うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

やっと夏休みが終わった...(10195)

2010年08月31日 20時03分28秒 | うべプラネタリアン
やれやれという思いは、学校に通う子を持つ親なら皆さん同じだろう。
だから新学期に向けて8/25以降は、やり残した諸々のことを駆け込みでこなさなければならず、
産みの苦しみである。ガキンチョどもはどこ吹く風と母親のヒステリーをよそに、
しれぇっとしたままいまだ昼寝かプール遊びだ。
この図、我々のガキの頃から変わらないと思っていたら、最近は夏休みの自由研究なんて、
8月に入る前に仕上げてしまうんだってさ。ヤだね。
こちらは、連日プラ投影を一人でこなしたから、疲れ果てたが、やはり、昔日の私のように
駆け込みのファイナルステージで、星の工作を一緒にという、うれしいテキトーな子も居て
それなりに一生懸命大騒ぎをしたものだ。それやこれや抱き込んで、2010の夏休みはゆく。

準天頂測位衛星初号機....(10194)

2010年08月30日 20時28分26秒 | うべプラネタリアン
「じゅんてんちょうそくいえいせいしょごうき」が、『みちびき』正式名称。
なんじゃらほいと思うが、ほぼ天頂に居て位置を測定する人工衛星第一号ってこと。
やっぱようわからんが、GPS衛星を補完する10年単位の寿命を考えた実用衛星らしい。
説明しようとすればするほどこんがらがる。まあ、新しい道しるべの仕事をするもんだろう。
こいつを打ち上げるのが 9/11 20:17~21:16 1時間の幅がある。
例によって種子島宇宙センターからH-ⅡAロケットでリフトオフ。
前回2009.9.18 H-ⅡBでISS補給機HTVを打ち上げたとき、いつでも夢さんは山陽小野田市の
自宅からそれを確認した。
我々はきらら自然観察公園で待ったが、曇って見られなかった。
今回はこれを秋吉から見ようというのだ。何とか晴れて欲しい。
村松星見台長は西岐波の自宅で見るという。その後で秋吉に駆けつけるという。
明らかに私を避けている。新たな子ども達ならだませるが、こう曇天や雨に祟られると、
つきあっちゃおれんぞと、みんな醒めてくる。
それでも、なぁにくそ、星見疫病大明神なんぞに、負けるもんかい。
日本のロケット技術だって、失敗続きだったのが、今や連戦連勝ではないか。
HTVも来年2月に打ち上げられる。チャンスは何度もやってくる。
なお、JAXAではHTVの愛称を9/30締め切りで募集している。誰かチャレンジしたらいかが。

9月主要天文イベント....(10193)

2010年08月29日 08時28分40秒 | うべプラネタリアン
9月の天文イベントは下記の通り
9/11(土)18:30~24:00 初秋秋吉台天体観望会 於:秋吉台(とりあえず長者ヶ森駐車場集合)
           ①種子島の『みちびき』H-ⅡAロケット打ち上げを 秋吉台から見る
           ②月と金星の近接を見る
           ③秋の星空と天の川を楽しむ
9/22(水)18:00~21:00 仲秋の名月観月会 於:会館
           ①Full Moon - Zenzai 提供
9/25(土)19:00~21:00 ほしと音楽の夕べ「十六夜コンサート」於:会館うべプラネタリウム
           ①マンドリンアンサンブル“プチ・エトワール”のみなさん
           ②演奏会の後、望遠鏡で月や木星を観る
ほか定例会など
9/5 12 19 26 (毎日曜日)14:00~15:15 プラネタリウム一般投影 於:会館うべプラネタリウム
9/17(金)18:30~21:00 天文クラブ(4期の最終会) 於:会館うべプラネタリウム
9/18(土)18:00~20:30 移動天文教室 於:阿知須きらら自然観察公園(野鳥公園)管理棟前
9/25(土)19:00~21:30 宇部天文同好会例会 於:会館 *十六夜コンサートと重ねる

このほかにも、好天天体観望会、ハートレー彗星観測会(最終週) など逐次開催 

 

十八夜の月....(10192)

2010年08月28日 22時52分06秒 | うべプラネタリアン
月齢18。ちょっと霞がかかっていたから、添付画像はシャープではないが、
昇ったばかりの今宵(8/28)の月だ。
大きい双眼鏡で見る月は、倍率こそさほど高くはないが、手前の霞を添景にして、
実に立体的でよろしい。
今宵は天文同好会の例会日だったが、集まる人は少なかったので、いろいろなものを楽しんだ。
金星と火星とスピカの作る平べったい三角はなかなか美しかった。
木星の側に天王星も確認できたし、月はおまけだったが、おまけが一番見ごたえがあったかもしれない。

秋の秋吉台天体観望会....(10191)

