だったのは、彼には、私の錆びついた中国語が、聞き分けられるという話です。先日も、タブレットのSiriに話しかけますと、カタカナで表示され、機械に理解してもらえず、ガッカリしていたところでしたので・・・。
 ということで、初学者には、彼等の母語で話しかけると、理解が得られ易いということで、きちっとした文章でなく、単語だけで有効だということが分かりました。
 また、20数年前の私の勉強方法が、今でも有効だということで、それらの方法が、間違っていなかったということの証になりました。中国語の四声は、頭でなく、口に憶えさせなければならないと考えて、それぞれの単語を発音しながら、訓練し、憶えました。

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20160314

2016-03-15 10:40:03 | 7.私の日誌
日本語教室
 本日は、台湾からの生徒さん。3ヶ月ほど日本で過ごすそうで、観光だけでなく、日本語会話の学習も含まれているようです。
 学校や教室で習ったことがなく、独習しているようです。分かりにくいところは、筆談や私の中国語を使えばなんとかなりました。今後も、独学で勉強を進めていくように感じましたので、多少、ITを使った独習の方法も教えました。
 帰国したり、都合で教室をやめたりする方に対して、教室を離れても、勉強を続けられるように、早くメールボックスを開設して、日本語作文の添削が出来るように、準備をしたいと考えます。



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20160312

2016-03-14 10:37:11 | 7.私の日誌
日本語講座
 本日は、日本語指導者講習初級Ⅰの最終講義日です。そして、講義ではなく、ゲストを招いての問答です。ゲストは、講師が別のところで教えておられる学習者で、同業の英語教室の先生です。日本語については、初級後半か、中級の入り口程度の方で、日本語学習は、本国で数ヶ月、来日してから1年程度で、週一から週数回のボランティア教室での受講のようです。
 彼の発音は、癖が少なく非常に聞き易かった。日本語学校で教えるような文法、文型とは余り縁が無さそうです。目的が会話のようなので、日本では、対話で学習しているようです。初級では、必ずしも、文法、文型に頼らなくても、別のステップを踏んで、上達する方法があるのではないかとの印象です。
 英語教師としてのアドバイスは、自宅で独習できる部分と、ネーティブから学ばなければならない部分を区分して、勉強して欲しいとのことでした。同感です。
 私の質問に対して、理解できないところがたくさんあったようですが、講師が別の言葉で言い換えを行いますと、ほぼ理解できます。我々が教える時に使う言葉の使い方に、未だまだ工夫が必要なようです。



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20160116

2016-01-19 20:45:24 | 7.私の日誌
日本語講座
 久し振りに模擬授業の担当が回ってきました。
 教案作成は、やはり担当した課だけでなく、習いつつある順番で順次作成しませんと、既に習ったものとそうでないものの区別がなかなかつきません。
 そのためには、現在教科書として使用しているテキストは、何回も精読しないといけないことが分かってきましたが、テキスト(みんなの日本語)の内容が、あっちへ飛びこっちへ飛びしているように感じ、なかなか把握し辛いのです。
 最近になって、やっと、その中の「例題A」を基準に、読み進めば、把握し易くなることが分かりましたので、今後は、早いうちに、通史的に、全体を捉えるようにしたい。

 新しい課題(文法・文型)は、抽象的な言葉・概念を、既に習ったことばで、説明・解説しなければなりませんので、なかなかやっかいです。手段としては、やはり、学習者に或る場面を、想定してもらうように運び、既知の単語で行う会話のやりとりによって、悟り、納得してもらう方法しかないようです。
 そこで、注意を要するのが、彼らの発想と、我々の発想が必ずしも同じでなく、往々にして誤解の生じることです。手段を間違ったり、拙かったりしますと、学習者の頭の中でつじつまが合わず、かえって、混乱を引き起こし、更に難しくしてしまうようです。
 どうも我々に必要なテクニックは、上記のことが、誤解を招かず、手短に行えることではないでしょうか。今後は、何とかサンプルを収集したい。同時に、一対多で話すことに慣れていませんので、話術の修行もしなければなりません。



