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ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

20160702

2016-07-03 15:45:11 | 7.私の日誌
日本語講座

 突然、講師から、「困った学習者」の話が出ました。
初級クラスで
   ① ひらがなを覚えようとしない。
   ② 母語で意味を聞いてくる
   ③ やりたい勉強がころころ変わる
   ④ 「普通形」や「大阪弁」を習いたがる
中級クラスで
   ⑤ よくしゃべる
   ⑥ 休みが多い

① 、 これは、いわゆる文盲になってしまいます。
中国で、文盲の女性を採用したり、シンガポールでは、英語、中国語(福建語)で会話しますが、漢字の読み書きができない人が居たり、単一民族、単一言語、文盲率ゼロパーセントの日本人には、ちょっと、びっくりするような経験です。小さいころからそういう環境にどっぷりつかっている場合は、そういうケースも現れてくるでしょう。

 日本語ばかりの環境に飛び込んでも、母国の環境のようには、物事が運びませんので、足手まといになってしまい、日本人からは、相手にされないのではないでしょうか。ましてや、語学は投入時間の多寡によって決まってしまいますし、その大部分は、独習の時間の多寡でしょう。
 独習のためには、文字の読み書きが必須です。例えば、文字に母語でルビをつけても、日本語らしい発音にはなりません。やはりその国の文字を見て、その国の発音をしなくては、上達しないでしょう。

 昔と違って、最近では、リスニングの教材が、充実してきていますので、そういう勉強の仕方も、「有り」だとは思いますが、学校や日本語教室では、相手にしてもらえないのでは・・・・

②、学習者にとっては便利でしょうが、教える方は、付き合いきれません。辞書を引く習慣なり、単語帳を作るなりしてもらわないと、これも付き合いきれません。
スマホによる音声入力も充実してきていますが、まだまだ実用には無理が有ります。しかし、日本語を正しく発音できないと、正しい母語に翻訳してくれないでしょう。

③、それらは、丁寧語から変化して行っていることばです。ベースがしっかりしていませんと、どうしても、ちぐはぐで、かえって、格好の悪い不自然な日本語になってしまうでしょう。

残念ながら、「楽」をしたり、「いいかっこ」をしようとしましても、それは無理です。

④、これは講師のアドバイスでは、間違うと、幼児の会話になってしまうそうです。
 幼児の会話は、意思の疎通は十分できますが、いかんせん短文の寄せ集めです。それでは、日本語らしい会話、大人の会話になりません。 接続詞を用いたり、いろいろな条件を付加したりして、それなりの長文になってこそ、大人の会話であり、日本語らしい日本語になります。

 逆に言えば、短期間の日本滞在で、プライベートな会話だけが必要な場合は、意思の疎通が第一になりますので、短文でもよいと考えます。
 あるいは、初期には、短文をしっかり覚えさせ、次のステップは、長文(複文)ですよと、方向付けができれば、それでも良いと考えますが・・・・
  




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20160618

2016-06-20 14:15:21 | 7.私の日誌
日本語講座
 本日は、模擬授業の日。
 前回、「講師は、よく似た文型を、複数列挙して、それぞれの用法の違いを説明してくれます。」と、申し上げましたが、日本人が、そういった説明を聞けばよく分かりますが、 駆け出しの先生が、外国人に説明しようとなりますと、これは、なかなか厄介な問題で、難しい。本当に伝わるのであろうか。

 私は、先ず「人に教えようとしても、およそ3倍の知識がないと、教えられない」と、言われてきました。先週、習ったばかりで、まだ、知識として定着していません。
 説明は、どうしても抑揚のない、ノッペラボウな説明になってしまいます。そうなりますと、それぞれの文型、言い回しの差を、引き立たせることができず、理解してもらえないのではないでしょうか。

 日本人は、どうして、わざわざ、いろいろな場合分けをして、言葉の使い方を変化させて、きたのでしょうか。どうも、それぞれの文化、環境に由来すると考えますが、なかなか適当な説明が見つかりません。簡単に、それとなく教える方法がないものかと考えます。
 最近では、「おもてなし」とか、「もったいない」とかが、大した考えもなく発せられていますが、拠って来るところは、誰もわかりませんし、誰も説明しません。紹介する方も、される方も本当に分かっているのでしょうか。

