本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ

2020-01-07 20:23:19 | 住職の活動日記

今日は「七草粥」

福知山へ行ったときに途中の

亀岡のドライブインでもとめた品

今日作ってくれました

さほど美味しいものでは

ありませんが、どことなく

懐かしい味がするものです

お正月の御馳走で食べ過ぎ気味の

お腹には優しい感じがします。

 

せりなずな、

ごぎょうはこべらほとけのざ

すずなすずしろ

春の七草

とリズムよく憶えたものです

 

山部赤人の歌に

「あすからは若菜つまむと

  しめし野に

 昨日も今日も雪は降りつつ」

があります。

また、百人一首には

光孝天皇の

「君がため春の野にいでて

  若菜つむ

 我が衣手に雪はふりつつ」

という歌もあります。

 

昔のこの頃は雪が降ったので

しょうか

今年は雪が降らないと思って

いましたら、

5日には比叡山で雪が降った

という報道がありました

 

七草ではないかもしれませんが

平安時代の頃、

雪に閉ざされて

新鮮な青物の野菜を頂けない

それでも、雪をかき分け

その中から萌えいずる緑の

若菜を探し求めて

大事な方への贈り物としたのです

 

しかし、調べてみると

七草というものは古い行事かと

思いきや、そうではなく

鎌倉時代後半あたりから

始まったようです

さらにそれを「七草粥」として

食べるようになったのは

江戸時代に入ってから

ということです

 

中国ではこの日を

「人日(じんじつ)の節句」

といって

気候の具合によってその年の

一般人事を占う、

という行事が七種類の菜を入れた

熱い吸い物を食べて、

邪気を払ったのです。

それに、

日本の若菜つむという風習が

重なって、「七草粥」になった

ということのようです。

 

胃袋も一休みということで

なかなかいいことではないかと

思うのですが

最近では若い人の口には

合わないのではないかと思います

しかし、それも

まあ、

年と共に懐かしくなってくるので

心配いらないと思います。

 

ホッと一息

美味しくいただきました。

 

 

 

 

 

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