北面武士

至誠通天

久しぶりの博多

2019-12-08 | 日記

令和元年十一月二十一日(木) 晴

 

十一月十九日(火)より3日間、会社の会合参加の為、早朝より近鉄線と新幹線とを乗り継ぎ、博多へ移動。

本日午後より、天皇陛下並びに皇后陛下が大嘗祭を行われた御報告の為、伊勢へ3日間御来訪なされる。 

両陛下をお迎えに参上出来ず、誠に残念至極也。

 

毎年国内スタッフだけで会合が開催されるのだが、今年は何故か他国スタッフとの合同開催との事で、イギリス、オーストラリア、香港、シンガポール、韓国、日本から約70名の参加者が博多へ集合した。

どうせ会社の洗脳教育みたいな会合になるのかな?と思っていたら、単なる盛大な飲み会だったので安堵した、というか酒量制御するのに精一杯だった。

初日は参加者全員、各々博多へ移動しホテルへチェックイン、夕刻より貸切バス2台に分乗して日本酒の蔵元が経営している居酒屋?にて、いきなりの大宴会。

日本酒&ビールの飲み放題というで、日本酒のリアル乾杯があちらこちらの席で行われて、この店だけで大破撃沈した者が数名・・・。

やはり、日本酒はゆっくりと味わって飲むものだと、再認識した日でもあった。

 

店名を失念したが、「百年なんとか?」という日本酒の蔵元が経営する居酒屋。 テーブル席で靴も脱がなくて良いので楽だった。

日本酒に合いすぎるくらい合う、美味しい肴に舌鼓を打ちながら、純米酒を楽しんだ。

辛子レンコンの風味と純米酒のコンビネーションは最高!

 

リアルに日本酒が進む肴ばかりだ。

 

外国人スタッフも喜んで刺身を食していた。 博多のフィッシュは美味い! 

 

やっと肉が出てきた!  牛たたきというより、ローストビーフに近い味と食感だった。 悪くないね~!

この後に御飯、味噌汁、お新香等が出てくるとの事だったが、二次会を考慮して辞退。 

 

この大宴会の後、我々日本人スタッフ5名(イタリア人1名含む)、いつも業務上連絡を取り合っている韓国人スタッフ5名と共に、中州のもつ鍋屋へ移動。

去年釜山でお世話になった3名も来日されており、皆で和気藹々としながら日本酒の徳利が次々と空になっていく・・・。 1時間後、日本人1名が大破撃沈・・・。 

若い韓国スタッフ1名は既に1升以上の日本酒を飲んでいるが、まだほろ酔い程度だった・・・。 なかなかの肝臓の持ち主とみた。

 

中州。 大相撲九州場所が開催されているので、この街のどこかの料亭かクラブで、関取達がタニマチ接待を受けているのであろう。 良いね~!

 

たっぷりの野菜でもつが見えないもつ鍋。  久しぶりにもつ鍋を食したが、予想以上に美味かったのちょいと吃驚。

 

この後三次会に行くとの事だったが、私は博多ラーメンを食したいので辞退し、大破撃沈した仲間達とホテルへ戻り、イタリア人と共にホテルの近くで何故かネパール料理を食しながら、カトリックとプロテスタントの違い、ラテンの血とアングロサクソン系の血の違い、シシリー・マフィアと本島各地のマフィアの違い等、わけのわからない話で盛り上がってしまい、気がつけば午前1時00分。 これはいかんと思い、ホテルへ戻ってシャワーを浴びて就寝。  博多ラーメンを失した夜だった・・・。

本日は移動に半日、飲酒に半日という不摂生ながらも、久しぶりに旅を楽しみ、宴会を楽しんだ日であった。 満足、満足。

 

 

十一月二十日(水) 晴

いつもの如く午前7時00分起床。 軽く酒が残っているが、目覚めは悪くない。

午前9時00分からホテル3Fで会合が行われるので、それまでに朝食を食して朝ドラを観て時間を過ごす。

部屋を出るまで、今夜の宴会場をネットで調査し、今夜の宴を満喫すべく情報を入手しアクセス・ルートを確認。

 

ホテルの朝食は洋食と和食(階が違う)とがあり、私は健康重視で和食を選択。

流石一流のホテルだけあって、味と内容は素晴らしいものだった。  小さなコップは日本酒ではなく、柚を絞った水。

健康の為と思ったが、量が多すぎて食べ過ぎ状態に陥ってしまった・・・。

 

食べ過ぎという事で、必然的に会合の時に睡魔が襲ってきて、茶やミネラスウォーターを飲みながら睡魔と闘う時間を長時間過ごした。

他のほとんどの連中も午前2時00分頃まで飲んでいたという事で、目を開けているのが精一杯の者も多々見かけた。

ホテルに缶詰状態の会合で、昼飯は仕出し弁当。 ちょいと娑婆の空気を吸いたいが、この会合が建前上のメイン・イベントなので抜け出せない・・・。

会合は有意義であったが、午後も時折襲われる睡魔と闘いながら、会合が終わるのをひたすら我慢。 

「我慢」、実行するのが非常に困難な言葉であるが、それをじっと耐え抜き、午後5時00分に無事閉会となる。 辛苦了!

