うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

おいでませ....(11266)

2011年09月30日 16時30分53秒 | うべプラネタリアン
「おいでませ」は山口弁である。
「いらっしゃいませ」とはちょっと違うニュアンスがあって、なかなかいい方言だ。
記憶がさだかではないが、もともと国体に使ったキャッチフレーズではなく、
山口県キャンペーンに添えられたもので、橋本県政の時の遺産ではないか。
山口弁をこよなく愛した親父の提言だったかもしれない。
“おいでませ、山口国体”が今日開会式。
2サイクル目に入った国体の循環、前回山口国体は東京オリンピックの前の年だった。
昭和天皇の時代。今の天皇陛下は皇太子殿下の時、秋の本国体に先行して開催された
宇部の夏季国体に来山されている。常盤湖に白鳥が定着しつつあるときだ。
その白鳥は今年はいない。
10月1日はどういうわけかさまざまなこと思い出す。時の流れに感慨が深い。

ジュバ星食....(11265)

2011年09月30日 16時30分53秒 | うべプラネタリアン
10/1 18:30 にさそり座δ星ジュバが月齢4の月に隠される。出現は19:40。
ジュバは今夏大増光した星。今でも普通(2.3等)以上の明るさを保っている。
この星食の様子を観察すべく、明日(10/1)18:00から天体観望会を開催する。
その旨本日ネットワークで流してお誘いしておいた。
天気予報は夕方から晴れ。


10月移動天文教室....(11263)

2011年09月28日 22時50分14秒 | うべプラネタリアン
① 10/7 18:30-20:30 神原校区子ども会チャレンジクラブ 於:会館屋上
② 10/8 18:30-20:30 小羽山子ども会 於:小羽山小学校
③ 10/15 18:30-20:30 岬校区子ども委員会 於:岬小学校
④ 10/21 18:30-20:30 東岐波前田自治会 於:前田自治会館

この内問題は②の予定だ。りゅう座流星群の極大とダブった。
が、りゅう座流星群の極大は10/9未明なので、小羽山子ども会をすませてのち、
場所を変えてダブルヘッダーといこう。場所は青年の家広場。時間は21:00より。

超光速 2....(11262)

2011年09月27日 21時53分42秒 | うべプラネタリアン
どうしても光より速い物体のイメージがわかない。
SF小説の分野なら、ワープだのタイムマシンだの超光速に基づいたストーリーが
あるけれど、未だにどうもついて行けない。
科学解説書と空想科学小説の接点では、全ての問題は超光速で解決可能というが、
せせら笑うだけにとどまっていた。
だからこそ、やはりまがまがしい。
光速を超えるものがあると認めるなら、例えば、死後の世界が在ると認めるようなもんじゃん。
死んだらおしまいよ。命はつきるから、新しい命の連鎖が肯定できるってもんだ。
光速という範囲があるから物理学が肯定できるんであって、光速に拘束されるから
3次元のこの世界が納得できてるわけだし...まてよ.....
て、わけで何を言ってるのかわけがわからなくなった。
カオス・混乱・矛盾・意味不明。

『はやぶさ』movie....(11261)

2011年09月26日 21時50分41秒 | うべプラネタリアン
阿知須しぶちょー は、映画版『はやぶさ』の試写会券が当たったので、一緒に見ようと
誘ってくれた。もとより二つ返事でOKだ。
映画の劇場公開は10/1からだが、それに先立つ6日前の本日(9/26)フジグランのシネマスクエア。
『はやぶさ』ファンには堪えられない。終始じんじんで観ていた。
演技オーバーだとか、盛り上がりに乏しいだとか、堅すぎるとか言われるかもしれないが、
私たちにはもう、充分。思いは伝わった。ドキュメンタリーそのものだから、いい。
今後、東映で2月に、松竹で3月に、同じ『はやぶさ』の映画が公開されると聞いたが、
さきがけの本編はスタンダード版ともいうべきか。まっとうな極めてまっとうな作りだ。
天文ファン、空好き人、人工衛星オタク、プラ解説者、宇部天会員..こぞって必見。
本日のスポンサーはKRYと百年住宅だが、開演前に、住宅コマーシャルに挟み込んで、
『はやぶさ』カプセルの宇部公開のお知らせもできた。
観客数も多く、関心の高さも伺える中で、何もかも「やった」ぜ!

