宇治の小山園さんでも
新茶のお知らせが見えます。
今年は5月2日が八十八夜でした。
今、和束町(わづかちょう)が
「鎌倉時代から継承する茶文化」
とか、
「日本で最も美しい村連合」
また、
「茶源郷としての茶畑と
瓦屋根の集落景観」
として人気です。
山間に美しい茶畑が広がります。
こういう山間部で寒暖差の激しい
朝霧が出るということが
お茶を美味しくしているのでしょう。
そしてここには「天空カフェ」
というところがあります。
小高い丘の上、和束が一望に見渡せる
所に立っています。
登っていく道中にも
上手に切り開いたところに
お茶畑が作ってあります。
天空カフェ
自分でお茶をもって上がり
景色を堪能しながら
頂くというシステムです。
眼下に広がる茶畑、
鎌倉時代からこうやって
茶畑を開いてきたということです。
「宇治茶の郷」とあるように
宇治茶といってもこの地で取れるお茶が
大半を占めているようです。
宇治より南東に19キロ余り
ちょうど盆地になったようなところに
和束町は開けています。
だからここへ行くには一山二山
越えなければたどり着けない
今回もナビが大変険しい道を案内
辿り着くのか心配になるくらい
そして、
奈良との県境が間近な位置関係
というところです。
京都府内でも一番のお茶の産地
でもあります。
もう一つ気になったのが
御陵さんのような森
「安積親王陵」とあります。
茶畑の中にきれいに整備された
一本の石畳
登っていくと、
御陵さんを取り囲むように
美しく作られた茶畑
陵墓の前で一礼
安積親王、聖武天皇の第二皇子
長男がいらっしゃるのですが
わずか1歳あまりで逝去、
しかし、いろいろあったのでしょう
後を継がれることなく
17歳で亡くなっておられます。
この地に祀られ、
かえって、今では町の人たちに
大事にされ、
美しい茶畑にかこまれ
今のほうが幸せなのでは
ないでしょうか。
墓の名前は「和束墓」とあります。
聖武天皇は奈良の大仏を建立され
その開眼法要には鑑真和上」も
参列されたということです。
そのようなことを思い浮かべながら
御陵さんの周りを一巡
若くして亡くなられた親王さまを
偲んでおりました。
和束茶カフェでお茶を求め
なかなか面白いというか
いろいろなお茶があるものです。
なんとも手作り感のある
郵便ポストがいいですね
ふらりと出かけても40分あまり
心が落ち着く光景です。
ですよ!
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