うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

クライストチャーチ....(1155)

2011年02月26日 16時59分09秒 | うべプラネタリアン
もう35年以上も前になるか、クライストチャーチの教会前広場に面した古いホテルの
窓を開け放つとまっすぐ正面に南十字星が見えた。
窓の外の回廊から顔を出して「南十字がこんなにきれいなのにもう寝るンですか」と
声をかけてきたのは同じ日食ツアー仲間の中野主一さんだった。
それではと、カメラ担いで近くの公園で夜通し星夜写真を撮ったっけ。
公園は河に面していて絵のように美しいところ。10月だったから春の盛りだった。
痛ましいニュースを見るにつけ、四半世紀以上も前のことなのにまざまざと思い出す。被害の軽微を祈るばかり。

地理衛星『だいち』....(1154)

2011年02月25日 20時28分24秒 | うべプラネタリアン
2006/1/24に打ち上げられた陸域観測技術衛星『だいち』は日本の各地を宇宙から観測している。
日本だけではないのだが諸外国はいろいろやっかいな問題も出てこよう。
その『だいち』はちゃんと霧島連山“新燃岳”の過去と現在を撮っている。
画像の通りだが、(右)2008年と今年2月(左)。
見事にその違いが見て取れる。
過去の火口はコバルト色の火口湖をたたえ穏やかな姿をしている。
今の姿は溶岩ドームが火口を埋め尽くして内側の影もできていない。
(誰だ!しょせん膿のたまったおできが突然発作を起こしたみたいなもんだと言うのは)
火山は地球の鼓動だと言うが、ニュージーランドといい、新燃岳といい、地球のエネルギーはすさまじい。
その圧倒的な力の前では、表面に巣くう悪行三昧の人類でも まだ存在が許されるなら、
ひたすら被害の軽微を祈るしかない。



え?第9惑星だって?....(1153)

2011年02月23日 19時44分27秒 | うべプラネタリアン
彗星の巣「オールトの雲」の中に、木星サイズの巨大惑星が隠れている可能性があるんだって。
WISEなるNASAの高感度赤外線探査衛星が探った中で、どうやらすごい奴が居そうなんだと。
半年間の時間差でとらえた深太陽圏を精査すると、位置の変わっている天体を検出できる。
距離はほぼ1光年彼方らしいから、惑星となると光りを発しないので、よほど高感度の
赤外線でなければ見つからない。
結果判明には今後最低1年はかかるようだが、冥王星が惑星からキックアウトされて以来、
アメリカによる惑星発見の久々の敗者復活といったところか。
やっぱ奥深いで。このフィールドは....

好天にさそわれて....(1152)

2011年02月22日 21時29分02秒 | うべプラネタリアン
天体観望会を呼びかけたが、19時頃は星も見えないほど濃い霞。
数人のお客様もお見えになったが、シリウスが霞んでやっと存在が判る程度では
望遠鏡も開けられない。時折霞が薄くなると1等星のみ際だつ。
こんな時 Winter Hexagon 冬の大六角はちょうど判りやすい。
でもまたのチャンスもあるだろうと、早々20:10には切り上げた。
ところが、21:00頃からきぃぃんと晴れてきた。
ま、いつもこんなもんだ。そのあと来られた方は申し訳なし。お許しあれ。

川口淳一郎教授講演会...(1149)

2011年02月19日 19時11分46秒 | うべプラネタリアン
ナマ川口先生を見た。
お話はおもしろかった。さすが生の話は迫力があった。感動した。馴れていらっしゃる。
同好会のメンバーも独自に申し込んだ人々も含め65名に達した。全600の席は満席だった。
中で、タイチのみが川口先生のサインをゲットした。
タイチはみんなのヒーローになっていた。彼の一生を決定づけてしまったかもしれない。

Wakata Commander....(1148)

2011年02月18日 17時23分39秒 | うべプラネタリアン
平成25年末に打ち上げられるソユーズで、若田光一宇宙飛行士はISSに行き、
6ヶ月にわたる長期滞在するが、その間の数ヶ月はコマンダー(指揮官)に着くという。
地上外の人類の代表者だ。すごいことだなあ。
選ばれた理由はコミニュケーションのすばらしさによるというから、
さらにすごいことだと思う。

国際宇宙ステーションには、現在日本の補給機『こうのとり』がくっついていて、
資材を運び込むと同時に不要物の積み込み作業も進めている。
作業は順調で全体の7割方終わっているようだが、数日内に、スペースシャトルが
ドッキングするので、一旦外して位置を移動するらしい。
なかなかあそこも大忙しである。 あ、ステーションなんだから若田さんは駅長かぁ。


ISS 夕刻の宇部上空通過情報...(1147)

2011年02月17日 08時35分11秒 | うべプラネタリアン
久しぶりに、ISS 夕刻の宇部上空通過チャンスが今月後半にめぐってくる。
① 2/18 19:41 南→エリダヌス座 オリオン近くで消える 条件○
② 2/19 18:32 南→シリウスの下→東 条件○
③ 2/19 20:07 西 木星近くで消える 条件△(②の回帰)
④ 2/20 18:57 南西→天頂(すばるをかすめる)→北東 条件◎◎
⑤ 2/21 19:24 西→北 条件△(低い)
⑥ 2/22 18:14 南西→天頂(カペラの横)→北東 条件◎
⑦ 2/23 18:41 西→北 条件△(低い)
ことに④と⑥は写真対象として最高。光度もマイナス3等級。