いま、納戸の整理をしています。
昔から伝わっている面白いものも出てきました。
懐かしいものやら、
へ~っと ものなどいろいろです。
高田焼 ( こうだやき ) の茶器です。
こういう焼き物です。
品のいい肌をしています。
玉露用の茶器で、とても小ぶりなものです。
これが茶碗です。 ( 盃ていどの大きさ )
お椀も出てきました。
子どものころはこの椀で正月の雑煮をいただきました。
少々剥げかけているところが、
口にさわり、子どものころにはとても嫌な感触でした。
こういう螺鈿の重箱もあります。
それから、
お膳の一揃い、とても使い込まれたものです。
新聞紙で包んであり、昭和62年の年号が見えます。
ちょうど、熊本に帰ってきたときです。
帰ってから、まず取りはじめたことが、
昔から代々伝わってきたものの整理でした。
一つ一つ確認して、新聞紙で包み
名前をつけて、棚にしまっておきました。
26年ぶりに、再び包みなおし
( 今度は平成25年の新聞で )
わかりやすいように整理しました。
26年前とかまた違った感慨深いものがあります。
御札の版木もたくさん出てきました。
今はすべて 「 お札屋さん 」 というか、
そういうところにお願いします。
いろいろな種類の版木があるということは、
それぞれのお願いに応じて、一つ一つ手作りで
刷り上げていったのでしょう。
懐かしい !!
昔の 「 印刷機 」 ?
下に版を置いて、上にお札をはさみ、
刷毛で版にインクを塗り、
「 エイヤ ! 」 と力を込めて押しました。
毎年、暮れになると 『 星祭り 』 準備のため、
家族総出で御札作りをしたものです。
もっぱら 「 エイヤッ 」 と押すのが私の役割でした。
また、別の箱からはいろんな書類も出てきました。
面白いものでは、
本山からの辞令です。
明治37年とあります。
この頃は 「 山城の国宇治郡 」 だったのですね。
たまには、こういう整理も大切ですが、
最近は体力と相談しながら、
数日を要するものの、
まあ~ 今日はここまで !!
と頑張っております。
久しぶりに御先代方の心に触れたような、
一日終わってみると、心清清しいものがあります。
もう少しで何とか片付きそうです。