2010年08月26日 19時52分03秒 | うべプラネタリアン
国定公園秋吉台は「あきよし」という名のとおり、秋がベストシーズンだろう。
ベストシーズンならこそ放っておけない。
9月11日(土)に秋吉台天体観望会を催す。急遽これを決めたのは三つの理由。
その1:その夜20:17~21:16に、GPS衛星『みちびき』を抱いたH-ⅡAロケットが
種子島宇宙センターからリフトオフする。それを北限に近い山口県秋吉台で見よう。
その2:その日夕方、三日月と金星と火星とスピカが ひと団子になる。
この美しい光景を、まだ若いすすきの穂の間に見よう。
その3:南西から天頂をわたり北東に至る天の川銀河は、この時期最高にデラックス。
悠久のカルスト台地に描かれる天上の大河を堪能したい。
ただ、1の理由の実行には、長者ヶ森駐車場は不適だろう。
長者ヶ森を見下ろす背後の山に登ればバッチリ真南が海まで見える(しやあさん実体験ずみ)が、
そこまで車は行かない。かなり山道を歩かねばならん。他の人々を巻き込めないのではないか。
集合場所を「長者ヶ森駐車場」と決めて、三々五々散るか。検討しなければなるまい。
いずれにせよ、残暑厳しい中にもいい秋風の渡る高原で、星夜を楽しみたい。まさに星遊び。

ところで、今宵のISS、いかがでした?
青みの残る夜空にひときわ美しかったね。
雲の白さも目立って、それにも負けぬ明るいISSには声を呑んだよ。
画を撮るのを忘れていた。

ISS 宵に二度見た....(10190)

2010年08月25日 22時18分43秒 | うべプラネタリアン
今宵(8/25)、常盤ふれあいセンターで移動天文教室。
たまたま、19:10にISSは南西から東へ通過、20:48に北極星の下を通過した。
ISSは動きがあるから人を引きつけていい見ものだが、それを二度も見ることができれば
移動教室で最高の観望対象となる。
夏の宵の空はいつも21:00までは雲が張り出すので、今宵もその通りに雲のもやが
流れていたが、早くにISS、金星、満月、木星、締めに二度目のISS、合間には夏の大三角。
見ものふんだん、たてつづけ。
ユイやミク等校区外からの飛び入りもあり、おかげで結構楽しい会となった。

ISS天頂で消える....(10189)

2010年08月24日 21時44分24秒 | うべプラネタリアン
久しぶりに夕方のISSの見時がめぐってきた。
今宵は20:18南西から天頂へ。ベガの先で消えた。
あいにく薄曇りで、月齢14の月もトロンとしていたが、ISSは明るくて、しっかり雲を透して見えた。
金星より光度は高く、-3等級はあった。
空の具合がいまいちだったので、画は撮らなかったが、8/26 19:40にも同じコースを通る
いいチャンスがあるので再挑戦しよう。

夏休み最終盤....(10188)

2010年08月23日 21時17分53秒 | うべプラネタリアン
今頃になると、自由研究をまとめた少年や、これからどうしようという少女がやってくる。
夏休み初め頃より、せっぱ詰まった分だけ真剣の様子。
恒例だが、星形のスパンコールで星座を作るというのは、女の子に人気だ。
銀河を作ろうと企てて、タイチくんはボードとモールを持って帰ったが、
彼はすでに太陽南中時刻の観察を仕上げていて、これは来年に取っておくという。
弟に渡す気はなさそうだ。すでに来年のテーマまでゲットしておけば言うことなし。
子ども達が、お母さんや妹と仲良く作業している様は、いいものだ。
昨今のすさまじいニュースの中で、どれもこれもが壊れかかっているわけではなく、
現実の多くは和気あいあいなのだと、納得させてくれる。心がほっとする。
これからしばらく8/31までこんなことが続く。星仲間のガキンチョども、
今からでも遅くない。一緒に何か仕上げようじゃないか。遠慮なくやって来い。

『みちびき』リフトオフ....(10187)

2010年08月22日 21時06分21秒 | うべプラネタリアン
延期されていた人工衛星『みちぴき』の打ち上げは、9/11(土)20:17~21:16と設定された。
射場は種子島宇宙センターから。ロケットはH-ⅡA。
まだ時刻が固定されていないが、土曜の夜、ちょうどいいタイミングなので、
みんなで見よう。昨年のHTVのリベンジや。
場所?決まってるやんか。阿知須きらら浜野鳥公園ゲート前だ と、言いたいところだが、
場所は、あるいは秋吉台あたりに変更するかもしれない。
というのは、月齢が2と絶好だし、土曜日なので、そのまま天体観望会を続行して
初秋の天の川あたりをとっくり眺めたいではないか。
いや、ぜったいそうなるよ。だったら、宇部や阿知須よりは...というわけだ。
諸氏のご意見聞きたく。
もし、秋吉台だったら、長者ヶ森駐車場ではリフトオフの瞬間は無理だろう。
せめて長者ヶ森を見下ろす展望台か...ロケハンの要あり。

ISS軌道変化....(10186)

2010年08月21日 08時51分01秒 | うべプラネタリアン
ISSは軌道を上げたために、昨日の宇部通過情報はかなり変化している。
勝手にページの内容を替えるより新たなデータを示した方が面白いので、
前掲に添って新情報を記す。
①8/24 20:18 南西→天頂(ベガ付近で消える) 条件◎
②8/25 19:10 さそり・いて横断→(空が明るい)北東 条件△ 
③8/25 20:45 西→北(北斗横断) 条件△
④8/26 19:38 南西→天頂→北東(コースはいい。やや空が明るいか) 条件◎
⑤8/27 20:07 西→北(北斗の下・低すぎる) 条件△
⑥8/28 18:57 金星の南→北東(コースはおもしろいが空が明るい) 条件△
⑦8/29 19:26 北(低すぎる) 条件△
これは、ISSが、8/19にソユーズ帰還(離脱)に備え、「リブースト(軌道上昇)」し、
平均高度が上がったことによる。