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20151221

2015-12-22 11:56:53 | 7.私の日誌
日本語教室

 「外国語の「読み」「書き」はできますが、「会話」が出来ません」というのは、大部分の日本人に当てはまる傾向ですが、最近担当しています初学者も、同じ傾向にあります。

 単なる外国語の「学習」では、単語は、うろ覚え程度にしか頭に入っていません。要するに、想像力と、多少時間をかければ、「読み」「書き」が出来てしまうからです。
 しかし、会話では、タイミング良く、「サッ」、「サッ」と確かな単語が出てこなくては、成り立ちません。昔、翻訳機を使ったことも有りましたが、まどろっこしくて、全く、使い物にならず、無駄遣いでした。

 そこで、たとえ、ボキャブラリーが少なくとも、それらをフルに使うことができれば、なんとかなるのではないかと考えて、質問するための短文を取りまとめ、容易に口から出て来るように訓練しました。そして、モチベーションは、(多少不純では有りますが)次回は、飲み屋のお姉ちゃんと会話の場を、もっと、弾ませたいということでした。
 それから、ノン・ネーティブは、「上手く話そう」「上手に話そう」と言うところから早く脱皮して「下手で当たり前」、「上手く通じなくて当たり前」、「通じるまで、あの手この手で、しつこくやってみよう」と言うマインドにたどり着いて欲しい。例えば、シンガポールでは、英語や普通語で話しても、通じない人が、いくらもいるそうで、彼の地では通じなくて当たり前と言う経験をしました。

 前以て、会話用の短文(疑問文)を用意して、発話し易くする。同時にうろ覚えの単語を明確なものに定着させる。そして、モチベーションの上がるターゲットを設定する。と言うのが今回の処方箋です。

「口説く」と言う言葉を辞書で調べさし、女の子と話す機会ができました。彼女をしっかり口説いてくださいという場面を想定させて、やっと私の目論見を理解してくれたようです。
「社長と」、「上司と」、「先輩と」、「同輩と」あるいは、「趣味について」等々、場面を想定して質問集を作りトレーニングをするようにアドバイスしました。また、SS式「すぐに話せる」ヴェトナム語から、自分が出来るものや、必要な物を新たに、抜き出して書き、憶えるようにもアドバイスしました。

 さて、会話ができれば、「面白い」、「楽しい」、と言うところに、たどり着いてくれるでしょうか・・・・・・



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20151214

2015-12-17 11:35:17 | 7.私の日誌
日本語教室

 本日担当した生徒さんは、この2年間日本と韓国を行き来されている元国語教師の韓国女性で、初めての参加。初級テキストは、読むことが出来ますが、漢字はルビを読んでいるとのことです。
 会話は、結構出来ます。会話のやり取りの方は、もう一人の教え手に任せて、私は、観察する方に回りました。簡体字の漢字を書かれますので、聞きますと、中国語ができるそうです。
 時々、助詞の誤用が有りますが、セオリーを説明するより、適当な例文を選んで、口癖になるように訓練する方が、上達が早いと考えます。また、韓国語には日本語に似た語尾の活用が有りますので、それに倣って行えば、かなり早い内に、良くなると考えます。
(本ブログ→私の考え・感想→その23を参照ください。)

 せっかく、簡体字が分かるのに、日本語流の読み方がわからないのは、非常にもったいないので、何か良いアイデアがないものかと考えます。
恐らく、表意文字としての漢字の意味はご存知なので、訓読みは、「漢語」の日本語風の翻訳で有ることを知れば、イメージしやすくなるのではないかと考えます。そして、読み方の種類が数種あるのは、日本に入ってきた時代、ないしは場所によって、いろいろ有ることを知れば、理解が早まるのではないかと考えます。




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20151130

2015-12-03 14:29:17 | 7.私の日誌
日本語教室

  残念ながら、学習者は、どうも、指示待ち族のようです。昔、実務についていた時も、自分から仕事を見つけて自主的に動くように仕向けて行きましたが、この場合も同じような考え方で、進めることが大切なようです。
 人は、指図されるのを嫌います。
 指図されるのが嫌なら、自分で、やるべきことを探して、実行してください。というところです。教え手も、ティーチャーや、リーダー、アドバイザーではなく、カウンセラー、チューター的なポディションでいたい。

