本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

「 あとだし じゃんけん 」 !?

2011-05-20 08:57:04 | 住職の活動日記
 今朝の 「 小倉さん 」 の番組 『 とくダネ ! 』 

原子力発電の災害  …  

 「 あとだしじゃんけんのように次々と今頃になって、新事実が出てくるのはおかしい 」

といっておられましたが、


 このことはずっと気になっていたことです。

災害が起こってから、放水車が出て水をかけ冷やしている、

これで、少しは落ち着くだろうと思って、収まると思っていたのですが、

どうも、様子が違うようです。

 気になって !  気になって !

ネットで調べ   『 原子炉時限爆弾 』  という

「 広瀬 隆 」 さんの本で会いました。

さっそく、本屋さんへ行くと、その店ではちょうど最後の一冊でした。


 おおかた、一月前ほどより読み出し、やっと読み終えましたが、

恐ろしいことに、この本は昨年八月に出版されたものです。

 ( もうすでに読まれたかも多いと思いますが )


 やはり、もっと新事実を伝えなければいけないような気がします。

先月と今月も2回ほど京都へ参りました。

驚くほど外国の観光客の方がいらっしゃらないのです。

外国の見方は 「 レベル7 」 ということは、即退去、ということでしょう。

大使館からは即退去の指示が出ていたようです。


 読んでみて、はじめて 「 原子力発電 」 のあらかたの内容を知ることが出来ました。

一概に、低価格でCO2を全く出さない、で安定供給が出来る、

といわれています。

が、その危険性については全くといっていいほど無知でした。

 「 原子力発電 」 も、もっと高度なものかと思っていましたが、

いたって簡単、核反応で出てくる熱でお湯を沸かす、それでタービンを回し、

電気を作る。

 しかし、出てくる熱が半端なものではなく、タービンに使用している熱は

三分の一、あとの三分の二は海に捨てているということです。

地球温暖化の防止になっている、といわれてますが、

原子力発電もとても大変な熱を海に捨てていたわけです。

 やっと今頃になって 「 メルトダウン 」 ということが発表されましたが、

これからこの熱をどう納めていくかが大きな問題です。

それと、「 放射能 」 見えない敵との戦いです。

先日も 「 足柄茶 」 まで飛んでいっているということです。

せっかくの新茶を刈り取って捨てておられました。


 今は世界の叡智を集めて、どのように 「 原子炉 」 を納めていくかに

全力を注がなければいけません。

これは福島だけの問題ではないように思います。


 電力不足になるでしょうが、「 浜岡原発 」 を止めたことは

よかったと思います。

 しかし、このことで九州までが電力不足になるとは思いもよりませんでした。

九州も 「 浜岡原発 」 から電気を買っていたのです。

だから、今年の夏は九州も電力不足です。

日本国中、どこでも電力不足になります。

いまだかつてない大変な問題です。 

 日本も大きく考え直して、エネルギー問題を真剣に考えなければいけません。

今まで何も気にすることなく 「 使い放題 」 にしていたエネルギー

一人一人が蛇口を少しずつ閉めなければいけないのです。

 このことは、私たちの 課題 です。

叡智を集めれば必ずのり越えられる問題です。

 その問題を 課題 として考え続けていかなければなりません。


それが 祈り ということになるのではないでしょうか。











   
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