 「丁寧語」、「尊敬語」、「謙譲語」等の教科書通りの説明は出来ても、なぜそういう言葉が必要になってきたのか説明が有りません。
 日本には、「一歩下がって、二歩前進」という言葉があります。(水前寺清子が、三歩進んで、二歩下がると歌っていますが、あれは、嘘です。日本の文化には、そんな考えはありません)
 日本以外の国は、「俺が!! 俺が!!」でないと、自分の生命さえ覚束ない時代が、長かったので、そんな悠長な文化はないのではないでしょうか。「ディベート」なんてその最たるものでしょう。

 日本は、ユーラシア大陸、或いはアジア大陸の東の端にあり、もうそれ以上、逃げ場が有りません。(支那大陸、朝鮮半島の人々は、自己主張をしつつ、コンフリクトを避け、どこへでも逃げていくことが出来ました。)だから、コンフリクトを避けなければなりませんし、村八分のように仲間はずれになることを、一番恐れていました。
コンフリクトを避け、取りあえず、相手をたて、尊重し、物事を進めて行こうとする考え方から、「丁寧語」が、生まれてきたのではないでしょうか。

 講師は、日本文化を肯定的に捉えている学習者の方が、日本語が上手になるのが早いとおっしゃっています。日本文化の何をどう理解すれば、日本語が身に付き易いのでしょうか。



 講師はまた、我々の教え方のマインドとして、「文型優先ではなく、状況を先に作り(場面を設定し)、それを日本語でどう表現するかを説明するようにもって行きなさいとのアドバイスです。
 余裕のない駆け出しの日本語教師は、頭では理解できていますが、往々にして、文型優先になってしまいます。
 参考になる引き出しをたくさん持ち、しっかり中身を増やしていければ、随分改善できるとは思いますが・・・・・・・・・。




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20160604

2016-06-06 04:30:01 | 7.私の日誌
日本語講座
 本講座の良さが分かってきました。
 講師は、よく似た文型を、複数列挙して、それぞれの用法の違いを説明してくれます。
独習、ないしは、学習者用のテキストでは、先ず、似たような文型を、適切に集めるということすら、非常に困難です。どれが似ていて、どれが似ていないかの判別がつきません。文型の羅列だけではなく集約する必要があります。
 また、それぞれの用法の差は、何となく分かりますが、短い言葉での表現ができません。
 通常、我々は、右脳の働きで、「フィーリング分かった」と思いますが、それを言葉に言い換えませんと、何となくでは、なかなか記憶として定着してくれません。そこで、短くて、十分にフィットした言葉で表現出来れば、直ぐ「分かった!!」となり、記憶に残ってくれます。
 
 どうしても、流れに乗って、聞き流してしまいがちな、講義の内容を、しっかり、復習と取りまとめを行いたい。 学習者の能力によって、「説明する、しないの取捨選択」も必要でしょうし、出来る方には、しっかり例示して、その差がわかる説明が必要でしょう。



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20160521

2016-05-22 04:12:49 | 7.私の日誌
日本語講座
 初級Ⅰ(みんなの日本語)での講義では、随分、教え方に疑問をいだいておりました(講師の教え方ではなく、日本語教育業界の教え方)が、現在、学習しております初級Ⅱに、入ってからは、随分状況が変わり、そうも言っておられず、考え方も変わって来ました。
 現在受けている文型の学習では、似たような用語が複数ありますが、全く同じ使い方ではなく、そこには、微妙な使い分けが存在するようです。しかも、その使い分けの差を、ネーティブでも、容易に説明出来ないレベルのものばかりです。
 ここからは、日本語教育研究者の恩恵を受けなければ成りません。しっかり情報を詰め込み、何時でも速やかに引っ張り出してきて、適切な解説が出来るようにしなければなりません。考えを新たにして取り組みたいと考えます。

 初級Ⅰ程度では、如何せん、いくら噛み砕いて説明しても、余りにもポテンシャルが低いので、理解してもらえません。そこで、意識的にスルーしたりする項目が有るわけですが、初級Ⅱ迄進んできますと、そうは参りません。多少の会話もできますし、日本語の認識もレベルが、随分上がって参りますので、きちっと説明できなければならないでしょう。
もっと深く学習し、定着させ、何時でも速やかに、提供しなければなりません。


日本語教室
 私達の日本語講座の講師が、取り仕切っていらっしゃる今までとは別の日本語教室を見学しました。
 私が今まで体験した対面式の教え方ではなく、板書を使って、複数の学習者に教える「教室のスタイル」を採っています。クラスは、初級Ⅰの真ん中より少し進んだレベルと、初級Ⅱのスタートのレベルの2グループです。
 不具合が有りますと、その場で、講師から訂正を受けます。授業が終わりますと、講師と指導者との意見の交換もあります。

