3月となると、護摩の修法は
全身汗まみれになります。
これからは、汗との戦いです。
でも、暑い時の護摩の方が気持ちもスッキリします。
夏になると、仏具も衣も熱さで触れなくなるほどです。
護摩の炉です。
この炉の中に護摩木を組み、火を燃やして
五穀、お洗米、蘇油といってごま油を
お供えします。
こういう、「 樒 」 ( しきみ ) もつかいます。
この樒に乗って、仏さまがお見えになるのです。
また、樒は香りもよく、火に入れると、
パチパチと音を立てて、勢いよく燃え上がり
香りもとてもいい香りがします。
「 護摩杓 」 ( ごましゃく ) といって、
この真鍮で出来た大小二本のスプーンのようなもので、
五穀とかお洗米をお不動さまにお供えします。
ところが、この杓でごま油も使うので、
結構汚れがきつくなってきます。
有り難いことに、『 お不動さま 』 とはずっとご縁があって、
お不動さまの元で生まれ、 ( 私だけが病院ではなくお寺で生まれたのです )
東寺の御影堂では10年にわたり、
秘仏の不動明王の前で毎日護摩を焚かさせていただきました。
熊本に帰ってからも、毎月ではありますが
こうやって、護摩のお勤めを勤めることができるのは
本当に有り難いことです。
それから、やはり 『 不動 』 という言葉が気になって、
…
最近では、こんな言葉に出会いました。
「 われ仏眼をもって一切衆生を見るに
貪欲恚痴なる諸煩悩中、
如来智、如来眼、如来身あり、
結跏趺坐厳然として不動なり。 」
『 如来蔵経 』 というお経の中にある文句です。
わからないけど響く言葉です。
こないだ あるお寺で 護摩木 厄災消除 と 祈願してきました。宗教研究会(名前検討中
しきみ は お線香の 原料 とも 聞いた事あります。しきみ を 干して 少し 火を つけると
香り いいかなぁ? 燃えにくいかなぁ