北面武士

至誠通天

昔の写真

2016-01-07 | 日記

一月七日(木) 晴

濁り酒を飲みながらネットをダラダラと見ていたら、百年くらい前の支那の写真が数枚掲載されていた。

この写真は上海の外人租界(黄河沿岸近辺)のど真ん中かと思える。 私が一番好きな清朝末期から蒋介石の国民党支配まであたりの時代の貴重な写真に心が揺さぶられる。 小日向白朗(小白龍)や張作霖(白虎張)達の馬賊が活躍していた頃か、その後くらいの時代か? 

青封のドン・杜月笙がこのあたりを仕切っていた頃だろう。

30年前はこの写真の雰囲気を残したような風景であったが、現在では全く別の風景と変わり果ててしまっている・・・。

写真を眺めいてると何か懐かしい感覚にとらわれてしまう。  バカ浜さんこと浜本政吉さんは、若い頃このあたりで活躍されていたんだろうな。 現在の平和ボケした時代に生きている者には羨ましい限りである。 ナイト・ライフこそ、その時代がストレートに映し出されるのだ。

 

日本も支那も、当時は船による輸送が主流だった。  マニアックな書物には記されているが、写真では一目瞭然だ。 

記録写真を残す事は、歴史を次世代へ残す事であると痛感する。  写真は時間と空間(光と影)を的確に映し出す、文字の如く真を写しだす。

 

 

日本租界もあった楽しそうな時代を感じる事が出来る。 和平飯店のジャズバンドを聴きながら、葡萄酒を楽しみたいものだ・・・。

温故知新、世界史と日本史を同時に勉強し、第三者の立場として、冷静に正しい歴史を知る事により明確な未来が見える。 歴史は常に継続している事を忘れてはいけない。  去年も千年前も同じ過去であり、歴史は一度たりとも切れた事はないし、未来へ継続されていく。

 

これらの写真を見ていると、「夜霧のブルース」と「上海帰りのリル」が頭を駆け巡る。 言葉はいらない、浜本幸吉さんへ合掌。

それでは、また。 ごきげんよう。

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