 二人の指導者は、教案をお持ちのようには見えませんでしたが、スムースにかつ、時間を有効にお使いでした。私が今やったとしますと、必死の状態で、余裕もなく、疲れきってしまうでしょう。この差はどこから来るのでしょうか。
 観察していまして、やはり適切な例文の蓄積と、普段から正しい日本語の使い方をしていませんと、私には、直ぐボロが出てきそうに感じました。早く、志願できるように、ポテンシャルの向上を図りたい。

 その他参考になりましたのは、動詞の単語カードを準備しておくことです。機会ある毎に、引っ張りだして活用の練習をさせれば、グループの識別と語尾変化を早く身に付けさせることが出来そうに感じます。

 私と同じくボランティアの日本語指導もされる同期の指導者の卵の方との話で、「会話は、ヤッパリ『独習』やわ!!」と言う意見が出てきました。私もそう思っています。
 あながち、私の考えも間違ってはいないようです。さてどうやって、彼等のモチベーションの向上を図るか・・・・・・


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20160514

2016-05-17 04:17:42 | 7.私の日誌
日本語講座
 本日は、前回述べました先輩の模擬授業です。やはり前回と同じで、滞り無く滑らかに進行して行きます。どうしてなんでしょうか? 1年多く受講しているからでしょうか? どうもそれだけではなさそうな感じが致します。教職の経験でもお有りなのでしょうか? とにかく良いお手本が見つかりましたので、右往左往しないで、川の流れのようにスムースに進行させる方法をみつけ、自分の物にしたいと考えます。


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20160507

2016-05-09 21:27:13 | 7.私の日誌
日本語講座
 時々、模擬授業の順番が廻って来ますが、未だ一生懸命準備しなければならない状態です。どうも、ボランティア日本語教室のスタイルに慣れてしまっているのか、少なくとも復習に関しては、スラスラ出てきても良いと考えますが、残念ながら、まだ出来るようにはなっていません。ボランティア教室では、考えながら説明しても、何とか間に合うので、切実感がないからでしょうか、身に付いておりません。
 1年先輩の方が、昨年、欠席が多かったので、ということで、今年度一緒に受講しているわけですが、講師から突然指名されて、前に出て説明されたのですが、滞り無く、適切に説明されたので、感心致しました。
 私は、残念ながらまだそのレベルに達しておりません。考え方、取り組み方を変えて、やらなければならないという反省です。
 少なくとも、初級Ⅰについては、いつ指名されても、滞り無く説明できなければウソです。未だどこかに甘えが有るようです。



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20160422

2016-04-25 06:15:34 | 7.私の日誌
日本語教室
 年度が変わり、何故か、学習者の数が減少してしまいました。実践の場がなくなるのは困りますので、別の日本語教室を見学してきました。
 そこは、土曜日の午後7時開始。ほぼ、一対一で学習者も指導者も10名前後いらっしゃいます。学習者の傾向は、企業の実習生が殆どで、一応検定試験を目指しているようです。使用テキストは、「みんなの日本語」です。別に、ひらがな・カタカナ学習用の教本も準備されています。

 私の今までの実践の場の学習者は、全くのばらばらで、検定試験を目指す方は、殆ど居らず、教える方も、毎回、学習者に合わせてのブッツケ本番です。いろいろ考えるためには、それでも良かったのですが、見学して、今回のような環境で、実践しようとなりますと、少人数向けの模擬授業や考え方だけの勉強ではダメで、「みんなの日本語」メインに置いて、今まで、スルーして来た一対一でコツコツ地道に教える方法も、早く身に付けておかなければならないことに気が付きました。
 
 私が推奨します勉強方法の「口ぐせ」にする、「独習」すると言うこととの折り合いをどうするかについては、それら資料を、学習者の状況に合わせて、いつでも提供できるように準備しておいて、彼等の進歩を加速させることに利用できないかと考えます。
 そうしますと、検定用の勉強方法だけでなく、速習コミュにケーション向の勉強法をも提案することが出来るのではないかと考えます。

 随分忙しくなってきました。私の受験のための勉強。指導者講習の学習。マンツ-マン教育の実際。速習コミュニケーション会話の資料作成等々。



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20160416

2016-04-17 07:21:58 | 7.私の日誌
日本語講座

 私達の講師は、日本語学校で学習者に教えていたこともある方で、今、日本語教師になろうとしている私達に、日本語会話の教え方を教えてくださっています。
 私達への実際の講義には、講師ご自身のそのための教案をお持ちですが、ある時点から、ほぼ、「みんなの日本語」の順番に沿って進めておられます。

