うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

うべプラネタリウムの...(68)

2007年03月31日 23時14分24秒 | うべプラネタリアン
4月予定は次のとおり

4/1 (日)(13) プラネタリウム春休投影14:00~15:15
4/2 (月)(14)   〃      (* FMきらら「星のお話」11:00~12:00)
4/3 (火)(15)   〃
4/5 (木)(17)   〃
4/6 (金)(18)   〃
4/8 (日)(20)   〃
4/12(木)(24) 天体観望会   19:00~21:00 *すばると金星の近接
4/15(日)(27) プラネタリウム一般投影14;00~15:15
4/20(金)(3) 天文クラブ   18:30~21:00 *月とすばると金星の近接 
4/21(土)(4) 天体観望会   19:00~21:00
4/22(日)(5) プラネタリウム一般投影14;00~15:15
4/28(土)(11) 天体観望会   19:00~21:00
4/29(日)(12) プラネタリウム一般投影14;00~15:15 *定例観望会

今年度は、天体観望会開催を増やしたいと考えています。
いつも楽しい「星のつどい」へおいでませ。

現代科学の最先端のひとつは....(C12)

2007年03月31日 10時36分40秒 | 新・星座物語
天文学だろう。
その天文学の位置分類に星座がつかわれ、その星座にギリシア神話がひそむなんて
なんとすばらしいことだろう。
星座の起こりは、メソポタミア文明発祥までさかのぼるが、きちんと整備したのは
紀元150年頃アルマゲストという天文書を書いたプトレマイオスである。
魏志倭人伝に記された邪馬台国は、場所ははっきりしないが、時代はかなり確かである。西暦238年頃である。
だから、星座を整備したプトレマイオスと邪馬台国の卑弥呼とは、まぁ同時代だといえるだろう。
つまり、銅鐸や銅鏡に描かれた文様と星座も同時代と言えるわけだ。
星座もその物語も、弥生時代の遺跡みたいなものだと考えると、愉快でたまらない。
そんなことを、出雲大社のすぐ側にこの度オープン(3/10)した県立歴史博物館を訪れて考えた。
おもしろい物語が生まれそうな予感。



イタリア・ミラノのドゥーモで....(C11)

2007年03月29日 21時01分56秒 | 新・星座物語
星座に会った。この画だ。
あ、どこかで見たよと言う人はプラネタリウムによく来る人である。
黄道12星座がまっすぐに床に描かれていて、やぎ座が壁に立ち上がっている。
やぎ座の描かれた壁の、反対壁面の天井近くに、小さな穴があいていて、
その穴から太陽光が入り、陽の小さな輪が月々の星座の画に射すというのだが、
なぜ、やぎ座が、穴のある壁から最遠の位置に描かれていたのか、定かでない。
全部の星座画を一枚づつ撮っておけばよかったと、今反省している。
星のことをよく知っておくと、旅に出ても楽しみが倍加するよ。
意外なところに、天文遺構があるものだ。
それを確認すると、ものすごくうれしい。
新しい物語が生まれそう....



うべプラネタリウムの「はなとほしのコンサート」は...(67)

2007年03月27日 18時17分37秒 | うべプラネタリアン
特別企画、今年度6回目(通算9回目)である。
女声合唱ユネスココーラス【花の輪】のグループが歌を歌って下さった。
コーラスグループは総勢27名にもおよんだが、プラネタリウム側の来客は、
14名とやたら少なかった。
スタート時は5名と面目丸つぶれの有様だったが、途中何人かの入場があっての結果だ。
どうもおもしろくない。PR不足だ。出演者に申し訳なかった。
しかも、わるいことに、事前連絡なしに地方TVのYAB局の取材だ。
夕刻(18:15~)TVニュースで流れるという。
それならそれで、さくらの集めようもあったが、まぁ仕方がない。
歌のプログラムは一部演出を変更して、すべてプラネタリウムの中で演奏したので、
実に美しい時間を作ることが出来た。
なんとか、またやりましょうとの約束を得た。今度はもっとうまくやろう。

さて、来年度は、天気を見て、突発的な観望会を開くなど、予定外の活動を広げたい。
そこで、パソコンや携帯のメールアドレスをいただいて、一斉連絡を流すネットワークを構築する。
天文クラブ員でなくとも、宇部近辺の星好きの方は是非このネットワークにご参加を。
詳しくはうべプラネタリウムにて。

人をさそいだすほどの....(66)

