うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

今日でおしまい....(1073)

2010年03月31日 19時31分59秒 | うべプラネタリアン
長かったサラリーマン生活は、一旦今日でおしまい。
サラリーマンは、時間を組織に売っているのだから、朝定時に出勤して夕定時に帰る、
それが習い性だ。それは、少なくとも、明日からなくなる。
22歳の4月1日から67歳の3月31日の今日まで、途中2~3回の中断はあったが、
何らかの形で続いてきた。
明日からはない。
が、そこがまた変てこなんだが、妙な形で続くのだ。
宇部天文同好会の会長として、ブラネタリウムの解説は引き続いてやらねばならぬ。
資格は無職だが、仕事はある、というわけだ。
自分で自分のポジションに首をかしげつつ、サラリーマンでなくなったことだけは
実感としてすぐ感じられるようになるだろう(←どうもよくわかっていない)。

はやぶさ帰還....(1072)

2010年03月30日 21時37分01秒 | うべプラネタリアン
傷だらけになりながら、ゆっくりとふるさとへの路をたどっている。
小惑星探査機「はやぶさ」は、地球から27000㎞の位置で、地球中心部から2万㎞の
軌道を通る回帰軌道に乗った。一旦回帰軌道に乗って、軌道修正しつつ、6月に
オーストラリアの砂漠に着陸する。
でも、もう大丈夫だとは決して言えない。
無事に帰り着くにはまだまだ試練の山はたくさんある。
第一、一度こっきりのやり直し不能の帰還だ。
激突するか、スイングバイで永遠に宇宙空間にはじき飛ばされるか。
針の穴を通すよりむつかしい角度で大気圏に入ってこなければならない。
しかも燃料もエンジンも力尽きている。
ああ、そのなかで、健気にも「はやぶさ」は飛び続けている。還ってこい、青い地球へ。

全天88星座物語....(C104)

2010年03月29日 21時08分21秒 | 新・星座物語
昨日の思いつきが自分で気に入ったので、4月号のプラネタリウムガイドでも採り上げて
広く募ってみようと考えた。
どこのどの星座から始めてもいいのだけれど、まず春の星座紹介を兼ねているから
ひとつ一つ取り上げると....
かに座・しし座・こじし座・やまねこ座・おおぐま座・こぐま座・りゅう座・うしかい座・
りょうけん座・ほ座・らしんばん座・ケンタウルス座・おおかみ座・ポンプ座・うみへび座
ろくぶんぎ座・コップ座・からす座・かみのけ座・おとめ座・かんむり座。
ざっと21星座にのぼる。
どうせ88あるのだから、21という数に驚きはしないけれど、この題材の雑然ぶりは
どうしよう。おおごとだね。
ひとつには3年前に作った「老しし“レグルス”主役『春の船出』」が割とたくさん
星座がつながっているが、同じストーリーではつまんないし、春から夏に違和感なく
繋げてゆく必要もあるので、あまりのばかばかしさに気が遠くなりそうだ。
画像は、はるかのおとめ座。

おとめ座....(C103)

2010年03月28日 21時03分10秒 | 新・星座物語
おとめ座の乙女は若い娘さん。モデルは二人いる。
一人は農業と大地の女神デメテルの愛娘ペルセポーネ。一人は正義の女神アストラエア。
この時期プラでお話するには、ペルセポーネ一辺倒だ。
初夏、てんびん座が良く見える頃になると、正邪を測る天秤秤の持ち主アストラエアに切り替える。
だから4月から7月までおとめ座中心に物語が延々続くことになる。
今日のプラ解説は、何座でいこうかと、太一クン友也クンに聞いたら、
おとめ座との回答だったから、これからそのシーズンになって、おとめ座が続くなぁと
思いつつ、後からこんなことを思いついた。つまり....

