うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

ホームズ彗星の行方 14....(220)

2007年11月30日 22時05分46秒 | うべプラネタリアン
今夜(11/30)はすごい星日和だ。
真上(天頂)近くにペルセウス座がかかり、α星アルゲニブを双眼鏡に捉えると
首が痛くなる。
ホームズ彗星はいた!
α星アルゲニブの上にいる。
巨大にふくらんでいる。淡いと言えばまことに頼りない姿になっている。
これでは月明かりの頃は捉えにくかったはずだ。
この段階では、直視しない方がいい。
ちょっと視点をずらして見ると、視野の中でほわぁ~と広がっているのを感じる。
私は、この姿が好きだなぁ。
宇宙に融けてゆく様が切ないではないか。

鏡開き....(219)

2007年11月30日 19時49分04秒 | うべプラネタリアン
「鏡開き」とはいい言葉だ。
星虫は、この言葉を、愛機に初めて星を見せてやるときに使う。
明日夜、いい天気の予報だから、瀬戸さんから譲り受けたミード20を開くつもりだ。
私たちにとって「鏡開き」だ。
会館のミード30より二回り小ぶりな感じだが、かえって扱いやすいようだ。
屈折の20㌢はバカでかくなるが、シュミットカセグレンの20㌢は軽やかなものだ。
結局一番使い勝手がいいだろう、その確信がある。ただ、ちょっと古いかナ。
というわけで、12/1 19:00に永安氏とわたし、宮崎氏(氏には一方的に呼びかけただけだが)、ほかが集まる。
このブログを見て、おもしろそうだし、ヒマだからいってみるかという向きは、
是非是非どうぞとお招き申し上げる。
17Pホームズも、もはや町中ではかなりむつかしいが、郊外に出ると肉眼で見えるというから、
ミード20ならいい像が見えるかもしれない。
火星も、すばるやオリオンM42も楽しみだ。
すばるといえば、数日前、NASAが美しい画像を配信していた。
このブログも毎たび“赤”の画像を並べたから、口直しにそのすばるを拝借。

古都深秋13...(E26-3)

2007年11月29日 21時27分51秒 | 水の存在
奈良ー京都と13枚もの紅葉を見せつけられれば、cosumosuさんとて
いいかげんうんざりだろう。お許しあれ。
ここで一旦終わりにするが、撮った枚数はこんなもんじゃない。
デジカメは「写真を撮る」という感覚ではない。ただの記録だ。
シャッターを押すときの震えるような感覚はすでにない。
写真は、何もかも変わった。“ときのながれ”だ。
第一、構えがまるで写真を撮るスタイルではない。
脇を締めて下からカメラを支え、絞り込むように静かにシャッターを押す、と
教わったのに、今やすべての人がそれとはまるで相反する形で写真を撮っている。
スタイルだけ見ていると、まるで大昔の二眼レフの時代に還ったかのようだ。
ふふっと密かに笑っちゃうね、自他の変化に。

古都深秋6...(E24-3)

2007年11月28日 10時55分51秒 | 水の存在
11月のあとの連休となると、京都は“紅葉狩り”の人でごったがえす。
嵯峨野なんて歩けたものじゃない。
南禅寺や永観堂、東福寺や、高尾など、とてもとても、考えただけでもうんざりだが、
やはり、名所といわれるところはそれなりに、さすが人を集める力があるなぁと思う。
従って、穴場なんて無いと知りつつ、人出にびっくりうんざりしながらも
足を運ぶのである。
そうした中で、ここはちょっといい紅葉に会えた。
かみさんは、高校の修学旅行以来だ、と意外な発見に喜んでいた。