 

今夜は5つのグループに分かれ、それぞれのグループの幹事が予約した店へ行く。

我々のグループは博多名物の水炊きや焼き鳥ではなく、なんとブラジル料理のシュラスコである。

私はイチボと鶏肉ばかり食していたような記憶がある。 いと美味し!

全体的に昨日のペースより遅く、皆ビールを飲みながら調子を挙げていく感じだったが、私がカイピリーニャを飲み始めると、回りの連中も珍しいと思ったのか、カイピリーニャを飲み始めて飲酒のペースが速くなってきた。  

嬉しい事に、本場のピンガを使用した本格的なカイピリーニャで美味かった。

 

午後9時00分、5つのグループ全員が会社が貸切った店へ集合し、各自ダーツ、ビリヤード、カラオケ、雑談しながら飲み続ける。

交流を深めるには最高の演出で、これを企画した幹事の手腕に脱帽。

各国のスタッフ達と一献交わしながら、美味い料理と楽しい会話を満喫できた2日間だった。

今夜も三次会をバックれて、ホテルの近くにあるラーメン屋で一人で博多ラーメンを食す。 豚骨ラーメン美味し!

昔はスープまで飲み干したものだが、流石に現在は飲まないように心がけている。 蜷川先生の御意見同様、冷めた時スープに浮いている油を見たら、とても飲み干そうとは思えない。  何時の頃からか健康を考える年頃となってしまった。

午後11時00分にホテルへ戻り、のんびりと風呂に入って静かに就寝。  他の連中は再び午前2時00分まで飲んでいたとの事・・・。

 

 

令和元年十一月二十一日(木)曇晴

いつもの如く午前7時00分起床。 外は曇っているが、目覚めが良い朝だった。

今朝も朝食に和食を選択し、またまた食べ過ぎてしまった模様。 朝から満腹状態だ。

朝食後、朝ドラを観てからチェックアウトの準備。

午前9時00分、チェックアウトを終えてロビーにて全員集合。

これから全員で「一風堂」という有名なラーメン店にある、ラーメンのクッキング体験教室にて授業を受ける。

全員で手を洗い、手ぬぐいを頭に巻いてエプロンを着用する。 普段使った事もないので似合わないし、どうも間抜けな感じがする。

とりあえず全員着席し、講師の指導を受けながらラーメンと餃子の作り方を教わる。

最近はイギリスでラーメンが流行っているようで、英豪人や韓国、香港、シンガポール人達も大喜びでラーメン造りに励んでいた。

店に到着すると、店前から豚骨を煮込む少々キツい臭いが漂ってきたが、香港人、シンガポール人、韓国人達は良い匂いが漂っていると言ってた。  やはり豚肉を大量に食す人種なのだと再認識。

 

各テーブルに麺の生地となる小麦粉が練られたものや、道具類が準備されてある。

研究所みたいで気分上々。

 

まずは生地をしっかりこねて、ビニールに包んで足で踏みまくる・・・。  どうも足で踏む感触が気持ち悪かったが・・・。

 

その後、生地を数回に分けて伸ばし、製麺機で麺にする。(初めての経験)  この課程が一番感動した! 全員”オ~!”と感激の吐息。

餃子作りの課程は割愛。 何とも見苦しい出来映えに落胆を隠せなかった・・・。

 

出来上がった麺。  太麺より細麺が好きである。

この後、順番に麺を熱湯で10秒ほど茹でて、先生が準備したラーメンどんぶりに投入。 

 

完成したラーメン。  餃子はダメだ!

 

先生の指導により、参加者全員大きな声で「いただきます!」。  残りの麺は、替え玉として後ほど茹がいてどんぶりに投入。

オリジナルスープが美味いので、多少の麺のコシとかは全く気にならなかった。  いと美味し!

他の連中も完食していたので驚いた。

 

これにて今回の合同会合の全課程が終了となり解散となり、待機していた福岡空港向けバスと、JR福岡駅向けバスへ別々に乗り込む。

乗車前に皆と再会を約束し、ここで各国スタッフ達との別れを惜しみながら見送る。

私はJR新幹線にて、博多-名古屋、近鉄線にて名古屋から乗り継いでの帰宅(約6時間)となる。

20:30頃に帰宅し、クタクタになった身体を熱い湯船に浸からせ、全身の毛穴が全開となったところをゴシゴシ・タオルで汚れた垢を洗い流す。

気分はスッキリしたが、身体は疲れ果てているので、そのまま徒歩で行ける近所の居酒屋にて安着を祝い、生ビールで喉を潤す。

最近は暴飲暴食を封じ、生ビールを胃に流し込まないようになったので、これでやっと大人の仲間入りだな思った。

しかし、”明日は、この3日間で溜まったメールの処理と、重大案件2件を片付けなければいけない・・・。”と現実を直視してしまい、”まだまだ斯様な事を考えているようでは、飲みが足らないという事か?”と思いながら、現実逃避すべく再び生ビールを胃に流し始める。

結局、何も変わっちゃいない・・・。 ”わかっちゃいるけど、やめられない!”

 

それでは、また。 ごきげんよう。 

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