冬はオリオン中心、春から初夏はおとめ座、夏はさそり座、秋はアンドロメダ。
まあ主役は一年そんなところだ。
しかし、88星座全部登場する一つの物語を作ったらどうだろうか。
雪舟の山水画のように、だあ~っと一年続く物語。
もちろん南北を凌駕し、何らかの形で全ての星座が登場する。
そんな大河ドラマの男優はオリオンだろうか、ヘルクレスだろうか、
ゼウスはさだめしディレクターだろう。女優は、だから、おとめ座となろうか。
天文同好会の中で、88星座物語作成委員会でも立ち上げて“この指たかれ”を
呼びかけてみよう。...わっしも変なことを考えるなぁ。

盛会....(1071)

2010年03月27日 23時06分24秒 | うべプラネタリアン
どういうわけか、人は集まってくれた。
呼びかけても、行くよと返事をいただいていても、まるで人は集まらなかったという悪夢をみる。
今宵は何とかなった。
何より“鈴”がきてくれたのは嬉しかった。正道親子の来場は感動ものだった。
吉本さんなんて、気の遠くなるような世界から舞い降りてきてくれた。
金子さんや久光さんなんざ昨日もあったような気楽な感じだった。
みんなみんなありがとう。みんなみんなほんとにありがとう。

ものすごくいい天気....(1070)

2010年03月26日 23時03分25秒 | うべプラネタリアン
所属課の課長が定年退職をするので送別会の日だった。
天体観望会を組んでいたので、ダブルブックになったが、送別会の方に出た。
送別会では一滴も酒を飲まず、観望会に後から駆けつけたが、
時間的に手じまいのタイミングになってしまった。
はないっつぁんが観望会の方を取り仕切ってくれたが、やっぱ私がいない方が
好天になるようだ。まっこと、いい天気だった。
そして、彼は、若い娘さんがの天文同好会への入会がないかなぁと望んでいたが、
それも今宵かなったようだ。
まずは全体うまくいったというわけだ。
ただ、桜花の咲くこの時に、山口では雪が舞ったという。寒いの何の。

市職員の人事異動....(1069)

2010年03月25日 21時46分43秒 | うべプラネタリアン
人事異動なんて、部外者にとっては全くの“ひとごと”。
ただ、嘱託職員でとはいえ、5年も籍をおくと、お世話になった方も多いし、
今後もかなり濃密に関係してゆくとなると、全く知らん顔もできない。
社会教育関係も大幅に人を削ったようだ。
こちら天文関係は、宇部天文同好会が運営を委託される形でつながり、機械や施設は
取りつぶされることはなくなった。
ただ、管理する市側の職員は減るわけだから、任された責任の比重は重くなる。
管理責任の線引きも明解にしておかないといけない。
しかし、どんな問題が起きるかそれすら良くわかっていないので、
市側も我々も初めてのケースとして、なにもかも走り出してから考えてゆくことになる。
いいかげんといえばいいかげん、臨機応変に対処してゆくしかない。


新生宇部天文同好会....(1068)

2010年03月24日 23時46分25秒 | うべプラネタリアン
宇部天文同好会の立ち上げの新メンバーを本日(3/24)一旦とりまとめした。
なんと家族会員のメンバーを個々に足すと80名を越えた。ビックリした。
総会の出席は45名。夕食会は28名の出席。
ネットワークでも呼びかけておいたから、当日飛び込みもあるかもしれず、
いずれにせよいきなり大所帯スタートだ。
まあ、毎回これだけ来るとも思えないから、例会は特別サービスの企画は組まない。
しかし、星好き同好会といっても、熱の温度差はあるわけだから、
同好の士というだけで甘えても居れまい。線の引き場所を探らないといけない。
飽きさせないだけのネタも当然提供せねばなるまいて。
さ、踏ん張ろう。

春雨....(E1011)

2010年03月23日 22時43分07秒 | 水の存在
桜の咲き始めはいつも肌寒くしょぼしょぼと雨が降る。
「ほ、月さま、雨が...」
「春雨じゃ、濡れてまいろう...」
武市(月形)半平太はもてたことになっているが、祇園で浮き名をながすその財源は何だったんだろう。
そもそも彼は京都でそんなに活躍したか。
ま、そんなことはどうでもいいが、この雨のおかげで、桜は満開まで時間稼ぎができるし、
ちょうど4月の始めに一番いい時をもってくることができる。
今年の春は、私にとって、いろいろな意味でエポックメーキングだ。
新生宇部天をなんとかこの一年で軌道に乗せねばならぬ。
そのためには晴男に変身しなければならぬ。
「星さま今宵も好天にて...」といきたいのだ。