『散歩で見かける 野の花・野草』
というのが本の名前です。
ネットで注文していたのですが
すぐさま届きました。
やはり、
昭和天皇の雑草という草はありません
という言葉が気になり
本を探していたのですが
やっと見つかりました。
金田 一さんが書かれた本で
大きさも手ごろ持ち運びに便利
写真も美しく、
説明も要点を書き留めてあり、
私にとって愛読書となりそうです。
そこで早速
お向かいさんの空き地に生えた野草
調べて見ると
写真にあるこの草のようです
名前は「エノコログサ」と
いうようです。
外に出て見比べてみる
どうもそのようです。
説明には
別名「ネコジャラシ」とあります
花穂が狗(えのこ)〈子犬〉の尻尾
に似ているためにつけられた、と
また、
この穂でネコをじゃらして
遊ぶことからネコジャラシとも呼んだ
ということです。
一年草。時期は8~11月。
草丈50~80㎝。
分布は日本全土。
漢字名:狗尾草、犬子草。
ただの雑草とみてしまえば
気にも止めませんが
こうやって名前を調べて見ると
なんだか親しみが湧いて
くるものです。
そういえば
三浦先生から聞いた言葉に
「名は単に名にあらず」
ということを思い出します。
名はハタラキを表すのだ
阿弥陀は阿弥陀の働きがあり
薬師如来は薬師如来の働きがある
働きが名前そのものと、
言われてみると
名前とは本当に大切なものだと
思います。
人の名前でも
好きになると
その人の名を呼ぶものです。
本当に名前を知るということは
その人の人柄まで
表すともいわれています。
先日のテレビでも
サ行の名前はやさしい人が
多いというようで
ア行からの人は有名人が多いとか
そういう
響きもあるのかもしれません。
それにしても
この「エノコログサ」
このかんかん照りの中
一滴の水ももらわずに
日に耐えて、そよ風に吹かれ
平然とした顔でいます
我が家の草花は毎日水をもらい
それでも枯れたりしてしまうのに
何と強いこと!!
静かに深く根を下ろし
地中深くの水を
吸い上げているのでしょう。
天気予報を見ても
ここ1週間は雨の気配もなく
38度越えが続きそうです。
愛おしくも思え
その強さに感服し
生き抜く強さを見習わなければ
とつくづく思います。
これからこの本を片手に
出会う草花を名前を捜し
野草たちのハタラキを見ていく
楽しみがふえました。