2007年03月26日 22時44分29秒 | うべプラネタリアン
星空ではなかった。
だんだん霞が広がって、うすぼんやりした星像だったが、その分気流が安定していて、
土星や月はなかなか見ごたえがあった。
やはり、生の星はいい。
人が少なかったから、じっくり久しぶりの月面散歩を楽しんだが、添付画像の程度のシーイングだった。

昨日のブログをみて、第一助手☆SAE☆さんがお父さんとやってきた。
貸し切り状態で土星と月を撮っていた。
要領を手で覚えるとだんだんいい画が撮れる。
☆SAE☆さんは、控え目な表情だったが、土星の映像を撮ったときの顔は、
側で見ていて胸が熱くなるほど輝いていた。
あの映像を持っているだけで、あの子は、今後襲い来るだろうさまざまな波に、
りんと立ち向かって行けるだろう。
いい「お守り」になるはずだ。
「星が守る」とはそういうことかな。

ちょっとおそい連絡だが....(65)

2007年03月25日 21時22分34秒 | うべプラネタリアン
明日は、全くの予定外で、望遠鏡を開けることを考えている。
今宵、用があって防府から大道の大橋を渡り、周防大橋を経て、
宇部に帰ってきたのだが、その途中の美しい夜空といったら....。
ご存じだろうが、周防大橋は防府から宇部(阿知須)方面に向かうときは真西に向いている。
三角のゲートの中に金星がきらめいて実に美しい(春分秋分の時は太陽がすっぽり収まる)。
それを見ていたら、明日もぎんぎらに晴れそうなので、ミード30を出そうと思ったわけ。
このブログを見て、明日の夜(いつもの時刻19:00~21:00)来ることが出来そうな人はコメントを。
いずれにせよ、4時頃、春休みプラが終わったときの空の様子で再確認し、電話連絡をします。
もひとつ、私のブログを開いたら、ブックマークのSTARLIGHT NIGHTSをクリックしてみて。
23日の取り戻しができますぞ。
明日の月は、上弦にふくらんでいる。

こんな面を見ていたら....(C10-3)

2007年03月24日 17時25分10秒 | 新・星座物語
きっと、書ける。
日本から、発する星座物語。
さて、究極の女性の面。
般若(はんにゃ)。女の鬼。嫉妬の鬼。
角はあっても、髪が毒蛇だ なんて発想はない。

小面には、万媚も般若もひそんでいる。
矢次師は「小面が打てたらあとは何でも打てる、小面に始まり小面に終わると言ってもいい」と言い切る。
だから、ある意味で般若は容易だと言うのである。
そんな話をしていて、以前のNHK・TVで白洲正子さんの武相荘の中継をしていたときに柱に掛けてあった松田正平画伯の言葉とイメージが重なった。
「魑魅易、犬馬難」(ちみはやすく、けんばはかたし)

こんな面を見ていたら....(C10-2)

2007年03月24日 17時06分30秒 | 新・星座物語
何か物語が書けぬか。
先の、小面から、少しばかり年月が経って、女の怖さが、じわっと出てきたころの面。万媚(まんび)の面。
ある意味で怖いでしょ。この怖さは東洋だなぁ...
これらの面(おもて)をうったのは、矢次杢忠(やつぎもくちゅう(79))さんという山口市在住の能面師。
月に1回くらいふらりとお邪魔して(まさしく邪魔)話を聞くのが楽しみ。

今日は大雨....(C10-1)

2007年03月24日 16時53分56秒 | 新・星座物語
星のことはほったらかしで、雑感を。
先日のペルセウスの掲げるメドゥサが不気味だったので、口直しに
(にもならないか?)3枚の女性の顔を載せる。
東洋と西洋と。
香りの違い。
鬼面の表し方の違い。
わかっちゃいるが、これが同じ人類か、というくらいの違い。
この面は、能の「小面(こおもて)」といい、14~5才のまだ若い娘を表していている。
りんと張っている。
将来どう変化するか、あらゆる可能性と夢を抱きつつ、業も負っている。

すばると四日月が重なるので....(64)

2007年03月23日 22時11分16秒 | うべプラネタリアン
天体観望会を開いたが、何とか土星と月が見えたのは7時半まで。
あとはみっちり曇り。早々と8時半には切り上げた。
ところが、そのころ来られる人もいて、あぁあなんて言われると、曇り空が私のせいのように思えて、切ない。
月とすばるの重なったのは、今日の昼すぎだが、夕方でも、弓のような月のまわりに
宝石のようにすばるがちりばめられて美しい景色....のはずだった。
ダメだった観測会の繰り言を言っても仕方がない。
ま、4月も5月も6月も、もっと美しい景色のチャンスはあるので、今度今度。
せめて、こんな映像でも見て、今夜はふて寝。