いろいろな出来事

日々の出来事や気が付いた事など徒然に書いている双子の父です。
思った事等を思いつきで書いています。

病院で出来た友達

2005年05月14日 | くも膜下出血
 リハビリの病院で脳卒中の病棟に入っていると、障害の残った方がたくさんいます。
私は手足に麻痺はないけど、運悪く片半身に麻痺出てしまった人。記憶障害が出た人、性格が変わった人、嚥下(えんげ)って食べ物を上手く食べることが出来なくなった人など中枢のダメージによって障害の残り方はさまざまです。

そんななかで、記憶障害のない人が集まってお茶会みたいな事を毎日してたんです。
みんな会話したがってるんですよね

大谷さん、Aさん、久美子ちゃん、辻ちゃん、そういちさんが特に仲良かった友達です。
大谷さんは27歳、心臓から来る脳梗塞ですバンドやっていて作曲もしてたんだって、1曲メジャーに提供してこれからってところだったとか。
Aさんは35歳くらい学校の先生、脳内出血。久美子ちゃんはバスガイド40位かな・・?脳梗塞、辻ちゃんは市の職員で30歳くらい、私と同じくも膜下出血、そういちさんは貨物の運転手50ちょい脳梗塞。

みんな若い人ばかりです、他にも若い方がいますが、このメンバでいつも話し込んでました
話の内容はね、各々の発作起きた時のこと、看護師さんの悪口(笑)、食事のこと、家庭、気が付いたことなど等、みんな堰を切ったようにしゃべります。

みんな病院にくるまで普通の生活してたんだよ、それがある日を境に一転してしまう
脳卒中とはそんな病気です、怖いね
脳卒中で死んだ脳細胞は生き返ることはないです、細胞が死んじゃうとその細胞が受け持っていた行動が出来なくなってしまいます。出来なくなってしまった行動を新たに脳細胞に教え込む、それがリハビリテーションなんです。辛いですね、でもみんな頑張ってるんだ

大谷さんとはよくメール交換してます、1,2行くらいの短編メールが4,5通一気にきます、仮面ライダーのような腹筋を作るんだと毎日腹筋100回してるそう右半身に麻痺あってまだ一人歩きは出来ないけど、とてもたくましいです。他のみんなも頑張ってるんだろうね
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