 私達は、「みんなの日本語」を読んだだけでは、何と何を教え、どこまで教えようとしているのか、よく分かりませんし、学習者の進度によって、後回しにしている課題もあるそうですが、そういう点については、全く、お手上げの状態です。
 講師には、そのあたりの編集者の意図、苦労が見えているようです。

 やはり、私のように古い人間に取りましては、全体がこうで、現在の学習者の進度では、この辺まで教えるが適当とかを、どうしても知っておきたいし、そうでないと、学習者の種々の質問に対応できないと考えます。
 国際協力基金が提供しているノン・ネーティブ向けで、日本語教師を志す方向けの教科書を読んでも、そのあたりのことが分かるようにも思えません。

 講師の考えは、文法書を読んで、自分で、適切な例文を提示出来るようになってくださいということでした。フィーリング、私に取りましては、随分、道のりが遠いようです。
 しかし、考えてみますと、420時間の講義を受けても、そこまで行けるかと考えますと、ちょっと疑問なので、ここは、講師の考え方をヒントに、コツコツ勉強しなければならないと、覚悟を決めました。


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20160411

2016-04-13 07:15:41 | 7.私の日誌
日本語教室
 前回の方の相手をしました。
 しかし、今ひとつ、この教室に参加されている意図が掴みきれていないのと、媒介語が有りますので、質問も、説明も、上手く伝わらない時は、どうしても媒介語に頼ってしまいます。そして、どうしても雑談に終始します。

 最初の入り方に工夫が必要かなと考えますが、どうも、妙案は見つかりません・・・・。
 原因は、ボキャブラリーが少ないので、どうしても、そうなりがちなのですが、やはり、日本語教室の会話には、そういうアプローチの仕方もあるのかと、考えます。
 そこで、「アレッ」と思わせるような、持って行き方をして、こちらのペースに巻き込み、日本語会話のテクニックと言うよりは、マインドを、1つ2つ伝えることが出来ないかなと考えます。

 また、話題として、「あそこへ行きました。」「あそこへ行きます」と言う話が、出てきますので、簡単な地図か白地図を準備しておいた方が、話が、間違いなく伝わりやすいことに気が付きました。




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20160404

2016-04-05 05:35:25 | 7.私の日誌
日本語教室
 本日の生徒さんは、シンガポール生まれの中国客家系ニュージランド人の方で、近い内に、日本人のお嫁さんをもらうそうです。英語、北京語、広東語、福建語、恐らく客家語も出来るでしょう。漢字も読めます。日本での滞在は、東日本大震災のボランティアもやっているそうで、大分長そうですが、片言の会話しか話せません。暫く、堺市にいて、また、飯山に戻ると言っていました。
 
 と言うことで、堺には短期間の滞在でしょう。やっと私の目論見に合致した学習者が現れ、そして、恐らく、納得してくれたものと考えます。
 すなわち、あちこち歩きまわっているようなので、それなりのセンスも持ち合わせているものと推測します。従いまして、学校で、勉強する気は、殆どなく、独学を覚悟していると思いますので、短期間で、多少の会話ができるようにと、実践的な単語と、短文が必要だろうと考え、それらを紹介しました。ご自分でプライオリティーを決め、徐々にボキャブラリー、短文を増やしていけば、すぐに物になると考えます。
 何故か、彼は、USBメモリーを持っていましたので、私の作成した資料を提供しました。また、私のブログも紹介し、自分に合った教材をそのブログ経由で、ネットから探すようにアドバイスしました。また、メールを利用して、日本文の添削が出来るように、メールボックスを紹介しました。

 そのうち、こういったレベルの学習者が、沢山現れて来そうですから、他の言語についても、整備したいと考えます。
 ただ、よく考えますと、前回も今回も、重要なポイントで、媒介語(中国語、英語)が多少通じましたので、理解を深めることが出来ましたが、そうでない場合を考えますと、もっといろいろな工夫が必要と考えます。


 日本語指導者講習会の講師の先生が、我々ボランティア教室の個々人の教え方を評価し、アドバイスしてくださることに成りました。恐らくどこにおいてもやっていない試みではないでしょうか。アイデアに感心致しました。ボランティア自身が自分でクリエイトし、レベルアップを図るのはなかなか難しいものと考えます。その点、プロの先生が診て、アドバイスしてくださるので、非常に、有難いことです。

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