 この教室の先輩方の接し方に、改めて、感心しました。
 この教室のボスは、N2取得者、N2受験者、発音以外問題のない方3名を相手に、話を進めています。どんな話題をどのように進め、日本語ブラッシュアップのためのエッセンスをどう紛れ込ませているのでしょうか?
 また、420時間クリアしている経験者は、学習者、私との会話より、はるかに、お互いの理解度が進んで、会話ができています。 

 必要最小限でしか話をしなかったり、自分の考え、主張を述べたりしかしてこなかったので、相手に何かを、話をさせるように導くとか、何かを、うまく聞きだすとかいうやり方に慣れていないからかもしれません。

 会話の中に、学習者の知っている単語・言葉が混じっているのかもしれません。そうだとしますと、親しみ易いしい言葉をたくさん使い、なんとなくイメージが浮かぶような単語を並べなければならないのかもしれません。あるいは、ある程度感情も含めた表情、適切なゼスチャーも必要なのかもしれません。


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20151116

2015-11-18 11:27:20 | 7.私の日誌
日本語教室

 N2を志す学習者のお相伴させていただきましたが、その際のテキストは、割引券、クーポン券の話でした。どうも、日本の習慣を教えるというか、知ってもらうのが目的のようです。そうです。彼等のお国には、そういう習慣が有るかどうか分かりません。
 ネパール人のチュータをやっていた時は、地下鉄の券売機の使い方が分かりませんでした。現在担当しているベトナム人も、自動販売機がないと言っていました。(私は、ベトナムにいった時は気が付きませんでした) 韓国では、地下鉄の券売機は、行き先までの運賃釦を先に押して、お金を投入しました。日本とは手続きが逆でした。
 
 今まで、日本語検定試験にどんな問題が出題されているかあまり気にしていませんでしたが、本日の経験から知っておくべきなことが分りました。「割引券」の話では、割引に該当する項目が複数あっても、一項目しか適用されないことを、どう教えるかは、難しいところです。

 ベトナム人の初学者に対して、絵カードを多用するように、やり方を変更しました。
「テキストは読めますが、話したり聞いたりが出来ない。」ということが、非常に気になたからです。

 まず、必要なイディオムを訓練し、絵カードで、自分のシチュエーションをイメージし、そこで、自分の方から発話させると言う方向に変えようという目論見です。
 私の経験からしましても、観念的にいくら勉強しても、言葉が出てこなければ、何の役にも立ちません。間違っても良いから発話し、脳に試行錯誤させ、脳を鍛えるのが、このクラスに一番必要なことではないかと考えるからです。




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20151114

2015-11-16 11:26:09 | 7.私の日誌
日本語講座

 本日も模擬授業。
 絵カードを使うのは良いのですが、私も含めて、手際があまり良く有りません。何か工夫が必要なようです。要するに滑らかさが有りませんので、それが授業内容にも影響してきそうですし、学習者の信頼も損ねそうなので、もう少し洗練された物になるように心掛けたい。






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20151107

2015-11-10 11:23:45 | 7.私の日誌
日本語講座

 今回2回目の模擬授業担当。
 一度で、何もかも上手く行くとは考えられませんので、学習者に発話させるのは、二の次にして、理解させたいことを上手く説明できるかどうかという点に絞ってやろうとしました。
テーマは、比較級や最上級の文型ですが、比較するためには、形容詞の語句が必要ですし、疑問詞も必要です。また、最上級を表すためには、類似のものを3個以上持って来て説明すればいいわけですが、それよりも、実用を考えますと、「基本レベルカテゴリー」と称される、グループ化、カテゴリー化する語彙が必要になってきますので、その説明が前以て必要になります。

 そして、普通の名詞文→「か?」を付けた疑問文→疑問詞の復習→疑問詞を使った疑問文と言うストーリーをたどりました。残念ながら、学習者の訳を演じた、日本語教師のたまご達は、終始怪訝な顔つきでした。
 やはり、使える語彙が少ないと、説明には、さらなる工夫が、必要になりそうです。恐らく、説明がうまく行き、納得出来ますと、発話させるのも容易になると考えます。

 しかし、よく考えますと、初級ということで、絵カードを多用しましたが、そういう手法余り使えなくなって行く、初中級、中級になって行きますと、さらなる手法が必要になって来そうです。


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