北面武士

至誠通天

天長節

2014-12-24 | 日記
十二月二十三日(火) 晴

本日は天長節。 自宅にて皇居遙拝を行った後、皇大神宮別宮・伊雜宮にて参拝を行う。

早朝、森伸弘氏より岩手県大船渡町の”大船渡屋台村・喜楽”の女将さんから戴いた日本酒「酔仙」を受領。
女将さんは、3.11の東日本大震災時に被災されたが、不屈の精神力で大船渡屋台村にて”喜楽”の経営を開始された。
本来なら国・県の復興事業の為に、今年いっぱいで大船渡屋台村を立ち退く必要があるとの事でしたが、幸いにも一年延長となったとの事。 先日、この吉報を伸ちゃんより聞いた時は嬉しくて涙が溢れてきた。

3.11の犠牲者の方々の一周忌法要として、「スコップ団」主催による”打ち上げ花火”と鎮魂が仙台で行われた時、伸ちゃんが参加。
その翌日に、伸ちゃんは岩手県大船渡市へ移動し、復興支援で御縁が出来た地元の方と落ち合い、被災地を巡りながら当時の惨状と復興の遅れに愕然としている時に”大船渡屋台村・喜楽”へ連れて行ってもらったとの事。

喜楽の女将さんは、伸ちゃんが伊勢より来たという事に喜ばれて、大変ありがたがって下さったようです。
また、同店で飲まれていた地元消防団の方々とも懇意になり、救助活動時に羽織っていた半纏を伸ちゃんに託され、翌週開催される”神宮参拝禊会”にて禊を依頼された。 
大野宮司、犬塚皇都世話人、南神都世話人の許可を得て、半纏を着用し禊を決行。 その後、半纏は大船渡消防団へ返送された。

昨年末、女将さんは江戸在住の息子さん2人と共に伊勢へ来訪され、神宮参拝を行われました。 宿泊先の伊勢志摩ロイヤルホテルへ伸ちゃんと共に伺い、短い時間でしたがお話をさせて戴いた。 この御縁を大切にしたく思っている。 


”喜楽”の女将さんより戴いた稀少な日本酒「酔仙」。 来年、寒くない時に伸ちゃんと共にお伺いします。 感謝合掌



遷御の儀用に建設された渡り天井?が撤去された後、久しぶりに伊雜宮を訪れ参拝を行った。



光輝く御正宮。



新旧御正宮が並び立つ貴重な時期。 一月半ばに旧正宮撤去予定。


夜は会社の忘年会。 皆行儀が良いので、静かな会話で盛り上がりに欠ける中、只一人K氏のみが5分に付き1杯というハイピッチで烏龍ハイを飲み、大破轟沈となる。 K氏の宴後半の早のみは毎年恒例であるが、今年は大した失態は見せなかったのが不思議だ。
私は大人しく生ビール4杯で終了。 宴はあとひとつ盛り上がらないが、仕事の話が一切無いのが救いである。 
宴たけなわではないが、中締めとなり、そのまま帰宅。
呼び出し電話がかかってこない事を祈りながら就寝。



十二月二十四日(水) 晴

神宮会館より連絡があり、年末年始用車両通行許可証を受領に出向く。 
まずは内宮へ御礼参りを行い、車両通行許可証受領後、所用にて皇學館大學を訪問。 
本日で伊勢方面の残務は全て終了となる。 後はカレンダー通りの勤務に勤しむだけだ。


皇大神宮内宮へ御礼参りに伺う。  本日は、神宮奉賛会会長・豊田氏が参拝に訪れておられた。




年末年始のお焚き上げの準備完了?


参道を進み第一鳥居を望む。



”瀧祭神”を参拝。



遷御の儀後の”風日祈祭宮”を参拝。



新旧の”風日祈祭宮”。



内宮御正宮を参拝。 来年も正月朔日に一人御垣内参拝を予定。



”荒祭宮”を望む。



”荒祭宮”参拝にて個人的な祈りをさせて戴いた。



”酒蔵”を参拝。  いつまでも酒を美味しく戴ける事を祈念。



仮増築された、年始用の御札授受処も準備完了。



おまけ。 おかげ横町近辺地図。 


神宮参拝後、御札授受処にて大原氏と年末の挨拶を交わし、神宮会館にて年末年始用車両通行許可証を受領。 感謝合掌
毎年、大晦日~1月末までは神宮内宮・外宮近辺は大渋滞となる・・・。 地元の者には鬱陶しくて適わない・・・。
しかし、わざわざ遠方から神宮参拝へ来てくれる方々のお気持ちは嬉しい。 複雑な思いであるが、我慢するしかない。

それでは、また。 ごきげんよう。
 

コメント
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