超光速....(11260)

2011年09月25日 19時29分57秒 | うべプラネタリアン
光より速いニュートリノ。光より0.0025%速いという。ほんとかいな。
さまざまな誤差を検証し、過去の超新星爆発のニュートリノ到達観測も重ね合わせ、
よほど丹念な追試が必要だろう。
いまはただ、超光速ニュートリノの存在は考えられつつも、相対性理論を根底から
覆す問題だけに、ため息まじりに首をかしげるしかない。
しぃかぁしぃ、物理学といい、天文学といい、おもしれぇのぉぉ...

関東の1週間....(11259)

2011年09月25日 09時32分57秒 | うべプラネタリアン
三鷹・吉川・軽井沢。これらの点を結んで長旅をしてきた。
かみさんはさらに水戸を加わえて大旅。その間に台風15号と重なったので、
それぞれに忘れられない思い出になったが、まあ、くたくた。
帰ってみて宇部の方は何ら問題なかったのでほっとしたが、
動きのつかない首都圏をみるとなんてこったと思う。
暑さ寒さも彼岸まで。秋分の日となると気温がかくっと落ちた。
もう先日の暑さを忘れたようだ。

W.ハーシェル....(11258)

2011年09月17日 23時16分30秒 | うべプラネタリアン
イギリスの音楽家ウィリアム・ハーシェルの趣味は天文学だった。
わけても熱中したのは反射望遠鏡の手作り。もちろんそれは結構なアルバイトにもなった。
1781年3月13日新作の愛機をおうし座に向けていた彼は、偶然見慣れぬ天体を発見。
新彗星と認識してグリニッジ天文台にその旨報告した。追跡観測を続けたところ、
その天体は彗星軌道をとっているとは考えられず、発見後1年経って、彗星ではなく、
まだ知られぬ新惑星だと認められたのだった。新惑星の命名権を得たハーシェルは
それにオリンポスの神々の父の名「ウラノス」をあてた。天王星である。
この大発見でハーシェルは音楽家を止め、天文学一本に絞り、天文学上数々の功績を残し、
天文学者として知られている。実はハーシェルが音楽家が本業だったとは知らなかった。
うといな。作曲もしたのかしら。彼の音楽を聴いてみたいなぁ。
それにしても、
天文学者は変わり者が多い。ケプラーもコペルニクスもティコももちろんガリレオも。
占星術は天文学者の副業だった。占星術は天体の動きの観察から出てきたものだが、
金になったのは星占いの方だった。そちらで稼いだ金で天文学の研究資金に充てた。
だからかなりまがまがしい。変わり者の多いのもうなづける。
ハーシェルなんて実にまっとうだな。

月齢とお天気....(11257)

2011年09月16日 22時14分27秒 | うべプラネタリアン
ぼやきたくもなろうというものだ。
哀しいほどいい天気が続いた今週は、月齢が大きい。
ろくすっぽ星野写真にもならない。ぼつぼつ下弦の月にまわってちょうどいいぞって
ころはお天気が悪い。予報は連日星空指数0だ。
昔日のお天気おじさんの倉島厚さんは、多少荒れた天気が続いても異常気象とは
決して言わなかった。かってあったことですよといつもニコニコ笑っていたが、
昨年、今年の9月の暑さはさすが異常だと言い変えていらっしゃる。
それでも彼岸花の茎はこの季を忘れず頭をもたげている。
暑さは真夏日といいながら クマゼミは8/20を境に鳴かなくなった。
さあて、秋分の日を過ぎると、本格的に『はやぶさ』の段取りだ。
『はやぶさ』は春分の日に来るので、そう、ちょうど半年後だ。