いろいろな出来事

日々の出来事や気が付いた事など徒然に書いている双子の父です。
思った事等を思いつきで書いています。

閖上のおばちゃん、ありがとうございました・・・。

2011年04月16日 | 東日本大地震
昨日、取引先の方が会社に来たので移動前にいた頃の取引先の方々のことを聞いてみました。
・・・たくさんの方が亡くなっていた・・・。

一番に心配していたのは、名取市閖上(ゆりあげ)にあった取引先のこと。
惨事聞いたときから気に掛けていた。
一度、宅の所に行こうとしたけど、通行止めでいけなかったのです。

そこの家は、社長(社員は自分だけの一人親方)奥さん、娘、ワンコ)
助かったのは、社長さんだけ。

その社長さんから取引先が聞いた話。
津波着たときは建てたばかりの3階建住宅の3階に避難したけど波は3階以上に達したそうです。
家は流されて、途中崩壊し、家族は波に飲まれていった。
とにかく、自分のことを守るのが精一杯。

流されて、ようやく物につかまって、陸に上がったのは家から2キロも離れた東部自動車道の堤だった、と言うことでした。

この社長さんとは、付き合いが長く、10年位、年に2回総会等で温泉行って酒飲みしたりした。
メーカーの売り上げのコンテストで、上位に入り、台湾に一緒に行ったっけ。
当時は、毎年仙台湾で釣りに出ていた。
青森までカレイ釣りに行ったこともあっけ。

暇なわけじゃないけど、外回りしていて近くに行ったらお茶のみに立ち寄ったりもした。
社長は外でていないけど、おばちゃんは、いつも家にいて、どうぞどうぞとお茶を出して温かく迎えてくれた。
そんな、おばちゃんも流されて、いまだに見つかってない・・・。

私は、部署移動してもう7年になるから連絡のすべが無い。
社長の携帯(持ってるのかな?)も番号も既に消しちゃったし、いまさら取引先に教えてもらうわけにもいかない。
番号聞いても、掛けて話せる言葉も無い・・・。

一言だけ言うね。


「おばちゃん、温かいお茶をいつもありがとうございました。」







コメント
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