菩提樹苑のあずき

　今日は毎月の菩提樹苑の定例会議です。私もいつも参加しています。

ずっと家内の腕の中だったんですが、最後に私のところへやってきて、抱っこで

す。　

　

　（　ここの角度かな、とめぼしをつけて、自分で撮ってみました　）


　今日の会議では、全員で見に行った　『　おくりびと　』　の映画を話題に、

話が盛り上がりました。皆それぞれにいいところを見ていると感心して話を聞きま

した。



あずきも私に視線を送り、頷いておりました。


　『　所作　』　（　しょさ　）　という好きな言葉があります。

私たちの動作もただ単なる動きではなく、無駄省かれてくると、その動き自体が

『　美　』　になってきます。そうなったときに　『　所作　』　といえるのでは

ないでしょうか。

　よく師匠から掃除をしていると、

「　お前の掃除は箒と身体がバラバラになっている　」　と注意されました。

さすが、心ここにあらずで掃除をしていると、すぐ見抜かれたものです。

心と動きが一つになったとき、単なる動きが所作になるのでしょう。

　禅宗の修行されているお坊さんは、その姿だけで美しいものがあります。

立つ、座る、歩く、休む、掃除をする、食事をする、すべてが美しいのです。

そこには、動きの無駄を省いた局地みたいなものがあるのでしょう。


　私たちも、挨拶をする、歩く、座る、そういうすべての動きを極めていかなけれ

ばいけないと思います。


　事務所の外に出ると、にゃん子達の夕食の時間でしょう。

それぞれの距離感を保ちつつ、お行儀よくお座りして夕ご飯を待っておりました。



　　

　本当は食事を頂くというのは厳粛な儀式なのでしょう。

今日一日の糧を頂く、だからええころかげんな格好でなく、きちんと襟を正して

待っているのでしょう。

　事務所の皆様方よろしくお願いします。